現役予備校職員が語る!〜こんな生徒が合格してきた〜 第46回
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◆● 「現役予備校職員が語る!〜こんな生徒が合格してきた〜」
● 【第46回 模試の受け方 その2】
┃ 2008/7/24 発行
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カリスマ講師や東大生(卒)直伝だけが全てじゃない!
日々受験生を指導する某予備校の現役教務職員が、大学受験に合格する
生徒の傾向や勉強法、予備校の選び方・生かし方などを、自らの浪人体験
や勤務先での具体例と共に紹介するメルマガです。
<毎週月・木曜日発行>
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みなさん、こんにちは。
「現役予備校職員が語る!〜こんな生徒が合格してきた〜」
のやすと申します。
タイトルの通り、現在某予備校に勤めております。
普段はなかなか聞けない(私からすると、なかなか言えない)、
現職だからこそ言える本音の部分を正直にできる限り
お話ししようと思っています。
これから予備校を選んだり、大学受験のための準備をしたりする上で
参考になれば幸いです。本日もよろしくお願いいたします。
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◆● 【目次】
●(1)<本日のテーマ>
第46回 模試の受け方 その2
◆(2)<こんな生徒が合格してきた 番外編 こんな生徒は要注意!>
番外4.授業についていけないので授業に出ない 前編
●(3)<編集後記>
◆(付)メルマガポリシー
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前回より、模試の受け方についてお話致しています。2回目の今回は、
受験後の生かし方を中心にご紹介いたします。
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◆● <本日のテーマ>
第46回 模試の受け方 その2
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5.受験するたびに、以前解いたことのある問題かどうか、ミスで失点
した問題はないか、を確認し、それらが全て正解ならプラス何点に
なり、偏差値がどのくらい上がりそうかを確認してみる。
これは、模試の結果をただ点数や偏差値を見るだけで終わらせないため
におすすめの方法です。間違えたりわからなかったりした問題の解答・
解説を見て、解き方は合っていたのにケアレスミスをしたり、「あれっ、
この問題は良く見たら、前に授業(や問題集)でやったことがある問題
と似てる!」などと感じた問題をピックアップし、もしこれらが全て正
解だとしたら、点数や偏差値がどのくらい上がるのかをシュミレーショ
ンしてみてください。その結果が、皆さんが本来取れたはずの点数、あ
るいは偏差値です。
勘違いしていただきたくないのは、たとえ本来取れたはずの点数や偏差
値が出たとしても、あくまでも結果は結果表にある点数であり、偏差値
であるということです。「今回はミスっちゃった」では済ませず、現実
の結果を謙虚に受け止め、今後に生かしてほしいのですが、ここで言い
たいのは、模試では、普段取り組んでいる問題とは全く異質のものが出
るわけではなく、今まで解いた問題を繰り返し、定着させるだけでもあ
る程度の点数が取れるのだ、ということを実感してほしい、ということ
です。同時に、1つのミスが致命的な失点につながりうることの怖さも
体験することで、模試ごとに、最後に見直しをするクセをつけ、ミスを
なくす努力をしてほしいということです。その上で、最後に残った、やっ
たことがないため、全然わからなかった問題こそが今回の模試の課題、
いや「収穫」と言うべき問題です。点数が取れなかったことは残念です
が、このような問題が、入試本番ではなく、今回めぐり合ったことを
「ラッキー」だと考え、今後違う機会で出題されてもちゃんと正解でき
るように、しっかり復習してください。
6.各科目ごとに間違えた問題を解き直す。
さて、復習の仕方ですが、おすすめは、各科目ごとに「間違いノート」
を作り、間違えた問題を解き直すことです。解答・解説をもらったタイ
ミングで確認するだけでなく、2、3日後、遅くとも1週間以内にもう一
度やってみてください。その際、たとえ中途半端にスペースが空いたと
しても、1大問につき1ページを使ってください。空いたスペースが気
になるようでしたら、忘れたために解けなかった公式や熟語などがあれ
ば、併せて書いておくといいでしょう。さらに、数学や物理などでミス
をした問題や、その時はミスをしなかったものの、自分はよくミスをす
るタイプだと思っている人は、計算過程もそのスペースにやった上で、
消さずに残しておいてください。消したり計算用紙にやったりすると、
また同じようなミスをする可能性がありますし、残しておくと、何より
見直しの時に便利です。また、設問の一部を間違えただけだとしても、
前の設問とのつながりのある場合は大問ごと解き直してください。解答・
解説を読んでもわからない問題や、何度やり直しても最後まで解けない
問題などは、必ず質問してください。さらに、次回の模試や校内の実力
テストなどのたびにそのノートを見返し、今後似たような問題が出たら、
今度こそ解けるようにしましょう。これを繰り返すと、だんだん結果が
ついてくるようになるでしょう。
7.点数や偏差値など、結果に一喜一憂しない。
高2までと違い、高3になりますと、既に一通り学習している浪人生と同
じ模試を初めて受けることになります。ですから、もちろん成績がいい
に越したことはありませんし、高3でもいい成績の人もいますが、最初
のうちは、高3生の成績が良くないのはよくあることです。それに、浪
人生は、2学期以降の模試で成績が悪いと、現役生の追い込みが始まっ
たことと、「もう1年は許されない」という気持ちから、現役生には想
像できないほど大きなプレッシャーがかかります。そういう意味では、
浪人生が有利なのは最初だけです。また、いくらE判定が出たとしても、
ギリギリまでがんばって合格した人もいますし、A判定が出たので「滑
り止め」として受験したのに不合格だった、という人もいます。模試は
あくまで目安であり、実際は大学ごとに出題傾向が違いますので、入試
の結果が、模試の結果通りになるとは限りません。ですから、成績や判
定が悪いからと言って悲観的になったり、良かったからと言って合格し
たような気分になったりするなど、模試の結果に一喜一憂しないでくだ
さい。もし良かったらこの調子で成績が継続できるように、悪かったら
何が原因で、これからの勉強にどう生かすかを考えるきっかけにしても
らえればいいと思います。
尚、誤解があるかもしれませんので念のために補足しますが、ここでは、
E判定が出続けたとしても、最後まで志望校を変えずに強気で突き進む
ことをおすすめしているわけではありません。確かにそのくらいのこだ
わりも必要かもしれませんが、あくまで自分なりにやるべきことをしっ
かりやっているつもりなのに、なかなか結果として数字に表れない方に、
簡単に諦めたりネガティブになったりしないでほしいと言いたいだけで
す。ですから、一喜一憂しないこととは別問題です。悪い成績が続き、
志望校の偏差値と今の実力とのギャップが大きければ、志望校を変更し
たり、しない代わりに「滑り止め」の大学を多めに受験するなどの現実
的な対応が必要です。だからこそ、滑り止めの大学も志望校欄に記入し、
自分の現在の位置が明確になるようにすることもおすすめしたのです。
8.理社の論述がある人は、問題文をストックしておく。
国公立二次試験では記述式の問題が多く、特に理社では、「○○につい
て●●字以内で述べよ」といった問題が出題されることがあります。多
くの私大のような、マーク(選択)式での出題ですら決してやさしいわ
けではなく、いくら短期集中が効くと言っても、入試で合格点を取るた
めには、ある程度の勉強が必要です。ましてや、上記のような論述形式
の問題の対策はなおさらです。マーク式や一問一答形式の問題集をいく
らやっても、実際に論述形式で書く練習をかなりやらないと、合格点を
取れるようにはなりません。でも、今までそんな練習をしたことがない
人がほとんどでしょうから、いくら書こうとしても、たとえ先生が添削
してくださるとしても、何をどう書いていいのかわからないと思います。
そのためには何らかのサンプルが欲しいところですが、論述対策の問題
集や赤本に掲載されている解答例以外でおすすめしたいのは、形式を問
わず、問題集や模試の「問題文」をストックすることです。
例えば日本史で、「江戸時代の農耕史について述べた次の文を読んで後
の問いに答えよ。」という問題があるとします。この問題文は、260年
近く続いた江戸時代の農耕史について、日本史のプロがポイントをしっ
かり抑えつつ、簡潔にわかりやすくまとめています。これを利用しない
手はありません。ストックするノートやルーズリーフを用意して、時代
ごとやテーマごとに、写すなりコピーして貼るなりして論述問題の見本
にし、類似問題があれば一部を引用するのです。これを繰り返すと早く
力がつくと思います。せっかくの問題集です。せっかく受けた模試です。
どうせなら二次活用、三次活用を考えてみてください。
次回は、今度こそ本当に、夏の過ごし方の応用編として、やめるべきか
両立して続けるか迷いそうなことについて、どうすればいいのかをお話
いたします。これは夏に限ったことではありません。2学期以降にもつ
ながるお話です。1回目の次回は「受験生と恋愛」についてです。
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◆● <こんな生徒が合格してきた 番外編 こんな生徒は要注意!>
番外4.授業についていけないので授業に出ない 前編
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実に本末転倒ですが、そういう生徒がいるのも事実です。多くの予備校
では、事前に受験(受講)科目について、各自のレベルをチェックする
テストを行い、その結果に基づいて、受講する授業のレベルを決めます。
中には選択者のみで構成される授業もありますが、大半は現状のレベル
に合った授業に出てもらうように配慮されているのです。優しすぎて張
り合いがなくなったり、難しすぎてついていけなかったりすることがな
いようにするためです。また、講師にとっても、受講者間の学力差が小
さくなることで、授業がしやすくなります。ということは、本来なら、
テスト結果で決まったレベルの授業に出ていれば、ついていけないこと
も、レベルがかけ離れていることも少ないはずです。ですから、それで
も「授業についていけない」と感じたのであれば、基礎力不足であり、
何とかついていこうと努力すべきです。それを怠って「授業についてい
けないので、自分のペースでやりたいから授業には出ない」などと言う
のは、現実逃避以外の何者でもありません。
このタイプの生徒の理屈はこうです。「予習をしようとしてもわからな
い問題が多く、結局予習がほとんどできない状態で授業に出ても、効果
はほとんどないし、授業中もただ板書を『作業』のようにノートに写し
ているだけで終わるので、それでは出席する意味がない。それなら最初
から解答・解説が書かれている問題集を自分のペースでやる方が効率が
いいし、これなら読めば理解できる。予習、授業、復習の時間を全て合
わせれば最低でも5時間にはなるので、その時間があれば、自分のペース
で1問でも多くの問題を解くほうがいい。」
一見理にかなっているようですが、この理屈には大きな落とし穴があり
ます。まず、予習の段階でわからない場合、その問題を解く前に、その
単元の基礎事項の確認が必要ですが、このように言う人ほどやりません。
これは自分のペースがどうこう以前に、どこかである程度時間をかけて
でもやる必要があります。たまたまそのチャンスが、今回の予習のタイ
ミングでめぐってきたと思えば、「ちょうどいいので基礎を確認しよう」
と前向きに取り組めるはずです。そして、わからなければどんどん質問
して解決すべきでしょう。それに、5時間がもったいないかのように言っ
ていますが、要はついていけないわけですから、自分のベースでやる5
時間よりも、授業のペースの方がはるかに早く、本来ならもっとかかる
ところを、授業や予復習も含めて5時間で収まるように効率よくやって
いるとも言えるのです。そもそも、こういうタイプは、たとえ5時間あっ
ても5時間も勉強しません。この理屈通り、授業に出ないことで浮いた5
時間を全て勉強に回せる生徒であれば、少なくとも授業にはついていけ
ます。それができないから基礎がおろそかになり、このようなことにな
るのです。つまりは授業をさぼる口実なのです。でも、こういう生徒に
限って、志望校を聞くと、なぜか「MARCH以上」などと言ったりします。
この理屈に突っ込みを入れればきりがありませんのでこのくらいにして
おきますが、もしこの発想が頭にある方は、早急に意識改革が必要です。
次回は、授業についていけなくなったことがきっかけで授業に出なくな
り、結局うまくいかなかった生徒の具体例をご紹介いたします。
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◆● <編集後記>
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7月より、「こんな生徒が合格してきた」の番外編を連載しておりますが、
成功例なら気持ちよく堂々とご紹介できるのですが、やはり失敗例とな
ると、お話していてやっぱり恐縮します。でも、この手のお話は、成功
例だろうと失敗例だろうと、理論的なお話より具体的なお話の方が説得
力があるんですよね。だから、私も必ず具体例をお話しているのですが、
失敗例にされている生徒に心の中で謝り、私自身も「二度とこうした生
徒を出したくない。これで最後にしたい。たとえ出てきても、何とか合
格への道に引き戻したい。」という気持ちを込めてお話しているのです。
この気持ちが、常に頭の片隅にある状態を維持したいと思うからです。
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◆● 【現役予備校職員が語る!】メルマガポリシー
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これはカリスマ講師などがよく発行している「入試によく出る英語」、
「必ず覚える日本史用語」といった、科目指導的な内容のものでは
ありません。私が生徒と日々接してきた中でわかった、合格する人の
受験生活、考え方、勉強法などを、少しでも多くの受験生のみなさん
に紹介し、知っていただくことを目的としたメルマガです。
勤務先で接している生徒だけでなく、全国の受験生の皆さんに
受験勉強を通じて、生きていく上で必要な何かをつかんでほしい、
そんな願いをこめて、私はこのメルマガを発行しました。
予備校職員の立場からおすすめする予備校の選び方・生かし方や、
実際の生徒とのエピソード、受験生としての自らの体験など、
なるべく具体例をたくさん紹介いたしていきますので、
ぜひ、あなたのお役に立ててください。
<本メルマガはこんな方におすすめです>
・「受験勉強に王道なし」と信じてコツコツやろうという方。
・受験勉強を通じて、生きていくうえで必要な何かを得たいと思う方。
・今まで何をやっても長続きしなかったので、受験勉強をきっかけに
何とかしたいと思っている方。
・既に予備校に通っていたり、通信講座をやっていたりするが、
うまく活用しきれていないと感じる方。
<こんな方にはおすすめしません>
・どちらかというと、あまり人からいろいろ言われるのがいやな方。
・受験勉強は、生きていく上では役に立たないと割り切っている方。
・楽して大学に確実に合格できる裏技やノウハウを知りたい方。
・浪人しても(一浪の人は二浪しても)いいと今から思っている方。
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◎「現役予備校職員が語る!〜こんな生徒が合格してきた〜」は、世界
最大級のメルマガポータルサイト「まぐまぐ」を利用して配信しています。
◆発行責任者:やす(現役予備校職員)
◆お問い合わせ・ご意見・ご感想はこちらまで: gou-kaku@live.jp
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※尚、「現役予備校職員が語る!〜こんな生徒が合格してきた〜」
へ頂いたお返事のうち、「他の受験生にも参考になる」と感じたものに
つきましては、もちろんお名前は伏せますが、事前承諾なしでご紹介・
引用させて頂くことがあります。どうかご了承ください。
(それは困る、という方はご遠慮なくその旨をご記載ください。)
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