2008/04/23
【世界遺産の歴史】No.66 アルコバサの修道院
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <<世界遺産の歴史>>No.66 ------------------------------------------------------------------------ 平成20年 2008/04/22(火) by 美海 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「世界遺産の歴史」を読んでいただいて、ありがとうございます。 世界遺産には、以下の4つがあります。 1【文化遺産】⇒すぐれた普遍的価値をもつ「建築物」や「遺跡」など。 ********** ****** 2【自然遺産】⇒鑑賞・学術・保存上顕著な普遍的価値を有している 「地形や生物、景観」などを含む地域。 ******************** 3【複合遺産】⇒「文化と自然の両方」の要素を兼ね備えたもの ******************** 4【危機遺産】⇒後世に残すことが難しくなっているもの。 ************************************** 世界遺産からは、先人の成功と失敗、守り伝えてきたものが 見えてきます。 それは今、代を預かり次に渡そうとしている私達が どう生きるべきかを問いかけてきます。 今回は、「アルコバサの修道院」です。 ◆━━━━━━━━━┓------------------------------------------ ┃アルコバサの修道院┃基本データ ┗━━━━━━━━━◆------------------------------------------ 国名:ポルトガル共和国 所在地:レイリア行政区 登録年月日:1989年 遺産種別:文化遺産 ◆━┓--------------------------------------------------- ┃1┃アルコバサの修道院とは? ┗━◆--------------------------------------------------- アルコバサの修道院とは、正式名サンタ・マリア・デ・アルコバサ修道院 といいます。 ポルトガルが独立、王室が誕生し、1139年アフォンソ・エンリケスが国王に 即位し、国土回復戦争を十字軍と修道会(シトー会)に置くことにしました。 12世紀末、完成した修道院はゴシック様式で階段がアーチで飾られ、 聖堂、5つの回廊、7つの寮、宿泊所、台所、食堂などがありました。 ◆━┓--------------------------------------------------- ┃2┃「涙の館」事件 ┗━◆--------------------------------------------------- 14世紀半ば、ポルトガル国王アフォンソ4世は、 カスティーリャ王国(後のスペイン王国)コンスタンサと息子のペドロが 結婚することを望みました。 しかし、ペドロはコンスタンサについて来た女官イネス・デ・カストロと 両想いになりました。 ペドロは国王の意思に従ってコンスタンサと結婚しましたが、 コンスタンサは若くして亡くなります。 やがて、ペドロとイネスは子をなしましたが、国王は暗殺者を使って イネスと子を殺害しました。 この事件が起こった建物は「涙の館」と言われています。 ペドロが王位を継いでペドロ1世になると、妻の亡骸を掘り起こし 王妃の戴冠式した後、 アルコバサの修道院で緻密な彫刻が施された棺に入れました。 わずか10年後、ペドロ1世も亡くなり、 イネスの棺とペドロの棺は並べて安置されました。 二人が目覚めた時、お互いの顔が見れるように。 ◆━┓--------------------------------------------------- ┃3┃アルコバサの修道院の感想 ┗━◆--------------------------------------------------- ペドロもイネスもコンスタンサも、辛い人生でしたね。 生きるって、こんなに辛いのかなぁ。 現代、離婚率は年間約40%に届こうとしています。 何にでも失敗は許されるように、結婚も失敗が許されるようになりました。 正直に生きられるようになった時代の裏に、こんな昔の人の犠牲があったことを 忘れないようにしようと思います。 アルコバサの修道院の画像へのリンクです(世界遺産の歴史 ブログ版) http://free-plus.net/article/94324192.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『世界遺産の歴史』 発行者:美海 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ▽解除・登録はコチラ → http://archive.mag2.com/0000258268/index.html ▽バックナンバーが探しやすい、ブログ版世界遺産の歴史 → http://free-plus.net/ ☆__________________________________☆ ∵☆∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵☆∵


