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2008/06/26

現役予備校職員が語る!〜こんな生徒が合格してきた〜 第38回

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◆●  「現役予備校職員が語る!〜こんな生徒が合格してきた〜」
● 【第38回 予備校関係者の誰もが勧める勉強法 その8 高1高2編】
┃            2008/6/26 発行
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カリスマ講師や東大生(卒)直伝だけが全てじゃない!
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           <毎週月・木曜日発行>
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みなさん、こんにちは。
「現役予備校職員が語る!〜こんな生徒が合格してきた〜」 
のやすと申します。
タイトルの通り、現在某予備校に勤めております。
普段はなかなか聞けない(私からすると、なかなか言えない)、
現職だからこそ言える本音の部分を正直にできる限り
お話ししようと思っています。
これから予備校を選んだり、大学受験のための準備をしたりする上で
参考になれば幸いです。本日もよろしくお願いいたします。
 
 
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◆●            【目次】
 
●(1)<本日のテーマ>
   第38回 予備校関係者の誰もが勧める勉強法 その8 高1高2編

◆(2)<こんな生徒が合格してきた> 
   15.謙虚でかつ素直 前編
 
●(3)<編集後記>
 
◆(付)メルマガポリシー
 
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今回は、このシリーズの最終回として、高1・高2におすすめしたいこ
とについてお話いたします。このシリーズではいわゆる「やす式必勝勉
強法」といったものを提唱するわけではありません。一言で言いますと、
「高校の先生や予備校講師は世の中にたくさんいますが、そうした人た
ちの誰もが勧める勉強法をご紹介し、これに私なりのコメントをつけよ
う」という企画です。

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◆●          <本日のテーマ>
 
 第38回 予備校関係者の誰もが勧める勉強法 その8 高1高2編
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1.高2までは、原則として英語を中心に学習する。

これは文系理系にかかわらず、共通することです。十分認識していると
は思いますが、英語はマスターするのにかなりの時間と労力を要する上、
英語ができないと受験でかなり不利になります。部活が忙しい方は、英
語だけでもいいので勉強してください。まずは文法です。定期テストの
範囲になっている文法事項はもちろんその都度確認が必要ですが、それ
以外の内容も、高校の進度に関係なく進めてみてください。

また、以前にもお話しましたが、「実は中学レベルの英文法がしっかり
わかっているか自信がない」という方は、今のうちに中学レベルの問題
集を買ってやってみてください。苦手度合いにもよりますが、目安は
「高校受験のハイレベル問題集」、つまり難関高を目指す中学生向けの
問題集です。それよりやさしいとむしろやる気を失うかもしれませんが、
いざやってみると意外とあなどれないと思います。そこで抜けていると
ころをそのままにすると、間違いなく今後に影響しますので、ていねい
にやってみてください。ただ、そのレベルでも半分程度かそれ以下しか
できなければ、もう1段下のレベルの問題集の方がいいかもしれません。


2.得意科目を伸ばすか、苦手科目を克服するかの優先順位は、英語の
  成績か、自分の性格から判断して決める。

高1・高2の方にとって最も頭を悩ますことの1つが、「今から得意科目
をどんどん伸ばすことと、苦手科目を今のうちに克服することのどちら
を優先した方がいいか」ということだと思います。私が認識している限
りでは、「得意科目を伸ばす」ことを奨励している人の方が圧倒的に多
いのに対し、生徒自身は「苦手科目の克服」の方にどうしても気持ちが
傾くようです。ただ、苦手科目をそのままにすることに対する「恐怖心」
からやろうとしても、苦手科目なので思うように進まず、結局全てが中
途半端に終わることが多いです。それに、高校の先生によっては、生徒
に「得意科目を伸ばす」ことを奨励しても、自分の教える科目の成績が
悪いとハッパをかけたくなるでしょうから、ますます生徒は混乱します。
そこで、これらを総合した上で、迷っている場合は、下記のどちらかを
基準に決めることをおすすめします。

・もし英語が、苦手かダントツで得意なら「苦手科目の克服」を、英語
 がダントツ得意というほどではなければ「得意科目の英語を伸ばす」。

・どちらかというとポジティブな性格なら、「得意科目を伸ばす」こと
 に、ネガティブなところがあれば「苦手科目の克服」を優先する。

ということです。後者は、一見「プラス志向だからこそ苦手科目でも前
向きにできるし、ネガティブな人が苦手科目をやると逆効果なので、む
しろ逆では?」と思われるかもしれません。でも、ネガティブな一面を
持つ人は実感としてわかると思いますが、ネガティブな人は、苦手科目
があると、それが気になって気になってしょうがないのです。そして、
そんな性格を直すには、その苦手科目について、何らかの形で結果を出
すことしかないのです。私もそうでした。いくら他の科目の成績が良く
ても、苦手な英語の成績が良くなければ、気持ちは晴れませんでした。
そして、克服するにはある程度優先的に勉強するしかないのです。ただ、
独学だけではどうしても限界があります。予備校の授業や通信講座など
は優先的に受講し、わからないところはどんどん質問し、克服するため
なら誰でも何でも利用するくらいの貪欲さで勉強してください。もちろ
ん、基礎レベルの問題集(前述の通り、苦手度合いによっては中学レベ
ルの問題集も)も、少しずつでもいいので毎日こなすようにしましょう。


3.得意科目がある人は、先にその科目を完成させ、3年次は過去問を
  中心に「忘れない」対策を定期的に行う。

一方で、「ネガティブな一面がある」というほどではなければ、多くの
教員・講師が勧めるように、得意科目をさらに伸ばし、その科目の基礎
を、他科目に先立ち、3年次までに完成させておくのはいい方法です。
上述の通り、ある程度英語をやることが前提なので、得意科目が英語で
あれば言うまでもありませんが、たとえそれが数学や日本史であったと
しても、それらを優先的にこなすと、気持ちも前向きになれますし、3
年次にかなり楽になります。その時には、得意科目の時間を削って他科
目に回せますし、他科目より早く入試演習に取りかかれますので、「こ
の科目は大丈夫だから、後は時々『忘れない』ための対策をやる程度に
して、その分あの科目に重点を置こう」という姿勢で勉強できるからで
す。「この科目は大丈夫」という気持ちになれることが、受験生にとっ
てどんなに心の支えになるかは言葉では言い尽くせません。


4.高校の授業は1回1回しっかり受ける。

受験本の中には、授業によっては寝たり内職をしたりすることを奨励し
ているものもありますが、私が知る限り、高校教員や予備校職員はもち
ろん、予備校講師もそこまで勧める人はほとんどいません。理由は主に
2つありますが、そのうちの1つは、授業を聞かす、後日まとめて1か
ら復習する方がかえって時間がかかるからです。復習に時間をかけよう
がかけまいが、授業時間自体は変わりません。ということは、普段の授
業をしっかり受けて、その都度復習をしておけば、後日わざわざ復習を
する時間を多く取らなくても、その分を英語や苦手科目に回せるわけで
す。例えば古文なら、授業で扱った作品や文章が、模試や入試で出る可
能性は高いのです。だとしたら、たとえ授業がつまらなくても、その場
で内容を把握しておいた方がはるかに得です。特に予備校側としては、
そうした時間をとるくらいなら、その時間で予備校の授業の予復習や、
英語なり数学の基礎固めをやってほしいのです。限られた自主勉強の時
間を有効に活用するためにも、授業さえしっかり聞いておけば大丈夫な
科目は、寝たり内職をしたりしないで授業を聞いて時間を有効に活用で
きるようにしましょう。


5.受験に必要ない(かもしれない)科目でも、定期テストの勉強は
  ていねいにこなして高得点を狙う。

授業中の睡眠や内職を奨励しないもう1つの理由は、推薦対策です。詳
細は次回お話いたしますが、推薦入試では評定平均がどのくらいあるか
(つまり学校の5段階評価での成績)が重要になります。しかも、評定
平均は受験に必要な科目かどうかは関係ありません。つまり、どの科目
もしっかり勉強し、定期テストで高得点を狙わないといけないわけです。
だから、というわけではありませんが、今のうちから受験科目かどうか
を基準にするのではなく、定期テストでは、どの科目もしっかり復習し
て高得点を狙いましょう。そうすれば、同時に選択の幅も広がります。

例えば、既に私立文系にすることを決めているとしても、数学や理科は
捨てて授業を受け流し、テスト対策も適当にやる、というのはもったい
ないです。何があるのかわからないのが人生です。いつ国立大に興味を
示すかわかりません。私立理系の方も同様です。いつ文転することにな
るかわかりません。その際、決め手になるのは、普段からの授業や定期
テストへの取り組み方です。もちろん普段の自主勉強は英語や主要科目
でいいのですが、授業や定期テストに関しては、今のうちから捨てる科
目を作るなどしてあまり絞りすぎず、柔軟に対応した方がメリットがあ
ると思います。

尚、推薦対策という点で補足しますと、成績はたいてい「定期テストの
点数+授業態度+課題の提出頻度や中身」で決まります。つまり、いく
らテストの点数が良くても、「授業中の睡眠や内職=授業態度が悪い」
とみなされたら不利になります。受験本によっては、ばれない対策まで
ご丁寧に紹介しているものもありますが、それでばれない保証はありま
せん。特に指定校推薦を考えている方はやらないことをおすすめします。



次回からは、入試形態についてお話いたしますが、その中でも特に一般
入試よりも前に行われる推薦入試やAO入試について取り上げる予定です。


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◆●       <こんな生徒が合格してきた>
      
          15.謙虚でかつ素直 前編
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皆さんの中には、すでに自分なりの学習スタイルが確立している人もい
るかもしれません。でも、一応自分なりの方法を持っているつもりでも、
そのやり方で本当に大丈夫なのか半信半疑の人の方が圧倒的に多いと思
います。でもそれは当たり前です。特に高3生にとっては、生まれて始
めて大学受験をするわけです。そんな簡単に理想的な勉強ができるわけ
ではありません。どうすれば成績が上がるのか、どうすれば限られた期
間で最大限の効果のある勉強ができるのか、どうすれば忘れにくい覚え
方ができるのか、それこそ試行錯誤を繰り返し、ようやく夏以降に手ご
たえらしいものが見え始めるのではないでしょうか。一方で、予備校職
員や講師は大学受験のプロです。毎年多くの受験生と接し、どうすれば
成績を上げさせられるのか、どうすれば限られた期間で第一志望校に合
格させてあげられるのかを日々研究し、今までに数多くの受験生を大学
に送っているのです。ですから、受験生の皆さんは、自分が何から何ま
で経験し、失敗する必要はありません。予備校職員や講師の経験やノウ
ハウを最大限に活用し、なりふりかまわず合格を手にしてほしいのです。

合格してきた人は、「経験が少ない分、独学だけでは限界があるので、
職員・講師の力を借りてでも合格に結び付けよう」という謙虚な姿勢と、
「職員や講師からのアドバイスを全て受け止め、今後の勉強に生かそう」
という素直な姿勢を持っていました。でも、残念ながら、謙虚さや素直
さが欠けている受験生があまりに多い、というのがここ数年の実感です。
はっきり言って、謙虚さや素直さがなければ、何をやっても身に付きま
せん。 例えば、職員や講師からのアドバイスを、「わかってるよ、う
るさいなあ」と適当に聞き流すのと、真摯に耳を傾けた場合とでは、ど
ちらの方が身になるかは一目瞭然です。 相手の言うことは同じですが、
皆さんがどう聞くかで成績の伸び具合が変わってしまうのです。もちろ
ん職員も講師も人間です。時には間違えたことを言うかもしれません。
でも、皆さんよりは経験している分だけ、ベターになる方法をお話して
いるはずです。まずは謙虚で素直な姿勢で受け止めようとしなければ、
せっかくの志望校への合格のチャンスを逃してしまうのです。

何より、謙虚で素直な生徒には、職員も講師も「何とかして合格させて
あげたい」という気持ちを強く持ち、たとえ生徒から相談に来なくても、
こちらからいろいろな情報やアドバイスをあげようと思うものなのです。
だからますます多くのことを吸収でき、成績も上がっていくのです。私
たちも人間です。さすがに聞く耳を持たない生徒にそこまでしようとま
では思いませんから、この差がいかに大きいかをわかってほしいのです。

次回は、謙虚でかつ素直な気持ちで勉強して合格した生徒の具体例をご
紹介いたします。


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◆●           <編集後記>
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何ともえらそうなことをお話してしまいましたが、何をかくそう、私自
身も、特に現役生だった頃は、全く人には言えない生徒でした。謙虚と
か素直とかいう前に、特効薬ばかりを求め、「長い目で見て」のアドバ
イスを受け入れるだけの余裕がなかったのです。でも、その結果、完膚
なきまでにたたきのめされ、そこで初めて悟ったのです。今までの勉強
スタイルの何もかも捨てて、あれだけ毛嫌いしていた予備校に通い、
「受験のプロ」の言うこと全てを吸収しようとしました。でも、皆さん
にはそんな経験をする必要はありませんし、させたくありません。だか
らこそお話したとご理解いただければ幸いです。


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◆● 【現役予備校職員が語る!】メルマガポリシー
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これはカリスマ講師などがよく発行している「入試によく出る英語」、
「必ず覚える日本史用語」といった、科目指導的な内容のものでは
ありません。私が生徒と日々接してきた中でわかった、合格する人の
受験生活、考え方、勉強法などを、少しでも多くの受験生のみなさん
に紹介し、知っていただくことを目的としたメルマガです。
 
勤務先で接している生徒だけでなく、全国の受験生の皆さんに
受験勉強を通じて、生きていく上で必要な何かをつかんでほしい、
そんな願いをこめて、私はこのメルマガを発行しました。
 
予備校職員の立場からおすすめする予備校の選び方・生かし方や、
実際の生徒とのエピソード、受験生としての自らの体験など、
なるべく具体例をたくさん紹介いたしていきますので、
ぜひ、あなたのお役に立ててください。
 
 
<本メルマガはこんな方におすすめです>
・「受験勉強に王道なし」と信じてコツコツやろうという方。
・受験勉強を通じて、生きていくうえで必要な何かを得たいと思う方。
・今まで何をやっても長続きしなかったので、受験勉強をきっかけに
 何とかしたいと思っている方。
・既に予備校に通っていたり、通信講座をやっていたりするが、
 うまく活用しきれていないと感じる方。
 
<こんな方にはおすすめしません>
・どちらかというと、あまり人からいろいろ言われるのがいやな方。
・受験勉強は、生きていく上では役に立たないと割り切っている方。
・楽して大学に確実に合格できる裏技やノウハウを知りたい方。
・浪人しても(一浪の人は二浪しても)いいと今から思っている方。
 
 
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※尚、「現役予備校職員が語る!〜こんな生徒が合格してきた〜」
へ頂いたお返事のうち、「他の受験生にも参考になる」と感じたものに
つきましては、もちろんお名前は伏せますが、事前承諾なしでご紹介・
引用させて頂くことがあります。どうかご了承ください。
(それは困る、という方はご遠慮なくその旨をご記載ください。)
 
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