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2009/09/01

おもしろ歳時記Vol.37【9/9重陽の日・9/12マラソンの日】

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      知 っ て 役 立 つ  お も し ろ 歳 時 記
       ― この日 何の日 気になる日♪ ―

 平成21年 9月 1日
         明成社「おも歳」編集部 
                 http://www.meiseisha.com/


◇─────────────────────────────◇

【1】この日何の日?
   
      9月9日   重陽の節句
      9月12日 マラソンの日
 
【2】記紀万葉の歌  
   
       (15) 神武天皇の崩後

       
【3】こだわり図書紹介
   
   「日本を語る34人」  日本の息吹編集部/編

      
―――――――――――――――――――――――――――――

【1】 この日何の日?    9月9日   重陽の節句
                         9月12日 マラソンの日

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9月9日 重陽の節句
 
節供は、植物の名で呼ばれることがあります。
 3月3日は桃、5月5日は菖蒲、9月9日は菊です。
 
もともと五節句は、中国の重日思想に由来する祭日です。
重日とは、月の数と日の数が同じ数字となる日で、
特別の日と考えられてきました。
 
また、中国の陰陽説によると、奇数は陽の数、偶数は陰の数で、
一桁の奇数で一番大きな数である9は、
陽の極まった数とされてきました。

9月9日は、この、陽の極まった数である9が、月と日に付く
重日ということで、重陽となったといわれます。

新暦の9月9日は、初秋の頃となるのですが、
旧暦の日付ではこれは晩秋に当たります。
現在の9月9日頃には、まだ菊の花は、小さなつぼみでしか
ありませんが、旧暦では、菊の見頃だったのです。

重陽の節供は、自分や家族の長寿と一家の繁栄を祈る行事です。
中国では、家族や友人などと連れだって、
近隣の小高い丘に登ったりします。

重陽が日本へ伝来したのは、平安時代の初期で、
以降宮中行事として貴族の間で行われてきました。
当時は中国から伝来したばかりの珍しい花だった菊を眺めながら
「観菊の宴」を開き、詩歌など読み、長寿を祈ったと言われます。

時代が下るに従って、当初は貴族社会のみの行事だった重陽が
貴族から武士、そして庶民へと徐々に広がっていきました。
江戸時代までは五節供の最後を締めくくる節供として
最も盛んだったとも言われています。
この日の宴会には菊の花を浸した「菊酒」を飲み交わし、
庶民は栗御飯などを炊いて祝ったそうです。

また、昔の人にとって重陽の節供は、衣替えの日でもありました。
この日を境に衣類に綿などを入れ、冬衣に変えたのだそうです。

 
9月12日 マラソンの日

紀元前450年、ペルシャの大軍が、アテネを襲いました。
ペルシャ軍はマラトンに上陸し、これをアテネが撃退したのです。
この戦いで伝令となったフェイディピデスという兵士が、
アテネの城門まで走りついて勝利を告げたまま
絶命したといわれる日が9月12日です。

1896(明治30)年、アテネで、
第1回オリンピックが開かれるに当たり、
この故事をしのんでマラトンからアテネ競技場までの競争が
行われたのが、はじめてのマラソンとなりました。

現在のフルマラソンの走行距離は42.195キロですが、
第1回アテネオリンピックでは、
ちょうど40キロで競技されました。
プラス0.195キロとなったのは、
1908年のロンドンオリンピックの時です。

そのきっかけとなったのは、イギリスの王妃アレクサンドラが、
「ゴール地点はわたしの座る席の前まで」と言ったことでした。
王妃の席の前までの距離が42.195キロだったそうです。

さて、先日の世界陸上での女子マラソンでは、
尾崎好美選手が銀メダルを獲得しましたが、
近年、日本の女子選手の活躍が目立っています。
また、東京マラソンの影響もあってか、
日本でもマラソン人口は急増しています。


――――――――――――――――――――――――――――――

【2】記紀万葉の歌    (15) 神武天皇の崩後

――――――――――――――――――――――――――――――

母イスケヨリ姫の歌によって難を逃れた
三人の御子は、自分たちの身を守るため、命を狙うタギシミミ命
への反撃を企てた。

そして末の弟のカムヌナカハミミノ命が
兄のカムヰミミノ命に
「さあ兄さん、あなたが武器を
とって押し入り、タギシミミを討ってください」
と、このように言った。
そこで兄は武器を取って押し入ったが、手足がわなわなと震えて、
動くことが出来なかった。

これを見て弟のカムヌナカハミミノ命は兄君の手にした武器を
貰い受けると
中へ押し入って、タギシミミ命を討ち取った。

このことがあったので、兄は弟のカムヌナカハミミノ命に天皇の
位を譲って、次のように言った。

「吾は仇を得殺せず。汝命既に得殺せたまひぬ。
故吾は兄なれども、上と為るべからず。
是を以て汝命上と為して、天下治しめせ。
僕は、汝が命を扶けて忌人と為りて仕え奉らむ」
           
                      「古事記」中巻 神武天皇の崩後

《私は敵を討つことが出来なかった。しかるにお前の方は
見事に討つことが出来た。だから私が年上だからといって
万民の上に立つことは宜しくないと思う。この上は、お前が
天皇の位に即いて天下を治めてくれ。私はお前を助けて
神事をつかさどる忌人となって仕えよう》

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【3】こだわり図書紹介
                      
           「日本を語る34人」     
                                    日本の息吹編集部/編

――――――――――――――――――――――――――――――
 
今日本では環境問題への取り組みが積極的に行われています。
エコバックを始め、エコに関わる様々な商品が生まれ、
エコポイントなどを取り入れた商品も多くあり、
今や「エコ」という言葉は日本中に溢れています。
 
しかし、その一方でエコロジーの本質ともいえる
「物を大切に大事に使う」という精神は希薄に
なっているように感じます。
かつて法隆寺宮大工棟梁であった西岡常一氏は、
『日本の心を語る34人』の中で次のように語っています。

日本人が木に託した気持ちはどんなものだったのでしょうか?
という問いに対し、

神様やな。木霊といいますわな、昔から。木霊―木の魂。
木には代々、木霊が伝わっいるということです。
木には魂があるんやから、そのために神様として仰いできた。
《中略》そういう信仰が生き続けていれば、
環境問題などは解決できるはずです。

西岡氏は檜に向かう時、
「『木の命を殺すようなことはいたしません』
と一心に拝んで、それからノミ、カンナをあてるんです。」
とも言われています。

エコを考え、地球の為に行動する事は素晴らしいことだと思います。
しかし、エコと言いつつも一方では、物が壊れれば修理することも
せず、次々に新しいものに買い換えて
使い捨てる現代の風潮があります。
恥ずかしながら、私にもそのような一面があります。

西岡氏は檜に向かうとき、一心に拝むと言われていましたが、
そのような気持ちが私達に少しでもあれば、地球環境は根本から
良くなっていくようにも思えます。

今回ご紹介した「日本の心を語る34人」では、
西岡氏の他にも腕を磨き、技を極めた、
各界のプロフェッショナルが熱く日本を語っています。
是非とも読んで頂きたい一冊です。

「日本を語る34人」     
                       日本の息吹編集部/編
http://www.meiseisha.com/katarogu/kokoro/kokoro.htm

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  ≪おもしろ歳時記≫ 編集人 ミケねこ     

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 (・×・)  季節の変わり目は風邪をひきやすいので気をつけま
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