2008/09/01
不倫に依存する人たち:ドンファンタイプ
○○○○○○○○○○★第 23号2008年 9月 1日★○○○○○○○○○○○○ 「夫や妻の不倫:苦しみを乗り越えよう!」 夫や妻の不倫で知った苦しい感情を人生の糧にしませんか? ************************************************************************* 一ヶ月間、お休みをいただいたメルマガ、 本日から再スタートいたします。 お待たせして大変申し訳ございませんでした。 8月は一、二回は配信するつもりだったのですが、 相談活動が非常に忙しい一ヶ月でした。 さて、前号の「性依存症」に引き続き、 不倫する人の特性をお話したいと思います。 今回は「ドンファンタイプ」です。 ドンファンというと男性ですが、 女性性が解放された現代では、 女性ドンファンもいると米国では言われていますが、 日本ではどうでしょうか? ドンファンとして生きていくためには、 経済力がなくては無理なため、 「不倫するキャリア妻」にいるかもしれませんが、 家事も子育ても仕事も頑張る日本女性には あまりいないタイプだと私は思います。 **************************************************************** 何度も結婚や離婚を繰り返し、 その間も不倫を経験する男性を ドンファンタイプといいます。 彼らの特徴は、繰り返す恋愛(結婚)体験を 「自分の人生にとって必要なこと」と 肯定的に受け止めていることです。 不倫も「恋愛」と考え、 「モラルや社会にしばられない行為」と 少しナルシスティックに考えているようです。 また、彼らは「恋愛(不倫)」を否定する意見には 耳を貸さないでしょうし、 「不倫されて傷つく」ことさえ、 「それが人生だよ・・」と、 少々サディスティックに考える傾向があるようです。 なぜサディスティックかというと、 後で説明する「愛情飢餓」により、 「自分は苦労して育った男だ」と、 サディスティックな人生を肯定しているからです。 また、私自身、ドンファン男性を知っていますが、 「この人は冷血動物か?」と思わせる言動をしますが、 「仲間や友人」には優しく、 全人格を「冷たい人」とは言えないのです。 でも、よくよく彼らが友人に優しく接する姿をみると、 「自分への見返りや賞賛」を期待している心理が読み取れるのです。 友人であれば「おだてれば優しい人」として お付き合いできますが、 家族・・・それも妻となると大変な苦労を味わうでしょう。 **************************************************************** 彼らにとっての「恋愛(不倫)」とは? 1.ストレスを解消する手段 2.自分の足りない自我を埋めてくれる手段 1.ストレスを解消する手段としての不倫 前回の性依存との相違点は、 性依存がセックス行為への依存とすると、 ドンファンは恋愛プロセス中に体験する 精神高揚への依存です。 つまり「愛している」とか「貴方がほしい」とか 愛の言葉をかけ続け、 その結果、「女を口説き落とせた!」と 達成感を感じる際の精神的高揚への依存です。 つまり口説き落とせた!という瞬間に 放出される脳内物質によって、 ストレスの発散を経験するのです。 その高揚が忘れられなくて、 何度も恋愛をしたくなることが 恋愛プロセスへの依存です。 この恋愛依存はドンファンならずとも、 独身時代には多くの人が陥る依存行為ですが、 多くの人は結婚と共に落ち着きます。 (事実私もそうでした) ドンファンがドンファンになるには、 もう一つの特徴が必要です。 それが「愛情飢餓」。 2.自分の足りない自我を埋めてくれる手段。 ドンファンタイプの男性は、 育った家庭での「愛情飢餓」という体験が とても強く脳に記憶されているそうです。 「愛情飢餓」とは、 他の兄弟ばかり注目されていた、 両親は無関心だった・・などの経験によって、 自分への愛情を過剰に求める心理です。 これらの経験は 「さみしさ」「くるしさ」「くやしさ」など、 幼少期の記憶として蓄積され、 大人になると、経験の詳細は忘れますが、 その感情に対する記憶はずっと残り続け、 同じ感情を体験することに無意識な恐怖を感じ、 それを相殺するために、 愛情を求めてしまうのです。 「愛されている」ことを実感できずに成長すると、 自己愛の傷ついたコンプレックスの強い大人になります。 「自分は愛されるにふさわしい男なのか?」が 人生のテーマになります。(本人は意識してないでしょうが) でも、幼少期に愛情飢餓を感じた全ての男性が ドンファンになるわけでもないし、 ドンファンになれるわけでもありません。 例えは悪いのですが、 先日のアキバの無差別殺人事件、 加害者男性は容姿や能力にコンプレックスを もっていたようですが、 彼がドンファンになれなかったのは、 やはり容姿や能力が問題だったのでしょう。 つまりドンファンは愛情飢餓でありながら、 「容姿や能力」を兼ね備えている人たちなのです。 彼らは容姿と能力という資源を活用して、 女性からの「愛情」を得るように努力(?)するのです。 つまり、ハンサムで頭がよく、仕事ができ財力があれば、 女性にはもててドンファンになります。 そして「自分は愛されるにふさわしい人間だ」ということを 証明し続けるために 何人もの女性からの愛が必要になるのです。 ドンファンを見ていると、 仕事では非常に有能で、 また容姿を保つ努力もしています。 だからこそ、不倫や恋愛をする「特権」が 自分にはあると思うのでしょう。 (スポーツジムの会員同士の不倫が多いのも うなずけます) 正直、日本は消費社会ですから、 このようなドンファンは「モテおやじ」として 消費のトップリーダーとして君臨しやすいでしょう。 (もちろん、消費のトップリーダー全てが ドンファンではありません。) 私が知っているドンファン男性は 「ナルシストだなぁ」と思いつつも、 男性的魅力があるのも確かです。 しかし、欲しいものが「愛情」だからこそ、 女性を口説き落としたり、 女性からの「愛している。夢中よ」の言葉に 極上の興奮を覚える・・・。 だから付き合う期間が短いのも特徴です。 ドンファンの最終目的はセックスではないから、 セックスをすると 「興奮が冷め、関係に縛られるのが嫌になる」そうです。 単なる不倫好きの中年男性と見分けるのは、 ここがポイントかもしれません。 そして、一つの愛情だけでは、 「すぐお腹がすく」ので、 すぐ次の愛情を探しに出掛けます。 ハンターのような行動パターンですね。 獲物を討ち取る瞬間が楽しくて、 獲得した後は食料にすることもなく、 鉄砲かついで、次の獲物を探しにいく・・・。 だから、妻だけでなく、 不倫相手の女性も傷つけるのも特徴かもしれません。 「奥さんよりも愛している」と 不倫したい相手を口説いていたのに、 口説いた後に、 今度は違うターゲットの女性に 「奥さんより愛していた不倫相手よりも愛している」と 言い始めるのですから・・・。 **************************************************************** またドンファンの結婚生活を大きく二つに分けてみました。 1.離婚と結婚を繰り返すアメリカンタイプ 2.結婚は守り抜く日本タイプ 1.アメリカンタイプ 外資系企業やマスコミに勤める高額納税者で、 このタイプの男性を見てきました。 そもそも結婚は長く一緒にいると お互いの弱点が見えてくるものです。 でも彼らは自分の弱点を配偶者に知られ始めると、 「嫌われる」「どうせ怒るんだろう」「愛してもらえない」と 幼少期の「愛情飢餓」恐怖を思い出します。 その自分の弱点を知られる恐怖を回避するために、 男性特有のプライドの高さで 「捨ててやれ」と離婚のお膳立てとなる不倫を わざとすることで、 「他の人が好きになったから」という理由で 配偶者から去ろうとします。 また「自分から捨ててやった」というプライドが 彼らの自尊心をエンパワーします。 少なくとも「自分の弱点が原因」の離婚ではないと 彼らは必死に取り繕うのです。 財力があれば結婚と離婚を何度も繰り返し、 そして何度も不倫を繰り返しでしょう。 しかしこのような豪快なドンファンは、 億万長者の多い米国には多いでしょうが、 日本はまだ少ないと思います。 2.日本タイプ 日本のドンファンは不倫をしながらも、 「家庭を壊すこと」に恐怖を感じている人です。 社会での「父や夫のイメージ」に固執するからです。 (日本社会は家庭ある男性の信用度は高いですからね。) 彼らの特徴はとても妻には優しいことです。 自分の弱点をカバーするには 「とりあえず優しくしておけば、女(妻)は喜ぶ」と、 本気で言っていたドンファンがいました。 そして、不倫が発覚すると、 男の強いパワーで押さえ込もうとします。 離婚を「男の恥」と思っていて、 「妻を黙らせられない男は仕事もできない」と、 不倫発覚後は 彼らは「夫婦再生」ではなく、 「結婚の継続」にそれなりに真剣になります。 そして、長年連れ添った妻への情を持ちつつも、 また「妻に問題はないが、 ハンティングはやめられない」と、 ホトボリが冷めるとまた恋愛(不倫)を繰り返します。 彼らを見ていて私が切なくなるのは、 「弱点」を知られたくないがために、 「夫」という役割に固執し、 人間として「妻」と向き合えないことです。 つまり、妻も一人の人間として見られず、 彼らは「夫と妻」という会話以上の会話ができません。 夫としては優しいだろうけども、 人間として何を考えているかわからない・・・と ドンファンを見ていて感じます。 「どうして妻を向き合えないのですか?」と聞くと、 「本当の自分を知ったら捨てられるから」とポツリ。 同情することで出来ませんでしたが、 心の闇の深淵をみたような悲しい気がしました。 **************************************************************** 自分の夫はドンファン?と思い当たったら、 まず夫の幼少期を遡るのも、 心を軽くする手段だと思います。 いずれにしろ、ドンファンが恋愛(不倫)をするのは、 彼らの問題であり、 あなたの責任ではないことを知ってください。 本人の問題意識がないかぎり、 ドンファンが恋愛を断絶するのは 非常に難しいことです。 本人が恋愛依存を悩み、 一人の女性と安定した愛情を築きたいと望めば、 長期的な専門的治療サポートによって その行為を止めることは可能でしょう。 アメリカには「恋愛依存治療」の専門家はいます。 しかし、日本ではドンファン男性が自分の行為に 「問題意識」を持つのか?は疑問です。 夫がドンファンであることがわかったら? 私は出来る限りドンファン夫を理解してから、 自分の人生の選択を重ねることを お奨めしたいと思います。 ドンファン男と結婚している女性を知っていますが、 彼女を支えているのは、 「彼の愛情飢餓を理解しているのは自分しかいない」 というプライドです。 夫は「自分を一人の人間として 理解しているのは妻しかいない」と言っているようです。 ドンファンであれ、 妻と恋人のバランスが上手く保てる人は 夫婦関係もそれなりに安定しているようです。 なんたってドンファンには「頭がいい人」が多いですからね。 でも、ドンファン君をみていると いつも心が忙しなく安定していません。 「飢え」が衝動的な恋愛(不倫)に駆り立てるのですから、 いつだって飢えている彼らは悲しい男です。 最後に思い出しましたが、 そういえば日本には ドンファンのスーパースターがいましたね。 源氏の君。彼の最期は幸せだったのでしょうか? 私には不幸にみえたのですが・・・。 ★★★★★★編集者からの注意★★★★★ このメルマガの記事を複製や無断使用 することは禁止しております。 資料を作成するためには膨大な資料を購入し、 時間もかけております。どうかご協力のほど 宜しくお願いいたします。 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ ■ 発行者: 岡島さえこ ■ 連絡先 rsp@recovering-support.com ■ メールマガジン登録/解除: ■ http://www.mag2.com/m/0000258277.htm ■ サイト http://recovering-support.com ■ ブログ http://blog.recovering-support.com ■注意・お知らせ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ ・このメルマガは「治療」を目的にはしておりません。 精神的疾患などで苦しい方は、専門的な治療を受けるようお願いします。 ・当メルマガに掲載されている文章の無断転載・転用を禁止します。 Copyright (C) 2007 エココンシェルジェ・オフィス All Rights Reserved.


