2009/10/30
広めようオバマジョリティー音頭
歌い踊られる「音頭」は日本全国どこにでもある。もともと雅楽や声明、日本民謡での主演者や主唱者のことをいっていたが(「頭取」の語源)、 民謡の掛け合い形式の楽曲を音頭と呼ぶようになった。 親しまれている多くは昭和初期から戦後、地域の伝承を盛り込んだレコードが流布したもの。 広島では「広島音頭」「呉音頭」「尾道音頭」など。最近はフォークやポップス、ロック調のリズムで、若者が踊れる曲が多い。 広島F・Fはパレードに「広島音頭」をアレンジしたよさこいバージョンを取り入れている。 詞もさまざまだ。 テレビや漫画の主人公、地域や観光振興のためのイメージキャラクター、特産物、さらに高齢者のための健康をテーマにしたものなど、時代を反映。 中には「振り込め詐欺防止音頭」やエコバッグ「袋音頭」から「ゆるキャラ音頭」(橋幸夫歌)「地デジ元気音頭」(北島三郎歌) 東国原宮崎県知事作詞「宮崎てげてげ音頭」まである。 そんな中、今年8月、広島県民謡・踊協会が制作した「オバマジョリティー音頭」が発表された。オバマ米大統領の核廃絶構想を、 世界の多数派(マジョリティー)にしようと、秋葉広島市長が名付けた造語を音頭にした。 秋葉広島市長は3100を超える世界の都市が加盟する平和市長会議の会長を務め、2020年までに核廃絶を目指している。 ハー ヒロシマ ナガサキ陽が昇る みんなの心に希望のあかり たゆまず届いた折り鶴に こめたる祈りは明るいみらい こころ和やかほほえみを 願う世界のマジョリティー オバマジョリティー シャンシャン シャンときてマジョリティー 軽快なリズムに踊りが付いた、子供でも歌い踊れる曲だ。昭和22年新憲法施行時に普及会が「憲法音頭」を発表したが、 日本と米国の政治情勢が変化し、苦しい生活環境にあった国民には受け入れられなかった。 今は世界的に核廃絶の機運が盛り上がっている。「オバマジョリティー音頭」が普及し、核廃絶の波をもっとつくってほしい。 上村和博


