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元本屋の店員のレフティやすおが、毎月前半では読書に関するエッセイを、後半には古今東西の古典の名作・名著を一点ずつ紹介します。読書とは他人(ひと)様の人生を追体験すること。「楽しい読書」で楽しいひと時、豊かな人生を送りましょう。

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2009/09/15

レフティやすおの楽しい読書 090915(No.25)私の読書論―その6―読書のイロハ(2)なぜ読書?

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         レフティやすおの楽しい読書

         ― 読書で豊かな人生を! ―

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  毎月月の真ん中は、読書についてのお話です。

  まずは、なぜ読書が必要か?についてです。

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 2009(平成21)年9月15号(No.25)-090915-
       私の読書論―その6―読書のイロハ(2)なぜ読書?

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 私の読書論―その6―読書のイロハ(2)なぜ読書?
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    「自分で考える」などと言っても、そう簡単にできるも
   のではありません。深く考えるにも、深く感じるにも、そ
   れなりの訓練が必要なのです。深く感じることができるよ
   うになるためには、深く感じることのできた詩人や作家の
   作品を読んで、その感じ方に共感し、学びとる必要があり
   ます。深く考えることができるようになるためにも、よく
   考えて書かれた本を、はじめの一行から最後の一行まで丹
   念に読んで、その思考を追いかけながら学びとる訓練をし
   なければならないのです。だまって眼をつぶれば、ひとり
   でに思考が湧いてくるというものではありません。/私た
   ちが、テキストを毎日一定量、ずっと読み続けるのも、こ
   うした訓練を行うためなのです。...
     ―木田元/著『哲学は人生の役に立つのか』
      PHP新書555(2009)
     「第五章 人生ずっと、まわり道」p.187-188より


▼なぜ読書が必要か―ふたたび

前回、
では、なぜ読書が必要なのか? なぜ人は本を読むべきなのか?
という問に対して、
「本は友達だから」と答えました。


 「人生における必要不可欠の友であり、
  唯一自分を捨てることのない、
  いつでも待っていてくれる、頼れる友」

本は、
 「未来永劫変わることのない、大切な心の友だからです。」
―と。


そしてきょうは、
もっと現実的・即物的な読書の効用について語りましょう。

なぜ読書が必要か? 何のために本を読むのか?


まず始めに私の結論から言いましょう。

本を読むのは、
「言葉を、考え方を、表現の仕方を習うため」なのです。


私たちは、「言葉」を使って考えます。
そして、「言葉」を使って表現し、自分の意思を伝えます。

すべて「言葉」を頼りとしています。
その「言葉」を自分のものにするための訓練として、
本を読むのです。

そして、考えを深めるために、感じ方を極めるために、
その訓練として本を読むのです。

上の引用にあるように、です。


だから、「本」は、「お手本」なのです。

「お手本」をしっかりマスターして、
自分のものにすることで、技術を身につけるのです。
考える技術や表現する技術を。

そのために本を読むのです。


そして、もう一つは、「世界を知る」ということです。

自分で生きることができる世界は限られています。
しかし、他の人はもっと多くの世界で生きています。

それらの世界を知ることができるのは、
それらの人から話を聞いた人だけです。

でも、本を使えば、
有史以来の世界中の人々に触れることができます。
それらの人々の書き残したものを通して。


もちろん、直接人から、現実から教わる方法もあります。
それも確かに一つの方法です。


まさに「世界という本を読んだ」と言われる人たちもいます。

デカルトも最初は学校で学び、
そののち軍隊に入って世界を渡り歩き、
世界という本を読み学んだ、といいます。

あるいは、“世界の松下”(現パナソニック)の創業者・
松下幸之助といった人もそうだったかもしれません。

しかし、そのような人は稀です。

しかもかなりの力量が必要です。
元々相当な感受性と読解力のある人でなければできません。

一の話から十を知るような、深く鋭い洞察力が必要です。

それと、
すでに亡くなった人は語ってくれません。
今生きている人だけです、語ってくれるのは。

貴重な経験もその人がなくなるとともに、
私たちは受け継ぐことができなくなります。
書いたものを残していない限りは。


だから、
並みの人間にできるのは、学校の先生について基礎を学び、
更なる上をめざして自分を磨いていくことだけです。

本を読むことで―。

本を読むことは、一見回りくどくて面倒くさそうに見えますが、
実は、これが一番手っ取り早くて確実な勉強の方法なのです。

しかも人の手を煩わすこともないのです。
自分ひとりでも、心掛けさえあればできることなのです。


--
2009(平成21)年4月号(No.16)-090430-
私の読書論―その1―読書の三種類
http://archive.mag2.com/0000257388/20090430074500000.html
2009(平成21)年5月15日号(No.17)-090515-
私の読書論―その2―読書の三種類(続)
http://archive.mag2.com/0000257388/20090515074500001.html
2009(平成21)年6月15日号(No.19)-090615-
私の読書論―その3―読書の三種類(続)
http://archive.mag2.com/0000257388/20090615220000000.html
2009(平成21)年7月15日号(No.21)-090715-
私の読書論―その4―読書の三種類(続)
http://archive.mag2.com/0000257388/20090715074000000.html
2009(平成21)年8月15日号(No.23)-090815-
私の読書論―その5―読書のイロハ(1)なぜ読書が必要か
http://archive.mag2.com/0000257388/20090815074000000.html

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【付録】読書法・読書技術の古典的名著を楽しむ 
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● 読書法・読書技術の古典:

★『本を読む本』M・J・アドラー、C・V・ドーレン/著 外山
滋比古、槇未知子/訳 講談社学術文庫1299(1997)
 初版は1940年、その後改訂をくり返し、1978年に日本初登場。97
 年に文庫に入り、以後も版を重ねている。読書の技術を教えてく
 れるロングセラー。最近では、勝間和代氏が取り上げて話題に。
http://www.amazon.co.jp/dp/4061592998/ref=nosim/?tag=hidarikikidei-22
★『現代読書法』田中菊雄/著 講談社学術文庫775(1987, 昭和62)
 日本の古典。昭和16年(1941)初版刊行。以後も読書法、情報収集
 ・整理の技術の先駆的著作として読まれる。1961年新版を文庫化。
 谷沢永一氏が『人間通になる読書術 実践編』で推奨している。
http://www.amazon.co.jp/dp/4061587757/ref=nosim/?tag=hidarikikidei-22 
★『知的生産の技術』梅棹忠夫/著 岩波新書・青版722(1969)
 読書も含めて、知的生産に関する諸技術を説く古典的名著。
http://www.amazon.co.jp/dp/4004150930/ref=nosim/?tag=hidarikikidei-22
★『読書について 他二篇』ショウペンハウエル/著 斎藤忍随/訳
 岩波文庫(1960)
 哲学者の主著の付録に当たる文章から、<いかなるものを読むべ
 きか、いかにものを書くべきか>(訳者「あとがき」より)を主
 題とする「思索」「著作と文体」「読書について」の三篇を収録。
http://www.amazon.co.jp/dp/4003363221/ref=nosim/?tag=hidarikikidei-22
★『哲学は人生の役に立つのか』木田元/著 PHP新書555(2009)
 哲学は自分にとっては役に立ったという、80歳になる哲学者の
 「まわり道人生と哲学」を語る自叙伝的一冊。幸福論や技術文明
 について、若者向けに自分探しや働くこと勉強についてなど。
http://www.amazon.co.jp/dp/4569700892/ref=nosim/?tag=hidarikikidei-22

(★マークは、筆者のおすすめ本です。本選びの参考にどうぞ。)

* 上記以外の読書法・読書技術、読書論の著作は、
 またいずれ機会を見て紹介します。お楽しみに!

*『レフティやすおの本屋』支店「新書でプチ教養」
 「読書術・読書法」の棚
http://myshop.7andy.jp/md_fair/shinsho/lefty-yasuonohonya

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  次号(9/30) :『白い牙』ジャック・ロンドン―犬と狼と人と
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※「別冊 編集後記」~『レフティやすおの作文工房』~
2009.9.15 私の読書論―その6―読書のイロハ(2)読書の効用
 ―第25号「楽しい読書」別冊編集後記
http://ameblo.jp/lefty-yasuo/entry-10339943524.html

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◆ 弊誌「楽しい読書」が 以下の各誌で紹介されました!
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 内気な内向型でも営業ができる、性格と営業は関係がないという
 『内向型営業マンの売り方にはコツがある』大和出版
 左利きの不便さを綴った、「渡瀬けん」名義の今売れ行き好調の
 『左利きの人々』中経の文庫 の著者で左利き仲間、
 無口営業の達人・渡瀬謙氏の殿堂入りメルマガ
●『営業のカンセツワザ』2008/03/13 208号「我流 文章術(2)」
 http://archive.mag2.com/0000115536/20080313130000000.html
 まぐまぐのオフィシャルマガジン、
●『ウィークリーまぐまぐ[エンタテイメント版]』2008/3/14号
 「今週のおすすめメルマガ@エンタテイメント」コーナー
 http://www.mag2.com/official/wmagentr/2008/03/14.html
●『まぐまぐ!』サイト
 「今週のおすすめメルマガ」2008年03月12日~03月18日
 http://www.mag2.com/wmag/osusume/osusume080312.html

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 『レフティやすおの本屋』―左利き関連本、古典入門書ほか
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 『左利きを考える レフティやすおの左組通信』
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 『レフティやすおの新しい生活を始めよう!』
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