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2009/04/21

1日送れですいません

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     将棋本!メールマガジン(第26号 2009/04/21配信)
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┏━━┓◆◇「将棋本!メールマガジン」は、将棋関連の出版物に関する情報
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┏…■ 目次 ■…┓┣━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━┓
01.新刊情報「棋士 羽生善治」
02.将棋漫画読破録「月下の棋士」
03.大盤解説レポート「名人戦第1局」
04.第36回将棋大賞
05.第67期名人戦順位戦「勝手に都道府県対抗戦」
06.編集後記
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新┃刊┃情┃報┃
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「棋士 羽生善治」B5判/2940円(税込)/弦巻勝・著/双葉社・刊

先頃、将棋大賞の最優秀棋士賞に2年連続で選ばれた羽生名人ですが、
この度、長年将棋界を活写してこられたカメラマン・弦巻氏の手による
「羽生写真集」が発売されました。

内容は、豊富な写真グラビアに加え、羽生名人ロングインタビュー、
作家・渡辺淳一との「鈍感力」対談、作家・団鬼六の入魂のエッセイ、
「ウェブ進化論」梅田望夫の特別寄稿など、が収録されています。

現在、主要書店の将棋コーナーにて平積み展開されています。
是非、手に取って見ていただきたい1冊です。

http://www.futabasha.co.jp/booksdb/book/listview/30000.html
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将┃棋┃漫┃画┃読┃破┃録┃
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「月下の棋士」能条純一・著/小学館ビッグコミックス全32巻

著者の能条氏の絵は独特で、その繊細な線が繰り出す人間の表情が
また何とも言えず特徴的で、盤上で繰り広げられる勝負の世界を
見事に表現しえている感じがあります。

第1巻の初版が平成4年11月1日となっていますから、羽生名人が
20歳そこそこ、タイトル戦線では谷川浩司九段と激しく対局して
いた頃でしょうか?

主人公の氷室将介は、登場時18歳、高知から育ての親である祖父の
元棋士・御神三吉の紹介状を携えて将棋会館に現れます。
千駄ヶ谷の駅から将棋会館までの風景が描かれているあたり、
通いなれた者には何とも言えない感慨があります

この氷室少年は、常にラガーシャツに野球帽という出で立ちで、
漫画なのでキャラクターの記号化のためのアイテムというか…
天衣無縫なキャラなんですが、一応モデルは羽生名人らしいです。

最終巻の「あとがき」にこうあります。

「ごく普通の好青年が、いざ対局が始まると、恐ろしいほどの勝負師に
変貌し、身体全体からオーラを発し、その姿はまばゆいばかりでした。
そのカルチャーショックから、主人公・氷室将介は生まれました」
(つづく)
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大┃盤┃解┃説┃会┃レ┃ポ┃ー┃ト┃・┃名┃人┃戦┃第┃1┃局┃
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第67期名人戦が開幕、羽生善治名人に郷田真隆九段が挑みます。
第1局は、4月9、10日に東京・文京区の椿山荘で行われました。
レポートは、10日、新橋駅前で実施されました大内延介九段と
藤森奈津子女流三段による大盤解説会の模様をお届けします。

解説は、先手▲郷田、後手△羽生の27手目▲6八角から。
藤森「206分の大長考でした。ここは色々と手が考えられるんですか?」
大内「色々考えられるけど、まあ15分位の手ですね」

続いて△4五歩。大内「こうなると一本道です。ある道に進むだけです」

36手目△5三角が封じ手となり、2日目、▲6七金、△3一玉、▲8八玉、
△2二玉、▲4六歩、△9四歩、▲9六歩、△9三香
大内「妙な手ですねェ。私なら8五歩いきますけど。あまり筋がよくない」
藤森「51分考えられたようですが…」
大内「51分?分かりませんねェ」

61手目▲9五歩、△同歩、▲9四歩、△同香、▲8三角、△3八歩
大内「△3八歩、成らせるわけにはいかんけど、△9四香が囮のようで…」
藤森「歩成らせず、▲3八飛でとりました」

74手目△4七馬、▲3六歩、△3五歩、▲同歩、△2三銀、▲9四角成、
△3六歩、▲2六銀、△4六馬、▲1八飛、△2五歩
大内「△4七馬いい位置ですね。▲1八飛が生きてない。
▲9四馬はあれ以上働かない」

94手目△2九馬、▲5八飛、△5二歩、▲7四歩
大内「先手が忙しい。羽生さん優勢か?」
△1九馬、▲4六香、△4四歩、▲7三歩成、△同桂、▲8四馬
△3七歩成、▲7三馬、△4七と
大内「これで指せると見てるんですかねェ、飛車引くかと思ったけど…」
藤森「▲5九飛と飛車引きました」。続いて△3七馬
大内「飛車逃げあっちゃあ、郷田さん難しいので、取り合うかな?」

▲3九飛、△6一歩、大内「そうやるもんですか、逃げないでね…」
▲3七飛、△同と、▲5五桂
大内「郷田さん、勝つのが難しくなってきました」
△7一香、藤森「急に強手連発ですね」、会場から「これが羽生流だよ!」

129手▲3一金、△3二銀、▲同金、△同銀
藤森「残り時間、郷田2分、羽生3分となりました」
大内「凄い終盤になってきましたね。羽生さん、どっかで間違えた?」

▲3一銀、△3三玉、▲5六金
大内「流れは郷田さんの方が良くなった気がしますねェ」
△7二歩、大内「へ?ここは詰めろじゃなのかなぁ」
会場から「狙いは△7六桂?」、大内「そのとーり!」

▲4六金、△7六桂、▲9八玉、△9六香、▲9七歩
大内「せっかく盛り返してたのに、郷田さん何考えてんだろう?
△7四歩の羽生マジックにやられたかな?

△6九飛成、▲4二角成
大内「これは詰まないですねェ、あっけない幕切れですね」

155手目▲5三銀、△3三玉、▲3一龍、△2三玉
158手目で郷田九段が投了。

大内「熱戦譜でしたけど…終盤で郷田さん挽回したので、
どうかなとも思ったんですが…次回は4月22日です」

http://www.faro.co.jp/business/event/090309_meijin.html
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第┃36┃回┃将┃棋┃大┃賞┃
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最優秀棋士賞 :羽生善治名人(2年連続16回目) 
優秀棋士賞 :渡辺 明竜王(3年ぶり2回目) 
敢闘賞:久保利明棋王(初) 
新人賞:佐藤天彦四段(初) 
特別賞:中原 誠十六世名人(初) 
最多対局賞 :久保利明棋王 73対局(初) 
最多勝利賞 :久保利明棋王 49勝(初) 
勝率1位賞 :宮田敦史五段 28勝9敗(0.757)(初) 
連勝賞 :金井恒太四段 11連勝(初) 
最優秀女流棋士賞 :清水市代女流名人・女流王将(2年連続5回目) 
女流棋士賞 :里見香奈倉敷藤花(2年ぶり2回目) 
東京将棋記者会賞 :大内延介九段(初) 
第15回升田幸三賞 :久保利明棋王(初)※棋王戦第2局、11手目▲7五飛 
升田幸三賞特別賞 :該当者なし 
第3回名局賞 :渡辺 明竜王―羽生善治名人 第21期竜王戦七番勝負第七局 
名局賞特別賞(新設):該当者なし 
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第┃67┃期┃順┃位┃戦┃勝┃手┃に┃都┃道┃府┃県┃対┃抗┃戦┃
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┏〜┐
┃1│位 富山県/0.800/2人
┣〜┘
┻
2位   愛知県/0.719/4人
3位   宮崎県/0.700/1人
4位   京都府/0.679/4人
5位   石川県/0.600/1人
     岐阜県/0.600/1人
     香川県/0.600/1人
8位   青森県/0.591/2人
9位   埼玉県/0.588/6人
10位   宮城県/0.563/2人

順位戦参加棋士の出身都道府県別に分け、勝敗をトータルし、勝率を算出し、
勝率順に順位を決定。勝率が同じ場合は人数の多い方を上位とします。

いよいよ名人戦が開幕。本戦の結果も反映させて参りますので、郷田九段の
1敗で、東京都が同率の宮城県、人数優先で10位だったのが、入れ替わる事に。
埼玉県は、羽生名人1勝で勝率を上げ、今後の展開次第では、順位を上げる
可能性もあります。ではまた、乞うご期待!
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編┃集┃後┃記┃
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再開第2号ですが、1日遅れてしまいました。申し訳ございません。

さてしかし、いよいよ名人戦が開幕しました。今日は第2局の1日目です。
第1局は158手の大熱戦でしたので、またもや熱い戦いが繰り広げられる
ことでしょう。

さて、この第2局は何と熊本城で実施されるそうです。
お城の中で対局というのも、実際どんな感じになるのでしょうか?

前夜祭で羽生名人も「色々な所で対局したが、お城は初めてで…」
と述べる一方、「江戸時代は家元制で、名人は1年に1回、将軍の
前で将棋を披露していたので、お城とは縁が深い…」とも語っていました。

あわせて熊本は宮本武蔵終焉の地、そこで名人戦というのもまた
よろしいんではないかと思います。(二)
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