2008/03/01
まぐまぐメンタルサポート
---------------------------------------------------- ☆★☆ まぐまぐメンタルサポート ------------------------------------------------第4号 こんにちは、黒男です。いかがお過ごしですか。 今日は、不眠症についてのお話です。不眠の訴えは、近年 では日本の成人人口の20%以上とされています。そこで、 超短時間作用型に属するマイスリー(ゾルピデム)という 睡眠薬を紹介します。 ----------------------------------------------------- 不眠の臨床症状 ----------------------------------------------------- 1.入眠障害 就床後、入眠するまでに時間がかかり、寝つきが悪くな るもので、不眠の訴えの中では一番多い。本人が苦痛を 感じている場合、入眠障害と判断される。 超短時間型(アモバン、マイスリー等)や短時間型(レ ンドルミン、デパス等)の睡眠薬を選ぶ。 2.中途覚醒 入眠後、翌朝起床するまでに何度も目が覚める状態。た だし、加齢に伴い中途覚醒の頻度が高くなるため、高齢 者では必ずしも病的とは言えない。 中時間型の睡眠薬(サイレース、ユーロジン等)を選ぶ。 3.早朝覚醒 通常予定されている起床時間の2時間以上前に覚醒して しまい、その後再入眠のできない状態。加齢に伴って増 加する。 長時間型の睡眠薬(ドラール等)を選ぶ。 4.熟眠障害 睡眠時間は十分であるにもかかわらず、深く眠った感覚が 得れない状態。 うつ病による熟眠障害の場合、抗うつ薬を選ぶ。 その場合、私はよくレスリン(トラゾドン)を処方します。 ----------------------------------------------------- マイスリー(ゾルピデム) ----------------------------------------------------- 比較的新しい睡眠薬で、超短時間型の睡眠薬に属します。 ベンゾジアゼピン受容体のω2という筋弛緩(筋肉の収縮 )作用に深く関わっている受容体には作用せず、ω1とい う催眠鎮静作用のみに選択的に作用する優秀な睡眠薬です 。よって、ふらつきなどが生じにくいと言われております 。内服後、30分後から効果が現れ、3時間後には効果が 失せます。ただしこの時間はだいたいの数字であり、個人 差がかなりありますので注意が必要です。ハルシオンで有 名な健忘等も生じることもありますが、副作用の程度は判 然としません。ここまでお読みになり、「いい薬」だと思 われたかもしれませんが、マイスリーは、統合失調症や躁 うつ病の不眠には保険適応がありません。 ----------------------------------------------------- 編集後記 ----------------------------------------------------- いかがでしたか。今日はうつ病でも見られる不眠症のお話 でした。因みに、私も入眠障害があったり中途覚醒したり しております。そこで、飲酒をしたりしていますが、これ は大きな過ちです。アルコールは睡眠導入には効果があり ますが、睡眠の後半では逆に睡眠の質を低下させ、更には 利尿効果もあることから、中途覚醒・早朝覚醒の原因とな り、かえって睡眠障害を引き起こします。 それでは。 ☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆ 発行人 : 西間 黒男(にしはざま くろお) E-mail : hazamapsy@yahoo.co.jp URL : http://hazamapsy.blog5.fc2.com/ 登録・解約 : http://www.mag2.com/m/0000257600.html ☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆ ◎健康情報に関するメールマガジンですが、当メールマガジ ンは医師の診察の代わりになるものでは決してなく、気に なる症状がございましたら、専門の医師の診察を受けられ るようお願いいたします。


