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カリスマ講師や東大生(卒)直伝だけが全てじゃない!日々受験生を指導する某予備校の現役教務職員が、大学受験に合格する生徒の傾向や勉強法、予備校の選び方・生かし方などを、自らの浪人体験や勤務先での具体例と共に紹介するメルマガです。

  • 発行周期 週2回
  • 最新号 2009/12/28
  • 部数 164部
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2009/09/14

現役予備校職員が語る!09~こんな生徒が合格してきた 第58回

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◆●  「現役予備校職員が語る!09 ~こんな生徒が合格してきた~」
●       【09年度第58回 赤本の使い方 その2】
┃          2009/9/14 発行(通算152回)
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カリスマ講師や東大生(卒)直伝だけが全てじゃない!
日々受験生を指導する某予備校の現役教務職員が、合格する生徒の傾向
や勉強法、予備校の選び方・生かし方などを、自らの浪人体験や勤務先
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           <毎週月・木曜日発行>
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みなさん、こんにちは。

「現役予備校職員が語る!09 ~こんな生徒が合格してきた~」 

のやすと申します。タイトルの通り、現在某予備校に勤めております。
普段はなかなか聞けない(私からすると、なかなか言えない)、現職だか
らこそ言える本音の部分を、正直にできる限りお話しようと思っています。
これから予備校を選んだり、大学受験のための準備をしたりする上で、
参考になれば幸いです。本日もよろしくお願いいたします。
 
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◆●            【目次】
 
●(1)<本日のテーマ>
    09年度第58回 赤本の使い方 その2

◆(2)<こんな生徒が合格してきた 番外編 こんな生徒は要注意!> 
     番外10.プライドが許さず、有名・難関大にこだわる 後編
 
●(3)<編集後記>
 
◆(付)メルマガポリシー
 
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前回は、1回目を兼ねる形での合同企画でしたが、本日より赤本の使い方
についての具体的なお話をいたします。2回目となる今回は、主に赤本を
本格的に使う前の準備についてです。

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◆●           <本日のテーマ>
 
        09年度第58回 赤本の使い方 その2
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1.まずいつからやり始めるのかを決める。

これは第一に考えるべきことです。ただし「だいたい11月ごろから」「こ
の問題集が終わってから(いつ終わるかはやってみないとわからない)」
といったあいまいな決め方ではなく、例えば「10/1から」というように、
なるべく具体的に決めてください。これが決まらないと、各科目ごとに、
その時までに何をすべきかがはっきりしません。具体的に決めているから
こそ、「10月から赤本をこなせるよう、今月中にはこの問題集は仕上げて
おかないと(あるいは、苦手なこの単元はマスターしておかないと)」と
いう意識のもとに、勉強することができるのです。いつにするかは個人差
がありますので、全員が10/1からでなくてもかまいません。また、10/1か
らやる予定でも、それまでにやるべき課題が終わりそうもなければ、決め
た日から強引に赤本を始める必要はありません。開始予定日を延長しても
全然かまいません。始める日を意識して勉強することに意義があるからで
す。ただ、その代わり、改めて目標日を設定し直してください。「10/1は
無理だけどなるべく早く」では、決めないのと一緒ですから、結局ズルズ
ル先延ばしになりかねません。



2.早くやりすぎても遅くやりすぎても効果薄。

1にも関連することですが、赤本開始日を決めるにあたり、赤本は、早く
やりすぎても遅くやりすぎても効果は薄いということを意識して決めてく
ださい。東大や早稲田などの難関校を志望しているものの、現時点ではそ
のレベルには遠く及ばない生徒に多いのは、基礎もまだ固まっていない時
期から、東大なり早稲田の赤本を解き始めるケースです。これに該当する
生徒の考えとしては、「今のままでは合格は厳しいし、赤本をあまり遅い
時期からやり始めると、難関校で出題されるような問題に対処する時間が
ないので、今のうちから難しい問題に慣れておこう。どんなに難しくても、
早いうちからやれば慣れるし、わかるようになるだろう。少なくとも問題
集をあれこれやるよりは早いだろう」といったところだと思います。

でも、この考え方には大きな落とし穴があります。それは、「基礎を固め、
傾向別対策をやった上で赤本をやらないと、何度やっても同じ」だという
ことです。例えば、第一志望校では、英語の要約の問題が毎年出ていると
します。だとしたら、どこかで要約問題の対策をやっておかないと、いく
ら過去数年分の問題をやっても点数がとれるようにはなりません。また、
たとえ典型的な文法+読解問題の出題パターンだとしても、基礎を固めて
おかなければ、何度やっても正答率は上がりませんし、違う大学や年度の
問題をやっても、同じような問題で引っかかってしまうのです。

確かに、同じ大学の赤本を、何度も何度も繰り返せばできるようにはなる
でしょう。でもそれは、何となく解答なり正解の選択肢の記号を覚えてい
るにすぎないことが多く、模試や他大の赤本で、出題形式は違っても問わ
れている内容はほぼ同じ、といった問題に触れた時に解けるとは限りませ
ん。赤本を何度も繰り返すことはとても大切ですし、いずれはそれくらい
やってほしいのですが、それ以上に、基礎を固めるための問題集を何度も
繰り返し解いてから、赤本を解くことの方がはるかに大事です。その過程
を経てからでないと、何度解いても結果は同じなのです。

一方で、難関校を強く志望しているものの、現時点ではそのレベルには遠
く及ばない生徒に多いもう1つのケースは、上述のケースとは逆で、なか
なか赤本に手がつけられないケースです。当人の気持ちとしては、「まだ
基礎が完全に固まっていないし、この単元もまだ苦手のままだし、夏休み
までに終わる予定だった問題集もまだ終わっていないし、これでは赤本を
やっても結果は見えているので、これらをちゃんと終わらせてから始めよ
う。」ということなのでしょう。この考え自体はいいのですが、結局この
気持ちを引っ張ってしまい、いつになっても赤本が始められないまま、ズ
ルズル時間が過ぎていくことが多いのです。これでは、たとえ赤本を始め
たとしても、その結果をふまえた傾向別対策の時間がとれなくなりますし、
そもそも赤本自体を解く時間が限られてしまい、本番に間に合わなくなっ
てしまうのです。だからこそ、いつから赤本を始めるかを具体的に決めた
上で、その時までに何をやっておくべきか、そのためにはどんなペースで
やれば予定通りにこなせるのかを、事前に確認してほしいのです。



3.全ての赤本を高校や予備校で借りず、自分で買うべき赤本を決め、
  早めに入手する。

合格するためには、赤本は欠かせません。でも、だからと言って全ての受
験校の赤本を買う必要はありません。多くの高校の進路室には、昨年度以
前のものも含め、赤本が豊富に揃っていると思いますし、また、揃えてい
ない予備校はないと思います。ですから、これらをうまく有効に活用して
いただきたいのですが、一方で、「高校や予備校にけっこうそろっている
ので赤本はわざわざ買う必要がない」というわけではありません。皆さん
にぜひ買っていただきたいのは、以下の3種類です。

・予備校や高校にない赤本

これは言うまでもありませんよね。いくら予備校や高校といえど、赤本と
いう赤本を全てそろえているとは限りません。例えば仙台の予備校には、
東北や関東の大学の赤本は置いてあっても、四国や九州の大学の赤本まで
一様に取り揃えてはいないでしょう。その地域の大学を受験する人が極端
に少ないようであれば、さすがに購入を控えるはずだからです。そこで、
もし親元を離れ、実家から遠く離れた地域の大学に行きたいのであれば、
念のため、予備校や高校にその大学の赤本があるかを確認し、なければ取
り寄せてでも早めに入手してください。


・主要科目のセンター試験の赤本

これは、文型なら英・国・地公、理系なら英・数・理の赤本です。理由は
3つあります。1つ目は値段が安いことです。だいたい1冊900円くらいで、
多くの大学の赤本を1冊買うお金で、センターの赤本が2冊は買えるのです
からお得です。2つ目は利便性です。センター試験は、レベルが標準的で、
比較的「素直に」出題されますので、いきなり上位志望校の赤本ばかりを
やるよりも、国公立大を受験する方はもちろん、私大の一般入試やセンター
利用入試を想定している方でも、本格的に赤本を始めるきっかけとして活
用するのに適しています。しかも、初回から今年の1月まで全ての回の問
題が入っていますので、それだけでも十分買う価値があると思います。
3つ目は、必ずしも自分の借りたいタイミングで借りられるとは限らない
ことです。例えばセンター試験を受験する方であれば、ごく一部の例外を
除き、ほぼ全員英語を受験するはずです。ということは、本番が近くなる
と、センター英語の赤本を借りたいと思う生徒が増え、「争奪戦」になり
ます。これでは、いくら大手の予備校でも、希望者全員に待ち時間なしで
貸し出すのは無理でしょう。そうすると、自分がやりたいタイミングで借
りられる保障がないわけですから、完全に学習ペースを狂わされてしまい
ます。それなら買っておいた方がこうした心配もなく、自分のペースで進
められますので、いわば時間をお金で買う、いわば「投資」だと思います。
他科目についても、英語ほどではないにしても、同様のことが起こりうる
ため、主要科目くらいは購入しておいても損はないと思います。


・第3志望校分くらいまでの赤本

これにはもちろん、主要科目のセンター試験の赤本の購入をお勧めするの
と同じ理由もありますが、それだけではありません。上位志望校の赤本を
買い、それを自分の机の上に立て掛けると、ちょうど視線上に赤本の「背」
の部分が見えますから、勉強中は志望校名が常に視線上にあることになり
ます。つまり、目標を紙に書き、常に目にする場所に掲げることにより、
日々気持ちを新たに、目標に向かってがんばれるのと同じ効果があること
になります。勉強がはかどらなかったりやる気が出なかったりしても、視
線上に志望校名があるわけですから、それを見るたびに「私はここに絶対
合格するんだ。だからこそ必死でがんばるんだ」と再確認ができるのです。
この効果は決してばかにはできません。一応受験生なので、みんなそれな
りに勉強はやっているわけですから、そんな中から頭一つ抜け出すために
は、いかに「志望校に絶対合格するんだ」という気持ちを強く持ち続けら
れるかが、合否を左右する重要な要素です。部活で考えると、「参加する
ことに意義がある」程度に思って練習している人と、「絶対に優勝するん
だ」と闘志をむきだしにして練習している人とは、どちらの方が優勝する
可能性が高いかというのと同じです。



次回は、この続きについてお話いたします。


●◆●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆● <こんな生徒が合格してきた 番外編 こんな生徒は要注意!>
      
    番外10.プライドが許さず、有名・難関大にこだわる 後編
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一昨年度の途中から入学してきたある生徒は、とにかくプライドが高く、
志望校は早稲田一本でした。でも、入学当時の偏差値は40代で、はっきり
言って問題外でした。でも目標は高く持つことは大切なことなので、早稲
田を目指すこと自体はいいとしても、大きな問題が3つありました。

1つ目は、早稲田以外の大学はありえないと考えたことです。早稲田以外
に入るくらいなら浪人すると豪語し、他大の資料請求も受験対策も一切し
ませんでした。それでも、現在の自分の位置をしっかり把握するために、
受験指導をする立場からは、受験しないまでも、せめて模試ごとに他大の
合否判定も受けてほしかったのですが、早稲田の2、3学部の判定だけを受
け、その都度E判定が出る、という繰り返しでした。早稲田以外の大学に
入ることは考えられず、それ以外の大学に入ったところでろくな未来はな
いけど、早稲田にさえ入れれば明るい未来が待っている、とでも考えたの
でしょうか。さすがにそこまではっきりとは言いませんでしたが、その生
徒の言動からはそうした気持ちがにじみ出ているような印象を受けました。

2つ目は、そこまで早稲田にこだわっていたにもかかわらず、勉強をろく
にしなかったことです。高校の帰りに予備校に来ることもあり、友人と大
声ではしゃぎながら登校し、予備校内でも、再三の注意にもかかわらず、
周りが迷惑するような大声でおしゃべりを繰り返し、マナー違反も絶えず、
とにかく態度が悪い生徒でした。これなら授業直前に登校し、終わったら
真っ直ぐ帰宅して勉強した方が、話し相手がいないのでよっぽどましだと
思ったほどです。本当に、いつまともに勉強をしているのか全くわかりま
せんでした。自分の才能なら特に勉強しなくても早稲田に受かるとでも思っ
たのでしょうか。受験生の多くが一度は興味を持ち、第一志望校にします
が、早稲田というのは、毎年、睡眠時間や通学時間、食事時間すらも惜し
んでわき目も触れず一生懸命勉強した生徒でも、なかなか合格するのが難
しい、慶応と並ぶ日本の私大のトップの大学です。この生徒の言動を見る
限り、言葉は悪いですが、勘違いも甚だしいとしか言いようがありません。

そして3つ目は、良かれと思って注意やアドバイスをしているのにもかか
わらず、聞く耳を一切持たなかったことです。上述の通り、たとえ無謀か
もしれない挑戦であっても、本気で目指したいのであれば、応援を惜しま
ないつもりでした。だからこそ、このままでは合格できないと思えば、た
とえ耳の痛いことでも、本人のためを思って注意やアドバイスをしたので
す。ところが、自分の現状の位置を知るために、模試で早稲田以外の合否
判定を受けることも、友人とつるむことなく、周りに迷惑をかけることな
く、必死に勉強することも、そして、早稲田以外も受験することも、プラ
イドが邪魔をしてとうとう聞く耳を持ってもらえませんでした。私として
は、別に早稲田を受けさせたくなかったわけではありません。ただ、とに
かく勉強をせず、最後の模試でも偏差値50前後のところまでしか伸びなかっ
たのです。また、早稲田以外も受験し、全ての結果が出た時点で、合格し
た大学に行くのか早稲田にこだわって浪人するのかを決めても遅くはない
はずです。それでも聞く耳を持たず、頑固に自分の意志を通しました。結
果は言うまでもなく、その後別の予備校で浪人生活を送ったそうです。

ちなみに、その生徒の出身高校は、確かにそのエリアでは有数の進学校で
すが、都道府県レベルでは、そこよりも上位の高校はいくらでもあり、も
しその高校に入ったことでプライドが形成されたのだとしたら、「井の中
の蛙」だと言わざるを得ません。「上には上がいる」ともっと謙虚になる
べきでした。ただ、その高校は、制服がないなど自由な校風でかなり有名
だったのですが、一方で、この生徒のように、「自由」の意味を履き違え
る生徒も少なくなく、この生徒以外にも毎年こういうタイプの生徒が当校
に1人は入学してきます。ですから、もしこの生徒がこの高校に入学して
いなければ、全然違う生徒になっていたかもしれませんので、ある意味気
の毒な面もあるのです。今となっては、その後どんな浪人生活を送ったの
かはわかりませんが、早稲田の学生になっていることを祈るばかりです。


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◆●           <編集後記>
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当たり前かもしれませんが、それにしても、日本の受験生って早稲田が好
きですよね。といいつつ、私も早稲田を受験しましたので、人のことは言
えませんし、合格できませんでしたので、何を言ってもひがみにしか聞こ
えないかもしれませんから、この点についてこれ以上のコメントは控えま
す。そう言いながら、立場上、1人でも多くの早稲田の合格者を出すこと
を目指しているわけですから世話がないのですが・・・。


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◆● 【こんな生徒が合格してきた】メルマガポリシー
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これはカリスマ講師などがよく発行している「入試によく出る英語」、
「必ず覚える日本史用語」といった、科目指導的な内容のものでは
ありません。私が生徒と日々接してきた中でわかった、合格する人の
受験生活、考え方、勉強法などを、少しでも多くの受験生のみなさん
に紹介し、知っていただくことを目的としたメルマガです。
 
勤務先で接している生徒だけでなく、全国の受験生の皆さんに
受験勉強を通じて、生きていく上で必要な何かをつかんでほしい、
そんな願いをこめて、私はこのメルマガを発行しました。
 
予備校職員の立場からおすすめする予備校の選び方・生かし方や、
実際の生徒とのエピソード、受験生としての自らの体験など、
なるべく具体例をたくさん紹介いたしていきますので、
ぜひ、あなたのお役に立ててください。
 
 
      <本メルマガはこんな方におすすめです>

・「受験勉強に王道なし」と信じてコツコツやろうという方。
・受験勉強を通じて、生きていくうえで必要な何かを得たいと思う方。
・今まで何をやっても長続きしなかったがので、受験勉強をきっかけ
 に何とかしたいと思っている方。
・既に予備校に通っていたり、通信講座をやっていたりするが、
 うまく活用しきれていないと感じる方。
 
        <こんな方にはおすすめしません>

・どちらかというと、あまり人からいろいろ言われるのがいやな方。
・受験勉強は、生きていく上では役に立たないと割り切っている方。
・楽して大学に確実に合格できる裏技やノウハウを知りたい方。
・浪人しても(一浪の人は二浪しても)いいと今から思っている方。
 
 
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