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2008/03/14

不倫発覚直後:不倫相手への対応

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*********************************** 第5号2008年3月14日*****************


「夫や妻の不倫:苦しみを乗り越えよう!」
                   
      夫や妻の不倫で知った苦しい感情を人生の糧にしませんか?
   
************************************************************************* 
今回は、「発覚直後:不倫相手への対応」です。
3号4号と「自分のせいにしない、不倫した配偶者のせいにしない」
をお伝えしましたが、
今回は発覚直後の最終回として、「不倫相手」を取り上げます。

不倫相手に直接会って話したいと思う人と、
まったく会いたくないと思う人と
その両方を揺れ動く人と、
不倫相手に対する反応は人それぞれでしょう。

しかし、不倫相手に対する「怒り」と「好奇心」は、
不倫された私たちに共通する感情です。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――


★なぜ「不倫相手」一人の責任にしてはならないか。

不倫相手にその責任を見出すことは、
それも「木を見て森を見ず」です。

発覚直後は不倫相手に全ての怒りを向ける人もいますが、
「不倫の全体像を正確につかめなくなる」ため、
それは非常に危険なことです。

たとえ「不倫相手に誘惑されたから」と
  不倫の原因を夫(妻)に説明され、
    それが事実であっても、
不倫要因の「氷山の一角」に過ぎません。

(あるアメリカ人は、「不倫相手の誘惑」は
「カクテル飾りのチェリー」だと。
誘惑がなくても不倫をするけど、誘惑があれば言い訳ができる
・・・ということかなぁ?)

配偶者への信頼を早く回復させたいと焦る人に、
「不倫相手に全責任をかぶせる」傾向が強いそうですが、
Vaughan女史は
  「不倫相手の特性を知るよりも、
   不倫に至った状況や背景の要因を知る事のほうが、
   不倫問題を解決するには重要だ」
と述べています。

不倫相手の人格が不倫の元凶なのではなく、
  不倫以前に配偶者と不倫相手に
  「親密な関係を築くプロセス」があったことが
不倫の背景にある一番大きな要因だということでしょう。

多くの不倫は
  「同僚」や
  「同じ趣味や義務を共有する人」のなかで起こります。
親密な関係を育てる場があることで、
(仕事のプロジェクトや発表会など)
同じ悩みや感情を共有できるプロセスが
  不倫の始まりになるのです。

Vaughan女史は、
それこそが不倫の真の要因の一つだと述べています。

(私はこのプロセスを映画「リトルチルドレン」を見て実感できました。)

そのプロセスは家庭外で発生する場であるからこそ、
 魅力あるものに思えてしまうのです。
ですから、「不倫相手が魅力的だった」と夫(妻)に言われても、
 「親密な関係を築けたプロセスに惹かれた」のが実情でしょう。

発覚直後は不倫した夫(妻)こそ冷静ではないのですから、
  「不倫相手の人格や行為」を持ち出して不倫の原因を言ったとしても、
    そこは冷静に聞き分けましょう。





★発覚直後に不倫相手には極力会わない。

不倫相手に直接会って、
 「夫(妻)と別れてほしい」とお願いするとか、
 「貴方のせいで結婚生活が崩壊した」と非難するのは、
多くのカウンセラーがお勧めしていません。

その感情は当然であるし、
  理解はできますが、
    行動に移せば、
後々に後悔することのほうが多いようです。

特に発覚直後の怒りの感情で不倫相手に会うことは避けましょう。

理由は、

1.不倫相手、そして不倫した配偶者に、貴方の印象が悪くなります。
    特に直接非難することは、
     自らの品位を下げる行為として、
      周囲によい印象を与えません。
    離婚が決定的であっても、
     感情に流された言葉を他者にいうことは、
      自分の品位を下げるだけです。

2.「別れて欲しい」という「お願い」は自尊心を傷つけます。
    痛々しいほどの気持ちは理解できますが、
      「お願い」する自尊心を投げ打つ行為は、
        その時は満足できても、
    後々の人生に影響が出る可能性があります。

3.「お願い」も「非難」も発覚直後の不倫相手の気持ちには届きません。 
    不倫相手も自分を立て直すことに
     必死である場合が多いものです。
    聞いたふりをしているだけで、
     頭が真っ白という場合も多くあり、
      「怖かった」
      「辛かった」というイメージしか残らないようです。

4.「家庭が悪い」という思い込みが強いのが不倫相手。
    それは、多くの「不倫した既婚者」が不倫相手に
    「夫(妻)とはうまくいってない」
    「セックスレスだから」
    「子供がなつかない」など 
   不倫相手を安心させる話をする傾向があるからです。
   真実も嘘もあるでしょうが、
    不倫相手は「不倫の正当性」を信じるためにも、
     これらの言葉を過剰防衛気味に
      信じこもう、としています。
   冷静にみるべきは、
    その事実が真実かどうかではなく、
     不倫相手がその事柄を
   「必死に信じよう」としている姿でしょう。
   いずれにしろ、不倫相手も感情にながされて
    一時的に冷静な判断能力を失っているため、
    貴方の言い分に耳を傾けられないでしょう。
   こうなったら益々貴方の怒りが募ってマイナスなだけです。

貴方の「不倫相手」対する怒りは
 感じて自然な感情です。
しかし、自然な感情だからこそ
 「怒って当然」という態度で
  発覚直後の怒りの感情にまかせて相手と会うことは、
かえって問題をこじれさせます。
発覚直後は不倫相手とは接触しない!
これは貴方のための選択です。

★冷静になってから「不倫相手」と会うことは?

発覚直後の混乱期間を乗り越え
 冷静になってからの不倫相手との面会は
  マイナスなのか?
というと、そうでもなくプラスもあるのです。

それは、怒りが落ち着くと
 「モンスターのような人だと想像していたら、まともないい人だった。」
 「反省している姿をみて、同性として同情をした」など、
相手を冷静に観察できる余裕が生まれるからです。

面会が成功した裏には
 「夫(妻)としての勝ち誇った感情」ではなく、
  冷静な観察に基づいた「同性としての共感」があります。

また「反省して弱々しい態度」の不倫相手を
 「許す」気持ちになることは、
  プライドを回復するチャンスにつながりますし、
不倫相手が「自分よりも優れた絶世の美女(ハンサム)」ではなく、
  同じ平均的な人間であることを知るのは、
   膨らんだ妄想の終結につながります。

また、不倫相手が思ったとおりの「モラルなき怪物」だったならば、
 人として自分が劣っていないことを
  確認できるチャンスです。
ただし、あくまでも冷静になってから!
 「どうしても会ってみたい」という気持ちがある場合のみです。
 無理に会う必要は全くありません。

★最後に
精神分析的な余談ですが、
不倫相手への感情は、
自分の潜在的な暴力性に気がつく機会でもあります。

ただ、その暴力性は
 人類なら誰もがもつ本能のようなもの。
発覚直後に「不倫相手が死ねばいい」
 と想像してしまっても、
愛する人に裏切られた時であれば、
 それは当然の心理的反応です。
冷静になれば必ず、
 貴方が社会で育んだ理性と知恵が、
 その「怒り」の感情を静めるはずです。
自分を信じてください。

Peggy Vaughan "The Monogamy Myth" (Newmarket Press)
Richard Alan `First Aid for the betrayed'(Trafford Publishing)
キャロル・ボドウィン 「あなたの彼も浮気している」同朋舎出版
夫の恋を許せますか?武石晃一(河出書房新社)



-------編集後記------------------------------------------------------------

どうでしたでしょうか?不倫相手のこと。
私自身の経験がベースになるので、
こんな違うことがあるよ!なんていう経験談があれば
是非教えてください。info@recovering-support.com

一般的なノウハうより、
本当の人生は「ノウハウより奇なり」ですよね。

私も「いつか会ったらひっぱたいてやりたい」と
思うこともありますが、
結構あったら大人のふりをするのでしょうね。
それでいいのだと思います。
同じ不倫された経験を持つ同志で、
「ひっぱたいてやりたいよね〜」と盛り上がって終わるのが一番です。
だから「不倫された同志」のツナガリが必要なのだと思ってます。
一人で考えると、どうしても割り切れなくなりますからね。
ボランティア自助ミーティング開催中です。
詳しくはウェブ
http://recovering-support.com/content/ban_network.html
BAN東京ををみてください。


――★次回予告★―――――――――――――――――――――――――――――

不倫の責任を、自分、不倫した配偶者、不倫相手
誰か一人にかぶせることは
一見簡単で楽でしょうが、
根本的に存在していた不倫の背景の問題
(結婚生活の問題、夫婦の相性、価値観の相違)
などの解決を先送りするだけです。

次回からは、その「不倫の背景を探る」です。
発行は毎週金曜日を予定しています。


_____________________________________

「不倫された」人に特化したカウンセリングをしています。
無料グループミーティングも関東地方で実施中!
詳細は公式サイトをご覧ください。(http://recovering-support.com
ブログもあります。http://blog.recovering-support.com

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■ 発行者: 岡島さえこ
■ 連絡先  info@recovering-support.com
       または、eco_concierge@yahoo.co.jp
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