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2008/06/16

現役予備校職員が語る!〜こんな生徒が合格してきた〜 第35回

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◆●  「現役予備校職員が語る!〜こんな生徒が合格してきた〜」
● 【第35回 予備校関係者の誰もが勧める勉強法 その5 国語編】
┃            2008/6/16 発行
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カリスマ講師や東大生(卒)直伝だけが全てじゃない!
日々受験生を指導する某予備校の現役教務職員が、大学受験に合格する
生徒の傾向や勉強法、予備校の選び方・生かし方などを、自らの浪人体験
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           <毎週月・木曜日発行>
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みなさん、こんにちは。
「現役予備校職員が語る!〜こんな生徒が合格してきた〜」 
のやすと申します。
タイトルの通り、現在某予備校に勤めております。
普段はなかなか聞けない(私からすると、なかなか言えない)、
現職だからこそ言える本音の部分を正直にできる限り
お話ししようと思っています。
これから予備校を選んだり、大学受験のための準備をしたりする上で
参考になれば幸いです。本日もよろしくお願いいたします。
 
 
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◆●            【目次】
 
●(1)<本日のテーマ>
   第35回 予備校関係者の誰もが勧める勉強法 その5 国語編
 
◆(2)<こんな生徒が合格してきた> 
   13.その日の疑問はその日のうちに解決する 後編
 
●(3)<編集後記>
 
◆(付)メルマガポリシー
 
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今回は、勉強法についての5回目として、国語についてお話いたします。
このシリーズではいわゆる「やす式必勝勉強法」といったものを提唱す
るわけではありません。一言で言いますと、「高校の先生や予備校講師
は世の中にたくさんいますが、そうした人たちの誰もが勧める勉強法を
ご紹介し、これに私なりのコメントをつけよう」という企画です。

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◆●          <本日のテーマ>
 
  第35回 予備校関係者の誰もが勧める勉強法 その5 国語編
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1.現代文は追い込みが効かないので、たとえ週1問でも早くからこなす。

はっきり言って、当面の現代文の対策はこれしかないと思っています。
毎日のように問題をこなしているからといって、その量に比例して成績
が伸びるとは限りませんが、かといって後回しにしていたらもちろん成
績は伸びませんし、短期集中は効きません。このように、あまりにつか
みどころのない科目なので、定期的にこなして勘がにぶらないようにす
ることが第一なのです。そういう意味では、現代文は自分でやるより予
備校の授業を受ける方が楽です。「強制力」が働きますし、解説もして
くれます。また、最大の効果は、記述式の設問についてです。解説をし
てくれるだけでなく、場合によっては添削もしてくれるかもしれません。

現代文を自分でやる場合の難点は、選択式で、正解以外の選択肢ではな
ぜだめなのかの解説が詳しいとは限らないことと、記述式の設問では、
模範解答と解説は載っているものの、自分の作った解答が、もし本番の
入試だとしたら、どのくらい点数がもらえるレベルのものなのかがわか
りにくいことですから、予備校の授業を活用するといいでしょう。

尚、それがいろいろな事情で難しければ、解説の詳しい問題集がありま
すので、それを買ってやってみるのがいいと思います。普通の問題集は、
問題冊子に別冊の解答、というパターンですが、おすすめの現代文問題
集は、別冊の方が問題編で、冊子の方が解答・解説になっています。


2.現代文が苦手な人は、新聞の社説の要約練習をする。

これは単純ながら、いろんな職員・講師がおすすめしています。これを
繰り返すと、問題文を読んでいても、「要は何が言いたい文章なのか」
を意識できるようになりますので、本文の内容をふまえた設問にしっか
り答えられるようになるでしょうし、本文のどこを探せば設問の答えに
辿りつけるのかもわかってくると思います。たとえ大変でも、結局2・
3回でやめるようなことはせず、定期的かつ根気よくやってください。

ただし、これはあくまで、それを読んで添削をしてくれる人がいること
が前提です。もちろんやらないよりはやった方がいいですが、そうして
くれる人がいないと、自分の書いた要約文が要約文としてちゃんと成り
立っているのか、本文の核心にふれる重要な内容をしっかりふまえて作っ
ているか、もしだめならどこが原因でどうすればいいのか、などがわか
らずじまいで、結局ただ書いただけになります。何よりみてくれる人が
いる、というだけでかなりの動機付けになります。高校の先生や予備校
の講師などと親しくなり、気軽にお願いできる関係を今のうちからつくっ
ておくことが重要です。

同じことが現代文の記述式の問題でも言えます。「下線部Aの○○○と
はどういうことか、50字以内で説明せよ」などという問題も、いくら解
答例や解説があっても、もし本番の入試問題だったら、自分の答案がちゃ
んと点に結びつく解答なのか、だめならどう直せばいいのかまではよく
わかりません。やはり先生などにみてもらうのがおすすめです。


3.古文が苦手は人は、現代語訳を読み、だいたいの内容を把握しておく。

一概に言って、古文は現代文と比べると追い込みは効きやすいと言われ
ます。その理由の1つは、出題される内容が限られていることです。英
文読解や現代文で出題される文章の出典は無限にありますし、これから
も世に出続けるでしょう。でも、古文は違います。出典が限られている
ため、例えば源氏物語だけでも、もちろん出題箇所はいろいろですが毎
年どこかの大学で必ずと言っていいほど出題されています。入試に出る
作品はせいぜい20〜30といったところでしょう。ただ、苦手な人は、い
くらそれくらいしか出ないと言われても、それらを全て原文で読もうと
思ったらかなりの時間がかかるので、安心はできないと思います。そこ
で、そういう人は、現代語訳(それでも大変であれば、だいたいのあら
すじを説明している本でも結構です)を読み、登場人物や書かれた年代、
その当時の時代背景・社会情勢をだいたいでいいので把握しておくと、
取り組む際に気持ちがかなり楽になると思います。その上で、読解演習
を通じて古典文法をはじめ、重要事項を追加していくようにすると、限
られた時間で点数に結びつく勉強ができると思います。


4.古典文法は、助動詞と敬語は早いうちに確認しておく。

いくら古文が追い込みはききやすいとはいえ、古典文法で少々大変なと
ころはあります。ですから高校ではもちろん、予備校の授業でも古典文
法にはある程度時間をかけてやるものの、英文法に比べれば楽ですし、
文章を読む上での必要事項は限られていますし、少なくとも古典文法が
大問として単独出題されることはまれです。せいぜい設問の1つとして
出題される程度でしょう。それでも、古典文法の内容の中で、ある程度
時間をかけてでもやった方がいいと多くの職員・講師が特にすすめるの
は助動詞と敬語です。助動詞には活用があり、敬語は人物把握や主語の
確認が必須となり、どちらも意味を取り違えると、内容理解に大きく影
響するからです。もしこれらが不十分であれば、これらにしぼってでも
確認をしておいた方がいいと思いますし、それができただけでも、古文
がかなり読めるようになるでしょう。


5.漢文は追い込みが利くので、夏以降に集中して仕上げる。

漢文は古文以上に追い込みがきく科目です。書き下しや、再読文字など
の重要句形を覚えればある程度は取れますし、センターでは満点も狙え
る科目です。ですので、もしまだ漢文は手付かずでも心配はありません。
まず高校生で漢文の授業は大切に受講してください。そこで重要事項を
マスターすれば、漢文のために割く自主勉強の時間を最小限におさえら
れるからです。また、浪人生や、高校で漢文の授業がないに等しい方で、
予備校でも漢文の授業は取っていない方は、ぜひ夏期講習を利用してみ
てください。そこで集中して仕上げておけば、2学期以降は、いきなり
センターや志望校の過去問をこなすこともできますので、かなり楽にな
ります。ただ、幸か不幸か、よほどの難関大か文学部国文科でもない限
り、私大ではほとんど出題されません。国公立大志望者がセンターで使
うか、文系学部の二次試験で国語を課す一部の大学で使う程度です。だ
からこそ、漢文のような追い込みがきき、かつ最重要とは必ずしも言え
ない科目は、特定の時期に集中して仕上げると効率が良く、その分英語
などの最重要科目に時間を割くことが可能になります。



次回は理社編です。


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◆●       <こんな生徒が合格してきた>
      
    13.その日の疑問はその日のうちに解決する 後編
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もうかれこれ4年くらい前になりますが、慶応大学に合格したある生徒
は、「受かるべくして受かった」と誰もが認めるくらい、毎日のように
講師に質問し、その日の疑問は必ずと言っていいほどその日のうちに解
決していました。その徹底ぶりは脱帽もので、通常の時期は、毎週何曜
日にどの科目の講師が何時から何時ごろまで来ているかをだいたい頭に
入れた上で、絶妙なタイミングで講師室に現れ、要領よくコンパクトに
質問していました。講師によっては、その生徒の質問を毎週楽しみにし
ているような素振りの人もいたくらいです。そして、講習会の時期にな
ると、前もって「○○先生(あるいは○○の科目の先生)は早くていつ
ごろいらっしゃいますか」と聞きに来てはチェックし、今まで同様に質
問をしていました。それでも質問したい科目の講師とのタイミングが合
わなければ、できる友人を捕まえてでも解決しようとし、友人もその生
徒の性格はよくわかっていたので、「その生徒の頼みとあらば何とかし
よう」、と言わんばかりに喜んで応じていました。

その生徒のえらかった所は、何としてでもその日の疑問をその日のうち
に解決しようとしたことはもちろんですが、それ以上に、解決次第自習
室に戻って勉強を続けたことです。受験生と言えども人間ですから、顔
なじみの講師に質問をすれば、雑談混じりでダラダラ・ベタベタしてし
まうこともあるでしょうし、ましてや友人に質問しようものなら、それ
をきっかけにおしゃべりの花を咲かすこともよくある話です。でも、そ
の生徒は、最初は質問していたけど、結局質問の時間以上におしゃべり
をしてしまった、なんてことは私の知る限りでは一度もなく、本当にけ
じめのある生徒でした。もちろん質問するまでの間はずっと自習室で集
中して勉強していたのは言うまでもありません。せっかく同じだけの学
費を払っているのですから、他の生徒も、この生徒ほどではないにして
も、もっと講師を質問攻めするくらい活用してもいいと思います。


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◆●           <編集後記>
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この原稿を書きながら、今宮城や岩手で起きた地震についてのニュース
を見ています。どのチャンネルでもそのニュース特番をやっている状態
です。おそらく来週にならないと被害の詳細がわからないかもしれませ
んが、もし読者の中にこのエリアにお住まいの方がいらっしゃったら、
どうかご無事であることを心よりお祈り申し上げます。

それにしても、今に始まったことではないとはいえ、先日の秋葉原の事
件といい、今回の地震といい、今年もいやな事件や事故が多いですね。
ただ期待するだけではよくないのでしょうけど、そろそろ世の中がパッ
と明るくなるような話題がほしいですね。


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◆● 【現役予備校職員が語る!】メルマガポリシー
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これはカリスマ講師などがよく発行している「入試によく出る英語」、
「必ず覚える日本史用語」といった、科目指導的な内容のものでは
ありません。私が生徒と日々接してきた中でわかった、合格する人の
受験生活、考え方、勉強法などを、少しでも多くの受験生のみなさん
に紹介し、知っていただくことを目的としたメルマガです。
 
勤務先で接している生徒だけでなく、全国の受験生の皆さんに
受験勉強を通じて、生きていく上で必要な何かをつかんでほしい、
そんな願いをこめて、私はこのメルマガを発行しました。
 
予備校職員の立場からおすすめする予備校の選び方・生かし方や、
実際の生徒とのエピソード、受験生としての自らの体験など、
なるべく具体例をたくさん紹介いたしていきますので、
ぜひ、あなたのお役に立ててください。
 
 
<本メルマガはこんな方におすすめです>
・「受験勉強に王道なし」と信じてコツコツやろうという方。
・受験勉強を通じて、生きていくうえで必要な何かを得たいと思う方。
・今まで何をやっても長続きしなかったので、受験勉強をきっかけに
 何とかしたいと思っている方。
・既に予備校に通っていたり、通信講座をやっていたりするが、
 うまく活用しきれていないと感じる方。
 
<こんな方にはおすすめしません>
・どちらかというと、あまり人からいろいろ言われるのがいやな方。
・受験勉強は、生きていく上では役に立たないと割り切っている方。
・楽して大学に確実に合格できる裏技やノウハウを知りたい方。
・浪人しても(一浪の人は二浪しても)いいと今から思っている方。
 
 
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◆発行責任者:やす(現役予備校職員)
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へ頂いたお返事のうち、「他の受験生にも参考になる」と感じたものに
つきましては、もちろんお名前は伏せますが、事前承諾なしでご紹介・
引用させて頂くことがあります。どうかご了承ください。
(それは困る、という方はご遠慮なくその旨をご記載ください。)
 
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