現役予備校職員が語る!〜こんな生徒が合格してきた〜 第27回
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◆● 「現役予備校職員が語る!〜こんな生徒が合格してきた〜」
● 【第27回 夏期講習の取り方 その2】
┃ 2008/5/19 発行
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カリスマ講師や東大生(卒)直伝だけが全てじゃない!
日々受験生を指導する某予備校の現役教務職員が、大学受験に合格する
生徒の傾向や勉強法、予備校の選び方・生かし方などを、自らの浪人体験
や勤務先での具体例と共に紹介するメルマガです。
<毎週月・木曜日発行>
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みなさん、こんにちは。
「現役予備校職員が語る!〜こんな生徒が合格してきた〜」
のやすと申します。
タイトルの通り、現在某予備校に勤めております。
普段はなかなか聞けない(私からすると、なかなか言えない)、
現職だからこそ言える本音の部分を正直にできる限り
お話ししようと思っています。
これから予備校を選んだり、大学受験のための準備をしたりする上で
参考になれば幸いです。本日もよろしくお願いいたします。
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◆● 【目次】
●(1)<本日のテーマ>
第27回 夏期講習の取り方 その2
◆(2)<こんな生徒が合格してきた>
9.悩んでいても手は止めない 後編
●(3)<編集後記>
◆(付)メルマガポリシー
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前回から、夏期講習についてのお話をしています。2回目の今回は、お
すすめの夏期講習を取り方についてお話いたします。一応どの予備校に
所属している方にも共通する内容にしているつもりです。どうか参考に
してください。
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◆● <本日のテーマ>
第27回 夏期講習の取り方 その2
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1.主要科目はまんべんなく取る。
英語は重要だという意識は皆さんがお持ちだと思いますので、英語につ
いては言うまでもありませんが、大事なのは、例えば文系の方なら、英
語のほかに現代文や古文・地歴公民も、理系の方なら数学・理科も合わ
せて取るということです。そうでないと、どうしても取っていない科目
が後回しになり、アンバランスな夏休みになってしまいます。1講座ず
つでもいいので、英語以外の科目も一通り取ることをおすすめします。
2.センターのみの科目は夏期講習で一気にまとめる。
1学期を振り返ってみると、いくら国公立大志望の方でも、英語を中心
に主要科目だけで手一杯だったのではないかと思います。それはそれで
かまわないと思いますが、かといって、夏休みも主要科目のみの勉強で
終わり、センターのみの科目をギリギリまで手付かずにしておくのは、
それはそれで不安だと思います。そこで、こういう科目こそ、夏期講習
でまとめて一気に勉強しておくのです。主要科目ではないので、自分で
やろうとするとどうしても限界がありますが、講習でなら、講習期間内
で完結するようにコンパクトにまとまっていますので、集中学習にはもっ
てこいです。日程などの都合上、それらを取る代わりに主要科目の講座
を1つや2つ削ることになっても、やる価値はあると思います。
3.理社の講座は、内容先取りの講座も取る。
理社の講座は、たいていジャンル別・テーマ別の講座が中心です。です
が、予備校によっては、新学期の内容を先取りする講座も開設されます。
例えば日本史や世界史の近現代史や文化史、物理の電(磁)気、生物の
遺伝などです。これらの単元は、高校によっては、ギリギリまで到達し
ませんので、特に高校生は、習った直後に入試本番、なんてことにもな
りかねません。浪人生にしても、いくら高校で一通り習ったとしても、
演習問題を解く機会が少なかったと思います。予備校ではそこを見越し
て、こうした内容先取り的な講座を夏期講習で開設しますので、機会が
あればぜひ取り、早めの対策・準備をおすすめします。
4.苦手科目は基礎レベルの講座を取る。
レベルについては、予備校ごとにいろいろですので、細かいことをお話
するのは限界がありますが、苦手科目の講座は、「背伸び」せず、基礎
事項の総復習的な講座を取ることをおすすめします。現時点で克服すべ
く問題集等を定期的にこなし、夏休みまでに基礎が固められる自信があ
るならともかく、そうでなければ、2学期以降に大きなロスになる可能
性があります。念には念を入れる意味で、講習を通じて基礎を完璧にし
ておきましょう。また、それ以外の科目は、志望校のレベルの講座を取っ
てみてもいいと思います。夏期講習は来週からあるわけではありません。
始まるまでにはまだ時間がありますので、たとえ志望校のレベルに達し
ていなくても、講習当日までにそこまでのレベルアップをはかることを
当面の目標にすればいいのです。その方がむしろこれからの時期を乗り
切るためのモチベーション維持につながると思います(もちろん無理す
る必要はありません)。尚、例えば早稲田が第一志望でも、偏差値が50
以下など、現状のレベルと志望校のレベルとに大きなギャップがある場
合は、現時点では無理に志望校レベルの講座は取らず、現状に合ったレ
ベルの講習を取る方がいいと思います。志望校対策は何も夏休みだけし
かできないわけではありません。2学期以降でも冬期講習でもできます。
5.部活がある場合でも、最優先科目だけでもいいので取っておく。
いくら部活が忙しいと言っても、1つか2つくらいは取れると思います。
本人としては、「部活が忙しいので、取れなくてもしょうがない」とい
うことなのでしょうが、入試本番では部活がなく、夏休みをフルに活用
できた相手とも勝負しなくてはなりません。そのためにも、きついのは
百も承知ですが、英語やその他苦手科目の中で最優先のものを、合間を
塗って1つでも2つでもいいので取っておくことをおすすめします。そ
れだけでも全然違います。尚、夏休み中に部活を引退した方で、その時
点でもまだ取れる講座が残っていたら、取れる限り取って遅れを取り戻
し、いい形で2学期につなげられるようにしましょう。
6.高1・高2生は、英語+(数学or現古)を取る。
いくら受験学年ではないとはいえ、高1・高2生も今後のことを考え、英
語の講座は取っておいた方がいいと思います。また、どの高校も文系・
理系を問わず、ある時期までは数学を重視すると思いますので、併せて
数学の講座を取っておきましょう。ただ、既に今の時点で私立文系に進
むことが決まっているようでしたら、数学の代わりに現代文や古文の基
礎講座を取ってもいいと思います。一概に言って、高1・高2生向けの講
座は、夕方やお盆の時期など、部活のある方でも受講できるような時期
に集中して開講されていることが多いですので、うまく合間を見つけて
取ってみてください。今のうちにやっておくと後で本当に楽です。
次回は、このシリーズの最終回として、「夏期講習は取れない・取りた
くない」という方に、その対策とメッセージを送りたいと思います。
「取らない」と決めるのはいつでもできます。次回の内容を読んでから
でも遅くないと思います。前回からこんなお話をしておりますが、最終
的にどうするかを判断するのは皆さんの自由です。ただ、毎年、理由は
様々ですが、夏期講習の代わりに自分のテーマに沿って勉強するでもな
く、結局ただ取らないだけで夏が終わり、そのまま予備校から足が遠の
いただけでなく、受験勉強からも遠のいてしまった生徒を見てきており、
そのはがゆさから取り上げるのだということはわかっていただきたいと
思います。尚、既に取ることを決めた方でも、いろんな意味で参考にな
ると思いますので、そうした方もぜひご覧ください。
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◆● <こんな生徒が合格してきた>
9.悩んでいても手は止めない 後編
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今年、お茶の水女子大に合格したある生徒は、まさに悩んでいても手は
止めない生徒でした。進路指導を始めた当初から、「第一志望はお茶大、
だめでもとにかくMARCH以上、それがだめなら浪人する」と宣言し、模
試で思わしくない結果でも、それに左右されることなく、考えを変えま
せんでした。ただ、センター試験直後の面談で、そんな彼女も実は以前
からけっこう悩んでいたことがわかりました。でも、それを感じさせな
いくらい、普段は平然と勉強し、集中力が途切れませんでした。
この「平常心」というのは、この生徒を含め、結果を出している人共通
の特徴と言えます。誤解しないでいただきたいのは、元々平常心を持っ
ている人が合格する、というのではなく、本当は模試の結果が出なかっ
たりしてあせっているけど、あえて(無理やり)平常心で勉強しようと
し、それを継続しているということです。言わば、感情をコントロール
しているのです。合格している人ほど、その日その日にやるべきことを
ただ黙々とこなしており、この生徒も例外ではなかったのです。もしこ
の生徒が、模試で思わしくない成績をとるたびに、手が止まり、その後
の勉強に差し支えるほど悩み、落ち込んでいたら、今年の合格はなかっ
たと思います。それも、お茶大・早慶を含めて全勝で、MARCHに至って
は、センター利用での合格です。一般入試で合格するより難しいのです。
私はこの生徒から、たとえ悩んでいても手を止めることなく、毎日同じ
ことをコンスタントにこなすことの大切さを教えてもらいました。「継
続は力なり」とはまさにこのことです。
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◆● <編集後記>
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そういえば、今年になって、「行列のできる法律相談所」という番組の
企画で、芸能人の書いた絵を売って、そのお金でカンボジアに学校を建
てよう、というプロジェクトが動き出し、先週からその絵のオークショ
ンが番組内で行われているようです。私もこれらを拝見したのですが、
何より感銘を受けたのは、カンボジアの子供たちは、勉強したくてもで
きず、見るも粗末な学校で、制限がありながらも楽しそうに勉強してい
る姿です。それに対し、日本では勉強しようと思えばいくらでもできる
環境にありながら、それらを生かしていない生徒が多いことです。
これは完全に私の感情が入っており、統計を取った結果ではありません。
ですから、この表現には語弊があるかもしれません。でも、私の職場で
も、毎年のように、家庭の事情から、アルバイトをしてためた自分の貯
金を崩してでも予備校に通い、志望校合格を目指してまじめに受験勉強
をしている生徒がいる一方で、せっかく保護者に授業料を払ってもらっ
ているのに、さぼってばかりでまともに勉強をせず、授業料をむだにし
ている生徒を目の当たりにしていることもあり、人事ではないのです。
バラエティー番組ながら、私の立場上、とても考えさせられる企画です。
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◆● 【現役予備校職員が語る!】メルマガポリシー
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これはカリスマ講師などがよく発行している「入試によく出る英語」、
「必ず覚える日本史用語」といった、科目指導的な内容のものでは
ありません。私が生徒と日々接してきた中でわかった、合格する人の
受験生活、考え方、勉強法などを、少しでも多くの受験生のみなさん
に紹介し、知っていただくことを目的としたメルマガです。
勤務先で接している生徒だけでなく、全国の受験生の皆さんに
受験勉強を通じて、生きていく上で必要な何かをつかんでほしい、
そんな願いをこめて、私はこのメルマガを発行しました。
予備校職員の立場からおすすめする予備校の選び方・生かし方や、
実際の生徒とのエピソード、受験生としての自らの体験など、
なるべく具体例をたくさん紹介いたしていきますので、
ぜひ、あなたのお役に立ててください。
<本メルマガはこんな方におすすめです>
・「受験勉強に王道なし」と信じてコツコツやろうという方。
・受験勉強を通じて、生きていくうえで必要な何かを得たいと思う方。
・今まで何をやっても長続きしなかったので、受験勉強をきっかけに
何とかしたいと思っている方。
・既に予備校に通っていたり、通信講座をやっていたりするが、
うまく活用しきれていないと感じる方。
<こんな方にはおすすめしません>
・どちらかというと、あまり人からいろいろ言われるのがいやな方。
・受験勉強は、生きていく上では役に立たないと割り切っている方。
・楽して大学に確実に合格できる裏技やノウハウを知りたい方。
・浪人しても(一浪の人は二浪しても)いいと今から思っている方。
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最大級のメルマガポータルサイト「まぐまぐ」を利用して配信しています。
◆発行責任者:やす(現役予備校職員)
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引用させて頂くことがあります。どうかご了承ください。
(それは困る、という方はご遠慮なくその旨をご記載ください。)
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