2012/02/15
レフティやすおの楽しい読書 120215(No.75)「本選び(選書)の方法IV」
☆★彡 クイズ・たのどく・ドン! ★☆彡 ~第3回~【正解発表】 正解は【サン=テグジュぺリ/作『星の王子さま』】でした。 ・『星の王子さま』サン=テグジュぺリ/作 内藤濯/訳 岩波少年文庫 新版 2000.6.16 http://www.amazon.co.jp/dp/4001140012/ref=nosim/?tag=hidarikikidei-22 ◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇ ------------------------------------------------------------ 2012(平成24)年2月15日号(No.75)-120215- 私の読書論-27-初心者のための読書の仕方を考える(12) 最初の一冊の選び方(9) 本選び(選書)の方法 IV 直接法(1) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ● 初心者のための読書の仕方を考える(12) 最初の一冊の選び方(9) 本選び(選書)の方法 IV 直接法(1)外見 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 前回は、本選びには、直接法と間接法があること、 そして、両方に共通する本の情報として 一番の基礎とも言うべき 「書名・著者名・出版社名から何がわかるか?」 について書きました。 今回は、いよいよ本選びの【直接法】から入りましょう。 _/_/_/ 本選び(選書)の方法 直接法(1)外見 _/_/_/ ◆背/表紙を読むだけでも立派な読書◆ まずは、直接法からアウトラインを見てゆきましょう。 現物である本(書籍)から、その本の情報を読みとるには、 まず、外から見ます。 (まあ、透視術でも身に付けていない限り、 いきなり中は見えませんけれど…。) 書名や著者名等いくつかの情報が得られます。 前回も書きましたが、 これを読むだけでも、立派な「読書」と言えなくもないのです。 本の厚さや重さは、その作品の量的なスケールに通じます。 コンパクトにまとめれば、小著となり、 緻密かつ重厚に網羅すれば、大著になるものです。 センスのいい装丁は、内容も素敵!(なはずです。) ・・・ (どなたもご存知のこととは思いますが、改めて説明します。) 本の外見は、【表紙】【背表紙】【裏表紙】からなっています。 (正確に言いますと、他に、 厚みに当たる部分の「背表紙」以外の三方 ―「小口(こぐち)」と呼ばれる、 切り離された紙の束の部分があります。) 今では、 本の本体に「カバー」をかけるのが一般的になっています。 これが一番外側の「表紙」になっています。 元々カバーは、本体を覆い、 汚れや傷みを避けるために設けられたものでした。 現在のような表紙代わりの「カバー」は、 本体である本自体の中に定価を表示せず、 値段改訂をしやすくするために始められたもの と言われています。 その後、その都度時代に合わせたものに換えやすく、 読者の目を引くため、という理由も加わっているようです。 そのカバーは、下の本自体の表紙と同一の場合と、 異なる場合があります。 後者は、先に挙げた時代に合わせてかえる等の理由からです。 【背表紙】― 本が棚にさしてある場合(「棚差し」と呼ぶ)、 最初に目に飛び込んでくる部分です。 この「背」(本の綴じてある側、 または製本されて表紙でおおわれている部分)には、 通常、「書名」「著者名・訳者名(または編集・監修者名等)」 「出版社名(叢書名)」が書かれています。 他に、出版社による本の「整理番号」や「シンボルマーク」「ロゴ」 「定価」などが記載されている場合もあります。 分厚い本の場合は、書き込む面積があるので、 情報がより詳しくなる場合もあります。 (背に対して)「腹」とか「小口(こぐち)」と呼ばれる 本のページを開く側の紙の束部分には、 普通は何も情報がありません。 しかし、辞典・事典等の場合は、 この部分にも情報が記されています。 階段状に塗り分けられていたり、文字が記載され、 それぞれの該当ページを探す目安となります。 【表紙】― 新刊書や話題の本などは、「表紙」を見せる展示法が採られます。 書店が一押しで売りたい本、 フェアなどで売りたい本が並べられるケースです。 平台と呼ばれる枠なしの台にぺたぺたと積み重ねて並べる場合 (平積み)と、 棚に立てかけるように並べる場合 (「面展(示)」「面出し」「表紙見せ」等と呼ぶ)もあります。 「表紙」には、先に「背」で紹介した情報はもちろん、 面積が広い分、それ以外にも、 絵なり写真を使った情報が加味されます。 これは「背」と一つなぎになっている場合もあります。 より大きな文字で、「書名」 「著者名・訳者名(または編集・監修者名等)」が 人目を引くように記載されているのが普通です。 他に「出版社名・叢書名」が記載されます。 原則として、 これらの情報以外の文字は記載してはいけない、 とされているようです。 単行本では、一冊一冊異なった、 オリジナルな装丁がなされます。 しかし、一連のシリーズものや叢書では 既成の枠組みを使い、統一感を出し(かつ経費を抑え)、 他と一線を画するようにデザインされているものがあります。 岩波文庫などでは 表紙に内容紹介文が記載されている場合もあります。 【裏表紙】― 「裏表紙」は、表紙からの流れで、 先の絵や写真等の情報が入っている場合があります。 今では、一般の書店流通本では「ISBN」という 国際的な本のナンバーとバーコードの欄があります。 他に「定価」「出版社名」等色々なパターンがあります。 また、文庫本などでは、 ここにあらすじの紹介等が記載されています。 新書本などでは、著者の経歴が 顔写真とともに記されているものもあります。 【帯】― カバー以外に、本の下部に「帯」(「腰巻」とも言う)を巻き、 著名人の推薦の言葉を記載したり、キャッチコピーを入れたり、 テレビで取り上げられたとか、 テレビ・ドラマ化や映画化を知らせたり、 アピールするポイントを強調する販売手法があります。 初版発行時に行われるものは、本自体の内容をアピールするもの。 映画化やドラマ化、テレビやマスコミで取り上げられた際、 あるいはそれに合わせて重版する場合などは、 その旨の告知が入ったものが使われます。 私も昔やっていましたが、 書店員がオリジナルの「帯」をつけて売ることもあります。 こういうオリジナル・ポップの類は、 その本に対する書店員の評価、売りたいという熱意の表れであり、 昨今では、一般にも高く評価されるようになりました。 実際に要領を得たポップならば、確実に売れ行きが増します。 ときにはその本しか売れなかったり、という悪弊もありますが…。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※「別冊 編集後記」~『レフティやすおの作文工房』~ 2012.2.15 読書の意義を考えさせる短編小説: 「クリスマスの教え」トマス・H・クック 私の読書論-27-初心者のための読書の仕方を考える(12) 最初の一冊の選び方(9) 本選び(選書)の方法 IV ―第75号「古典から始める レフティやすおの楽しい読書」 http://ameblo.jp/lefty-yasuo/entry-1162696036.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ レフティやすおの楽しい読書/発行人:レフティやすお 発行『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 読者登録解除(配信中止) http://www.mag2.com/m/0000257388.html http://homepage3.nifty.com/lefty-yasuo/tanosiidokusho.html Copyright(c) 2008-2012 by L.YASUO ★こちらもどうぞ! レフティやすおのもう一つのメルマガ★ 左利きおよび利き手について考える 『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』 http://archive.mag2.com/0000171874/index.html -- ☆★彡 クイズ・たのどく・ドン! ★☆彡 ~第4回~ ★下↓の文章で始まるこの本の「書名・著者名」は? <第一ヒント> {○○○に入る言葉は?} ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 【○○○は、日本の象徴である桜花とおなじように、 日本の国土に咲く固有の華である。】 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 翻訳書の場合、訳者により訳文に多少の違いがあります。 回答は、本誌に返信してください。 1.「書名」「著者名」 2.「引用文献のデータ」 (出版社・叢書名、出版年、該当ページ数) 締め切りは、2012年3月14日まで。 --



