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『てのひら通信』は,てのひら〜人身売買に立ち向かう会の1ヶ月の活動報告と人身売買や関連する事柄の最新ニュースをお届けするミニジャーナルです。

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2008/06/10

メルマガジャーナル「てのひら通信」 Vol.3

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→tenohira_ycatip@hotmail.co.jp
 
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メルマガジャーナル『てのひら通信』 Vol.3
                    
                     08年6月10日発行
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□巻頭寄稿“「政策提言:アドボカシー」の重要性”
私たち「てのひら」が活動する横浜で開催された、「TICAD〜
アフリカ開発会議」が5月末に終了されました。NGO議席はわず
か3席という「あり得ない」開発会議は各国首脳の話し合いと、日
本のアフリカ底上げのための開発援助の約束で終結しましたが、こ
こにはイギリスが誇るロックミュージシャン・ボノ氏も加わりまし
た。彼を紹介した、08年5月31日の朝日新聞朝刊に、素晴らし
いエピソードが綴られていたので、先日日本も批准をする決断をし
た「クラスター爆弾全面禁止条約」にからめてご紹介します。
  
85年より始まった、チャリティーコンサート「ライブ・エイド」
のステージで、ボノ氏は拳を高らかとあげ、「慈悲ではなく、社会
的公正を!」と訴えたそうです。「政策」や「構造」改革の重要性
を彼は意味したのだと思います。先日、日本も批准した「クラスタ
ー爆弾全面禁止条約」の動きに重要なはたらきを、署名集めや市民
の意識改革に努めたのが、日本国内のNGOネットワークでした。
これまでのNGOの取り組みのように、たとえば、クラスター爆弾
で傷ついた人々を直接的に救援するのではなく、被害を繰り返さな
いために、「使わせない、作らせない仕組みづくり」に重点を置く
ことに徐々にシフトチェンジしてきています。

ボノ氏も主張しているように、開発途上国への物質的・人的援助だ
けでなく、開発途上国が経済的に自立でき、自国の政治態勢を健全
にするためにも、その背後にある「構造」や「政策」について、先
進諸国の市民に知らせ、意識を変えて、構造調整や政策決定してい
る自国の政府と交渉していくことが、いま本当に必要とされている
のではないでしょうか。(百瀬)

★参考:「クラスター爆弾」について
http://www.jcbl-ngo.org/lmdatabase/erw/clusterbomb.html
(JCBL−地雷廃絶世界キャンペーンのホームページより)



□活動リポート(08年5月)

▼5月11日(日) 
<ALSAで、解説ワークショップをしました!> 

5月11日(日)に、代々木にある国立オリンピック青少年セ
ンターで、ALSAという法学部生の世界規模の学生連盟の勉
強会で、特に人身売買に関心のある学生達を対象にワークショ
ップを行ってきました。非常に活発な意見交換なされ、てのひ
らワークショップのひとつの目標である「共に考える」ことが
できたのではないかと思います。法学部生だからできること!
という意識だけではなく、1人の人間としてこの問題とどう向
き合っていけるかを考える機会になっていたらなぁと、彼らと
話をしていて感じました。(大塚)

★ALSAのHP:http://www.alsa-jp.net/index.html.ja


▼5月17日(土)〜18日(日) 
<「あーすフェスタかながわ2008」に出展しました!>

毎年恒例で参加している、「あーすフェスタかながわ」に、出
展してまいりました。5月とはいえ、好天に恵まれた2日間は
暑く、テントもない野外出店はなかなか大変でした。

2日間を通して、延べ40名ほどのお客さんが私たちがトレー
ドしている、タイの少数民族カレンの人々の手工芸品を手に取
り、購入してくださいました。しかしながら、私たちのブース
設定や団体の持つ力も低いせいか、募金や寄付をくださりなが
ら、「本当に意味のあることに使われるの?」といぶかしがら
れてしまう場面もあり、HPを中心に、私たちが何者であり、
どんなことをしているのか、また法人格も念頭に入れた組織づ
くりが必要な地点になっているのだろうと、活動を通して感じ
させられる瞬間でした。

★あーすフェスタのHP:http://www.k-i-a.or.jp/earthfesta/


▼5月25日(日)
<北タイからの講師を迎えての講演&WSが終了しました!>

北タイのチェンマイで、住民主導型の開発を進めているNGO
「Link〜森と水と人をつなぐ会」の代表・木村さんをお招
きし、人身売買を誘発させる貧困を生み出す原因と、貧困によ
って、人がどうやってうられてしまうのか?、どうして売られ
てしまうのか?という内容を、北タイの自然保全、少数民族の
村々との関わりからお話頂きました。人身売買と環境問題は非
常に密接な関係です。もちろん先進国に暮らす私たちとも。

木村さんの講演終了後、『「むら」・「まち」・「くに」の連
携からできる人身売買の予防』について考えてもらうというこ
とで、てのひらのワークショップをしました。私たちとしても
初のテーマだったことに加え、非常に難しい内容でしたが、参
加者の方々は真剣に話し合い、「人身売買問題を知り、どうし
たらそれをなくせるか?」というところまで考えてくださいま
した。「市民発!の人身売買への取り組み」を考えてもらう機
会を提供すること、これがてのひらの啓発活動の根源であると
再認識しました。次回は10月に東京で同テーマ・同講師のワ
ークショップを開催いたします。ぜひご参加下さい!(大塚)

★LinkのHP:http://www.geocities.jp/link_chiangmai_forest/



□ニュース

■米国務省の「2008年人身売買報告書」公表される
〜日本はランク2“基準を満たすためにかなり努力している国”

米国務省は、世界各国における性的搾取や強制労働などを目的とし
た人身売買に関する年次報告書を2001年以来公表していますが
、08年6月4日に2008年版を発表しました。08年版は、1
53の国・地域を対象に、加害者訴追、被害者保護、予防の3要素
を柱として、(1)米国「人身売買被害者保護法」に基づく最低限の
基準を十分に満たしている(ランク1=29カ国・地域)、(2)
同基準を十分には満たしていないが、それらを満たすためにかなり
努力している(ランク2=70カ国・地域)、(3)同基準を満た
すためにかなり努力している一方で、成果が出ていないなど(ラン
ク2監視対象国=40カ国)、(4)同基準を満たしておらず、改
善努力もしていない(ランク3=14カ国)と例年同様の4段階で
評価しています。

詳細は、以下ヒューライツ大阪HPをチェックしてみて下さい。

出所:http://www.hurights.or.jp/news/t/0806/03.html
              (ヒューライツ大阪HPより抜粋)
 

■出会い系カフェ「キャンカフェ池袋店」摘発!〜買春の温床?
<同店舗で知り合った女子高生にわいせつJA関連職員ら逮捕>

出会い系カフェで知り合った女子高生にわいせつな行為をしたとし
て、警視庁池袋署は児童買春、児童ポルノ禁止法違反の疑いで、J
Aグループの社団法人「家の光協会」総務企画部次長、亀山祐治容
疑者(43)=さいたま市=を逮捕。2人が出会った「キャンカフ
ェ池袋店」は、28日に東京都デートクラブ営業等規制条例違反容
疑で摘発されていた。出会い系カフェは売・買春の新しい温床と指
摘されていたが、裏づけられたかっこうとなった。

調べによると亀山容疑者は23日、東京都豊島区東池袋の出会い系
カフェ「キャンカフェ」で都立高校に通う2年の女子高生(16)
に「2万払うからラブホテルに行って胸を触らせて」と持ちかけ、
近くのホテルで胸を触ったり下半身を触ったりするなどわいせつな
行為をした疑い。ホテルに入る亀山容疑者と制服姿の女子高生の目
撃情報があり発覚した。亀山容疑者は「法律に違反すると知りなが
ら欲望が抑えられなかった」と容疑を認めている。

一方、警視庁生活安全特別捜査隊は29日、28日の家宅捜索で同
条例違反の現行犯で、キャンカフェ池袋店店長、蓑田龍士容疑者(
24)=豊島区上池袋=ら9人を逮捕したと発表した。あわせて、
店内にいた女子高校生31人を補導した。調べによると蓑田容疑者
らは5月28日午後5時15分ごろ、私立高校から200メートル
以内にもかかわらずデートクラブを営んだほか、客として高校2年
の少女(16)ら2人を客として受け入れた。蓑田容疑者は「事実
に間違いない」と容疑を認めている。

4月の開業以来、会員数は男女計4300人に達していて、1日1
20万円の売り上げがあったという。

出所:5月29日 産経新聞より


■映画「ビルマ、パゴダの影で」
スイスの観光用PR番組の撮影と偽りビルマ(ミャンマー)に潜入し
たアイリーヌと撮影クルーはジャングルの奥深く国境地帯へ少数民
族の証言を求めて旅をする。

たどりついた先では幾千、幾万もの人々が過酷な生活を強いられて
いた。彼らは軍事政権による強制移住や強制労働、拷問や殺害を含
む様々な人権侵害から逃れるため、ジャングルでの移動を続けなが
らひっそりと暮らしていた。迫害に怯え、日々生き延びることさえ
ままならぬ国内避難民の少数民族、20年以上も故郷に戻ることが許
されない難民、そして民主化の希望を胸に戦う反軍事政権武装組織
の兵士達の証言を求め、政府からの撮影許可がおりない中で撮影さ
れた本作は、今なお迫害され続ける人々の叫びを伝える貴重なドキ
ュメンタリ−である。(同映画HPより抜粋) 

●劇場:渋谷アップリンクスなどで、絶賛上映中。
●公式HP:http://www.uplink.co.jp/burma/index.php



□イベント情報
◆第7回 移住労働者と連帯する全国フォーラム・かながわ2008
「のりこえて、つながって、わかちあって
            〜多民族多文化共生社会の明日のために」 

「移住者労働者と連帯する全国ネットワーク」(移住連)は、日本各
地で移住者・外国籍者支援活動を行っている個人と団体で構成するネ
ットワークです。ネットワーク結成以来、「全国フォーラム」を各地
で開催し、情報の共有と交流をはかってきました。このたび、「第7
回 移住労働者と連帯する全国フォーラム」を神奈川で開催すること
になりました。神奈川は、全国的にも外国籍者が多数居住する地域の
一つで、ニューカマーが急増した80年代から移住者支援活動の中心を
担ってきました。またその背景には、指紋押捺拒否闘争をはじめとす
る在日の運動の歴史がありました。 この神奈川の地で、「全国フォ
ーラム」を開催することは、少子高齢化などを背景に、国の政策が転
換点を迎えている今、すでに始まっている「多民族・多文化共生社会
」の現場から、その未来を展望することに他なりません。

[日時] 2008年6月14日(土)・15日(日)
[場所] 川崎市教育文化会館 (以下参照)
[地図] http://www.city.kawasaki.jp/88/88kyobun/home/annnai/tizu/map.html 

*詳細:http://www.kanagawa-f08.sakura.ne.jp/index.html


◆アムネスティ・チャリティコンサート「ハートぽっぽ2008」

2008年は、国連で「世界人権宣言」が採択されて60年目の記念
の年です。そして毎年児童労働反対世界デーの6月12日前後は、児
童労働に反対するキャンペーンが各地で行なわれています。アムネス
ティは、おとなたちのために危険で過酷な労働を強いられてい2億1
800万人の「児童労働者」をはじめ、世界中のすべての人びとが「
生きる自由」を楽しめる日がくることを願って、素敵なアーティスト
の方がたによる歌と「子どもの権利条約」に込められたメッセージを
みなさまにお届けします。

[日時] 2008年7月5日(土) 14:00〜(13時半 開場)
[会場] 新百合21ホール 地図:http://shinyuri21hall.jp/
[チケット] 前売一般3,000円/学生2,000円/18歳未満1,000円>        
      (当日券は全て+500円・全席自由)
[内容] 

■出演:big marble family http://ameblo.jp/bigmarblefamily/
 朗読:川崎市子ども会議メンバー
        フランシスマヤ/hirono/グッサン
  司会:搆 美佳(アムネスティ・インターナショナル日本 理事長)

詳細:http://blog.livedoor.jp/poppo2008/archives/50625410.html


◆「DAYS JAPAN」主催
 フォトジャーナリズム写真展「閉ざされた世界から」

児童買春・繁華街の子どもたち・リストカットなど、日本国内の人身
取引と深い関わりのある社会問題に迫る写真展「閉ざされた世界から」
が開かれます。

[日時] 2008年5月31日(土)〜6月22日(日)
    開場時間:11時〜20時
[会場] キッド・アイラックBL3・4F「アネックスギャラリー」   
    世田谷区松原2-43-11

詳細:http://www.daysjapan.net/event/event080516_01.html



□参加者募集! 
◆タイ北部スタディービジット2008夏
〜少数民族カレン人と出会う、もうひとつのタイの旅7日間〜
(一次締切終了!まだ空きあります!
本日より二次募集開始。締切:6/30(月)まで)

[期間] 08年8月22日(金)〜28日(木)
[費用] 150,000円(会員と学生は、5000円割引)
[協力] 旅行会社H.I.S.(エイチ・アイ・エス)

[スタディービジット詳細]
http://www.geocities.jp/tenohira_trafficking/study_visit.html


◆“人身売買問題を知らせるワークショップの
                ファシリテーター養成講座”

今年度、神奈川県からの補助を受け、「共に人身売買を伝える仲間を
見つけたい!増やしたい!」という思いから、ワークショップのファ
シリテーター養成講座を企画しました。私たち「てのひら」とともに
一人でも多くの市民に世界に日本に広がる人身売買の存在と、この問
題を通して「人権の尊さ」を知らせていく担い手となって活動しませ
んか。多くの皆様のご応募を期待しています!

[スケジュール]
第1回 「人身売買」とは何か?
日時:6月28日(土)14時〜17時
場所:男女共同参画推進センター横浜北 会議室3

第2回「参加型人権学習とは何か?」
日時:8月23日(土)15時〜18時
場所:かながわ県民センター ミーテングルーム707

第3回 実際にワークショップを作って実践してみよう!
日時:9月13日(土)14時〜17時
場所:かながわ県民センター ミーテングルーム706

[費用] 無料(本養成講座は、かながわボランタリー活動推進基金21か
      らの補助を受けています(平成20年度))

[詳細] http://www.geocities.jp/tenohira_trafficking/ws_yosei_nittei.html 


◆クリック署名のお願い
「人身売買被害者保護法(仮称)の早期成立を求める国会請願」

08年7月に洞爺湖で開催される先進国首脳会議のホスト国を務める日
本は、2001年より毎年発表されている米国務省人身売買報告書にお
いて、人身売買対策の最低限の基準を満たさない国(Tier2)にランク
され続けています。ロシアを除く他のG8諸国および韓国がすでに最低
限の基準を満たしている(Tier1)と評価されているのに対して、日本
が依然Tier2にとどまっていることは、国際社会における日本の評価を
著しく貶めています。

人身売買ネットワークは、上記課題の解決を目指し、「人身売買被害者
保護法(仮称)」の制定を求める請願を国会に対して行ないます。
以下をクリックいただければ、クリック署名フォームにリンクします。 
ご協力のほど、お願いいたします。

署名フォーム:http://www.shomei.tv/project-24.html



□編集後記
メルマガジャーナルの第3号を無事に編集・発行できて、まず任務を期
限までにこなせたことに、乾杯という気分です。

一昨日、秋葉原を震撼させ、日本中を奈落の底に突き落とすような事件
が発生しました。被害に遭い、亡くなられた方々には心からお悔やみ申
し上げます。このような事件が絶え間ないような気がします。先月も女
子が殺されるという事件や、ストーカー男性が女性を暴行・レイプした
後、バラバラにして遺棄するという事件も発生しました。私はこれらの
事件の加害者である個人の責任とともに、これらの事件を誘発させる社
会的背景があるのではないかと考えてしまってなりません。

梅雨入りし、それが明ければむせかえるように暑いであろう夏がやって
きます。夏・秋・冬を通して、てのひらではたくさんイベントをご用意
していますが、一貫しているテーマは「人が生きる」ということです。
「命」や「生きる」ということについて今一度、思いめぐらせることが
、国単位で必要になってきているのではないでしょうか。(も)



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メルマガジャーナル「てのひら通信」 Vol.3

発行元:てのひら〜人身売買に立ち向かう会
発行日:2008年6月10日 

〒226-0011 
横浜市緑区中山町149-4 緑郵便局留 てのひら事務局 

Tel:050-1445-6947 Fax:020-4624-7480 
E-mail:tenohira_ycatip@hotmail.co.jp 
HP:http://www.geocities.jp/tenohira_trafficking

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