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2009/11/24

円高の影響とドル円、ユーロドルの見通し

不動です。
風邪やインフルエンザが流行していますが、
皆様は大丈夫でしょうか?
小中学校で流行しているようですね。

 さて、今回は自動車の貿易を例にとって
為替と日本経済の影響をを考えてみましょう。
 鉄鉱石の国際価格は1トン当たり70ドル程度です。
鉄鉱石の中の鉄の割合(含有量)は50%位が多いです。
例えば、カナダで鉄鉱石が2トンで
140ドルだったとしてそれを日本に送ったとしますね。
 それを粗鋼という鉄にすると2トンの50%ですから
1トンになりますね。
さらに圧延して自動車に使える薄い鉄板にしたとすると
1トン当たりおおよそ7万円です。この鉄を使って車を
作って90万円になったとします。これをカナダに輸出すると
なれば保険、輸送料などで110万円程度でしょうか?
実際には自動車にはガラスもアルミも使われていますが、
あくまで重さだけに注目すれば殆どが鉄ですね。しかも
鉄を自動車にするには相当な燃料、さまざまな原材料が必要ですが、
それらも輸入しているものがあります。
おおざっぱな計算ですが、カナダは鉄鉱石の輸出で
140ドル(1万2千円相当)が入ってきます。その後、自動車1台に加工して日本から
カナダに車が輸出されるとカナダは対価として100万円前後を支払うことになります。
これらの支払いは米ドルかカナダドルです。カナダドルは米ドルにほぼ
連動しますね。円高になると日本では鉄鉱石を安く買えますが、
それよりも自動車の価格を安くしなければならないですね。
自動車に加工した価格は鉄鉱石よりはるかに大きくなりますので、
日本の輸出産業に対するインパクトは大きいです。
円高になると日本の輸出産業へのダメージが
大きいのはこういうメカニズムです。円高になったら
日本の輸入品は安くなりますが、全体として平均的に観ると
日本経済へのダメージが大きいですね。

 このような貿易の影響を「実需筋」といいまして、取引決算の
ある月末やゴトオ日に実需の影響で為替が動くことがあります。

 実際には銀行間取引やFXの取引は実需と比べ物にならない位大きいので、
為替は私達を含めた投資家の思惑で動いていると言っていいでしょう。

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 ドル円を日足で見るとまだ下向きで
円高方向、しかし値動き(ボラティリティ)は
小さく方向が観てとれます。
今週は動きが少ないか一段の円高と予想しております。

 一方でユーロ/ドルは一旦は1.5という大きな節目で
跳ね返り、ドル高に向かいました。現時点(23日の18時)で
1.498を突破しましたので、1.5への再アタックで
超えるのは近いと観ております。
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