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カリスマ講師や東大生(卒)直伝だけが全てじゃない!日々受験生を指導する某予備校の現役教務職員が、大学受験に合格する生徒の傾向や勉強法、予備校の選び方・生かし方などを、自らの浪人体験や勤務先での具体例と共に紹介するメルマガです。

  • 周期 週2回
  • 最新号 2008/11/17
  • 発行部数 97
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2008/08/11

現役予備校職員が語る!〜こんな生徒が合格してきた〜 第51回

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◆●  「現役予備校職員が語る!〜こんな生徒が合格してきた〜」
●   【第51回 受験生の家族との接し方3 保護者編 その2】
┃            2008/8/11 発行
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カリスマ講師や東大生(卒)直伝だけが全てじゃない!
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           <毎週月・木曜日発行>
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みなさん、こんにちは。
「現役予備校職員が語る!〜こんな生徒が合格してきた〜」 
のやすと申します。
タイトルの通り、現在某予備校に勤めております。
普段はなかなか聞けない(私からすると、なかなか言えない)、
現職だからこそ言える本音の部分を正直にできる限り
お話ししようと思っています。
これから予備校を選んだり、大学受験のための準備をしたりする上で
参考になれば幸いです。本日もよろしくお願いいたします。
 
 
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◆●            【目次】
 
●(1)<本日のテーマ>
   第51回 受験生の家族との接し方3 保護者編 その2
 
◆(2)<こんな生徒が合格してきた 番外編 こんな生徒は要注意!> 
   番外7.問題集が中断するたびに、最初の章からやり直す 前編
 
●(3)<編集後記>
 
◆(付)メルマガポリシー
 
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受験生として、家族の方とどう接していけばいいのかについて、Q&A形
式でお話するシリーズの、3回目の今回は、この時期特に何かと言い合
いになりがちな、保護者との接し方についての続きです。前回は、保護
者と学習面で言い合いになる主なケースでしたが、今回は、保護者との
価値観の違いから言い合いになる、主なケースを取り上げます。

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◆●          <本日のテーマ>
 
    第51回 受験生の家族との接し方3 保護者編 その2
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5.保護者の受験時代の大学のイメージを押し付けられたら。

おそらくこのイメージを覆すのは至難の業でしょう。このイメージはこ
こ2、3年で植えつけられたものではなく、それこそ3、40年かけて、そ
れも当時の友人やクラスメートなどの印象や当時の学力など、具体的な
材料をもとに培ったものだからです。ですので、よほどのことがないと
難しいでしょう。たとえ今は共学で人気もあり、それなりの偏差値の大
学だったとしても、保護者が学生だったころはれっきとした女子大で、
もし当時は、「ちゃらちゃらしていて、どう見ても勉強なんかしてなさ
そうな学生が通う大学」というイメージがあったとしたら、そこに行き
たいなどと言おうものなら、「それなら学費は出さない」などと言われ
かねません。どうしても覆したければ、予備校の保護者会や進学説明会
などがもしあれば、まずはこれらに参加してもらい、現状を知ってもら
うことです。また、昔と今とでは全然違うのに、当時のイメージで決め
付けられること自体に腹が立つかもしれませんが、こんなことで口喧嘩
になるのはばかばかしいですし、時間の無駄ですからやめておきましょ
う。その時間で勉強した方がよっぽどましです。

そこで、もし反対を押し切ってまで行きたいと思うほどのこだわりがな
ければ、わざわざ保護者のいやがる大学を受験することはないと思いま
すので、避けた方が無難です。ただ、もし行きたい大学に、保護者が悪
い印象を持っていれば、私個人的にはあまりおすすめではありませんが、
それこそ一緒にオープンキャンパスに行くのも手かもしれません。

また、こういう場合、父・母両方とも悪いイメージを持っているとは限
りません。そこで、悪いイメージを持っていない方の保護者から味方に
つけるべく、どこに魅力を感じたかを話していくのです。そしてだんだ
ん両親共に賛成してくれる方向に持っていくといいでしょう。もし「そ
こまで言うのなら」と賛成してもらえれば、あとは皆さんからあえて動
かなくても、「悪いイメージのある大学に、自分の子どもが楽しく通っ
ている」ことに、保護者としてどう「つじつまを合わせるか」を保護者
の方から考えるようになるはずです。考えずにはいられないからです。


6.「跡を継げ」と一方的に言われたら。

これは、本当に家族特有の事情によるもので、あまりにプライベートな
ため、一概には言えません。状況としては、医者の子どもが保護者から
「医学部に行かないなら進学させない(学費は出さない)」などと言わ
れたり、「経営学部に入り、卒業後4〜5年くらいは一般企業に勤めて社
会勉強をした上で、お父さんの会社(やお店)を継ぐように」などと言
われたりすることです。中には大学に行くことすら許されず、「農家に
なるには学問なんかいらない。高校を出たらすぐに親を手伝い、1年で
も早くいい百姓になるように」などと言われ、大学に行くことすら許し
てもらうのが大変なケースもあります。さらにやっかいなのは、一人娘
が父から「東京の大学に行って、いいお婿さんを見つけ、お父さんの会
社(やお店)を継いでくれるようないいお婿さんを見つけるように。見
つかるまで実家には帰ってくるな」などと言われる場合です。

皆さんの中には「そんなばかな。昔じゃあるまいし」と笑われるかもし
れませんが、都市でもさることながら、特に地方では、これが当たり前
なところもあります。これでも十分つらいですが、親が僧侶や神主、牧
師であればさらに大変です。自分自身もこれらの宗教を信仰していれば
話は別です。ですが、そうでなければ、職業はおろか、自分の精神面、
つまり思想や信条までも制限されることになりかねないのです。

それはともかく、私の個人的な意見を言わせていただくならば、同じこ
とでも、家を一歩も出ることなく、あっさり跡を継ぐより、まずは社会
勉強をしてからの方が視野が広くなり、むしろ効果がある場合が多いと
思います。ですから、跡を継ぐとは断言できないまでも、選択肢の1つ
として考える代わりに、大学については自分の思うようにさせてほしい
と真剣に頼むことでしょう。また、たとえ「跡を継ぐ=医学部に入る」
というように、どの学部に入学するかでほぼ自動的に進路が決まるよう
な場合でも、医学部に入ったからと言って絶対に医者にならなければい
けないわけではありません。国家試験に合格しなければ医者にはなれま
せんし、医学部を卒業して一般企業に就職することだってできます。こ
れは宗教系の学部に入学しても同じです。実際、哲学や宗教学を勉強し
て一般企業に勤める方もたくさんいます。もしそれだけだと納得できず、
もっと幅広く勉強したければ、学部や学科がたくさんある大学を選び、
そこでいろいろな講義を受講すればいいのです。確かにもったいない面
はあるかもしれませんが、企業としては「面白い人材」だと思い、重宝
されるかもしれません。ですから、まずは保護者の言う通りにした上で、
学問の面や学問以外の面で幅広くやりたいことをやる、という選択をし
てみてもいいのではないかと思います。中には参考にならない方もいらっ
しゃるかもしれませんが、私の中ではこれがせいいっぱいの回答です。


7.「うちは浪人は絶対だめだから、現役で合格しなかったら就職か
   専門学校にしなさい。」と言われたら(高校生の場合)。

これはずいぶん昔から言われていることで、実際私も言われました。で
も、はっきり言ってこれは保護者の本音ではありません。これは断言で
きます。つまり、本音は「女の子だから浪人はさせたくない。たとえ難
関大ではなくても1年でも早く大学に入り、1年でも早く就職し、幸せな
結婚をしてほしい」という願いや、「うちはそんなにお金があるわけで
はないから、『だめなら浪人してでも』なんて甘い期待をしてほしくな
い。次はないつもりで真剣に勉強に取り組んでほしい。」というのがこ
の言葉に隠された保護者の本音です。考えてもみてください。皆さんが
大学受験をめざすということは、皆さんは一応進学校に通っているはず
です。大学に行くのはクラスで2、3人という高校ではないはずです。
ということは、保護者も大学受験を前提にそうした高校に入れているは
ずです。であれば、保護者が進学校に入れたのに、卒業後就職させるこ
とを希望しているはずはありません。専門学校にしても、調理師や保育
士など、専門学校でも取れる資格がほしい場合ならともかく、そうでな
ければ、皆さんが元々専門学校を目指している方ではない限り、わざわ
ざ入れたいとまで思わないと思います。ということは、そうした言葉の
裏に隠された願いや期待、愛情を読み取り、それをふまえて勉強してく
ださい。真っ向から対立すべきではありません。

・・・とは言っても、自分なりにがんばっているにもかかわらず、こん
なことを言われたら、口喧嘩になる気持ちもわかります。でも、皆さん
がピリピリしているのと同じくらい、保護者も受験に関してピリピリし
ているのだと思えば、対応の仕方も変わってくるのではないでしょうか。
まずはその言葉を受け止め、「滑り止め」を受験することを受け入れ、
全ての結果が出たときに、初めてどうするのかを決めればいいと思いま
す。がんばったことを十分認め、合格したとはいえ、皆さんがその大学
に行くことが本位ではない、ということがわかれば、もしかしたら保護
者の気持ちも変わるかもしれません。今すぐ無理に変えようとは思わな
いことです。それより勉強に専念した方が賢いと思います。



次回は、このシリーズの最終回として、主に金銭面で言い合いになる主
なケースについてお話いたします。


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◆● <こんな生徒が合格してきた 番外編 こんな生徒は要注意!>
      
   番外7.問題集が中断するたびに、最初の章からやり直す 前編
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これは、計画を立てて勉強することが苦手な方や、計画を立てても長続
きしない方がよく陥るパターンです。新学期や月初め、夏休み初日など、
日程的にきりのいい日から1日○ページずつやって、遅くとも●月中に
は仕上げよう、などと考えて問題集をやり始めるのですが、体調を崩せ
ばもちろん、たとえそうでなくても、数日もするとペースが落ち、さら
に予復習や、高校生なら学校の宿題や行事、定期テストの勉強などがか
らむと、問題集は後回しにされ、中断を余儀なくされます(時には、存
在すら忘れ去られることもあります)。この場合で最もよくないケース
は、新たに問題集を買うことです。本来なら再開すべきですが、最初に
やり始めてから、かなり日数が経過したため、その人にとってのその問
題集への、いわば「マイブーム」が去ったとでもいうような状態になる
ため、今さらやろうという気持ちは失せてしまうのです。あるいは、中
断している間に、もっと魅力的な問題集を見つけると(予備校講師、高
校の先生、先輩、友人などに勧められたり、わかりやすそうでかつ、よ
り短期間でマスターできそうな魅力的なタイトルのものを書店で見つけ
たりするなど)、そちらに心を奪われ、中断していた問題集はもう「過
去のもの」になってしまうこともあります。

でも、そうするタイプの生徒は、新たな問題集を始めたとしても、前と
同じ結果になるのが関の山ですし、そもそもそういう生徒は、今はそこ
まで多くはないと思います。金銭的に余裕のあるご家庭の方ならともか
く、自分のお小遣いで買うにしても、問題集を買うために保護者からお
金をもらうにしても、予算には限度があるため、そう何冊も買えないか
らです。そうなると、いつか中断していた問題集を再開するわけですが、
そこでよくあるのが、その都度最初の章からやり直すケースです。

確かに最初に始めて以来、かなり時間が経っていますから、一応やった
単元も忘れている可能性があります。でも、このタイプは、計画通りに
実行できないのは1度や2度ではない人がほとんどです。そうなると、い
つまで経っても先に進めず、覚えているかどうかはともかく、何度もこ
なした単元と、全く手をつけていない単元とがはっきり分かれ、むらの
ある勉強になってしまいます。しかも、全体的な傾向として、各科目と
も、後の単元ほど難しく、後の単元ほど入試に出やすいため、あまり入
試に出ない最初の方の単元ばかり何度もこなし、入試に出る後の方の単
元ほど手付かずになり、模試のたびに不本意な点数になってしまうので
す。そこで、計画通りに継続して勉強するのは大前提ですが、たとえ中
断してしまっても、中断したところの単元から再開してください。そし
て、1周できて初めて、中断前にやった単元の問題の復習をしてくださ
い。その方が効率的です。

尚、問題集をこなす際は、レベルごとに1周するようにしてください。
例えば例題だけで1周、その後基本問題だけで1周、そして応用・発展問
題や章末問題で1周、といった具合です。もし中断前にはそのやり方で
やっていなければ、再開時にはこのやり方を、途中の単元からでも結構
ですのでやってみてください。今まで私が見てきた限りでは、問題集を
途中で中断してしまう生徒の傾向として、各単元の例題から応用問題か
ら何から何までやってから次の単元に進む生徒に多いと感じています。
最初の単元の応用・発展問題をこなした時点で、いわば力尽きてしまう
のです。それはそうです。基礎を固めようという時期に、応用・発展問
題までやろうとしても、そう簡単にはいかないはずです。だから基礎固
めが必要なわけで、早い時期にやるのは適当ではありませんし、やる気
も失せてくるでしょう。もし皆さんに該当する方がいらっしゃれば、や
り方を変えてみてください。もちろん、最初から計画通りにできれば、
それが一番なのですが・・・。

次回は、問題集が中断するたびに、最初の章からやり直して失敗した生
徒の具体例をご紹介いたします。


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◆●           <編集後記>
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私が、家族との接し方のシリーズを始めたきっかけはいろいろあります。
一番大きいのは、私の母も受験生としては接しづらいタイプで、よく悩
まされたことです。もちろんそのせいで現役合格できなかったとは言い
ませんが、寮に入ってまで首都圏の予備校に通うことにした理由の1つ
には、実は母との接点を制限することで、理想的な距離を保とうとした
こともあったのです。また、今も、親子げんかが絶えず、なかなか理想
的な受験生と、受験生の子を持つ親になりきれないケースを何度となく
目にしていることもその理由です。

今の立場でつらいのは、保護者はお金を直接いただいている、いわば
「スポンサー」であるため、たとえ生徒に受験勉強に専念してもらうた
めでも、言いたいこともなかなか言えず、一方生徒には、保護者から言
われることにいちいち反発せず、素直に受け止めてほしいケースでも、
私までそこまでストレートに言いすぎると、うっとうしく思われ、予備
校から足が遠のくことになっては元も子もないため、言いたいこともあ
る程度はオブラートに包まざるを得ないことです。そこで、せめてこの
場では、普段なかなか言えないことをお話してみようかと思ったのです。

血のつながった親子さえこれだけ大変なのですから、人と接することっ
て本当に難しいですね。それを仕事にしている私でさえそう思います。


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◆● 【現役予備校職員が語る!】メルマガポリシー
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これはカリスマ講師などがよく発行している「入試によく出る英語」、
「必ず覚える日本史用語」といった、科目指導的な内容のものでは
ありません。私が生徒と日々接してきた中でわかった、合格する人の
受験生活、考え方、勉強法などを、少しでも多くの受験生のみなさん
に紹介し、知っていただくことを目的としたメルマガです。
 
勤務先で接している生徒だけでなく、全国の受験生の皆さんに
受験勉強を通じて、生きていく上で必要な何かをつかんでほしい、
そんな願いをこめて、私はこのメルマガを発行しました。
 
予備校職員の立場からおすすめする予備校の選び方・生かし方や、
実際の生徒とのエピソード、受験生としての自らの体験など、
なるべく具体例をたくさん紹介していきますので、
ぜひ、あなたのお役に立ててください。
 
 
<本メルマガはこんな方におすすめです>
・「受験勉強に王道なし」と信じてコツコツやろうという方。
・受験勉強を通じて、生きていくうえで必要な何かを得たいと思う方。
・今まで何をやっても長続きしなかったので、受験勉強をきっかけに
 何とかしたいと思っている方。
・既に予備校に通っていたり、通信講座をやっていたりするが、
 うまく活用しきれていないと感じる方。
 
<こんな方にはおすすめしません>
・どちらかというと、あまり人からいろいろ言われるのがいやな方。
・受験勉強は、生きていく上では役に立たないと割り切っている方。
・楽して大学に確実に合格できる裏技やノウハウを知りたい方。
・浪人しても(一浪の人は二浪しても)いいと今から思っている方。
 
 
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◆発行責任者:やす(現役予備校職員)
◆お問い合わせ・ご意見・ご感想はこちらまで: gou-kaku@live.jp 
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※尚、「現役予備校職員が語る!〜こんな生徒が合格してきた〜」
へ頂いたお返事のうち、「他の受験生にも参考になる」と感じたものに
つきましては、もちろんお名前は伏せますが、事前承諾なしでご紹介・
引用させて頂くことがあります。どうかご了承ください。
(それは困る、という方はご遠慮なくその旨をご記載ください。)
 
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