2009/11/02
しあわせこそだて通信 第43号
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癒しの子育てネットワーク
し あ わ せ こ そ だ て 通 信 <第43号> 2009.11.2
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こんにちは。アリーです。
発行日は昨日だったのですが、一日遅れてしまいました。体調不良のためとは
いえ、お待たせしてごめんなさい。
日曜日は休日診療をやっている病院に行きました。小さな病院なのに大混雑で、
新型インフルエンザの流行り具合を肌で感じてきました。小さな子どもが辛そ
うに泣いているのを、自分も具合悪そうなお母さんがずっと抱っこしていたり
と、なかなか大変な状況でした。
母はいつも強いなあ。
◎もくじ◎
○癒しの子育て・子どものきもち
○癒しの子育て体験記
○生きる喜び・育てる楽しみ
○おしらせ
○あとがき
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○癒しの子育て・子どものきもち~子どもたちによる「癒しの子育て」語録
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(‘元気のないお母さん’と‘元気だけど怒りんぼのお母さん’、どっちが
いい?と聞いてみたら…ちなみにパパの答えは「中間」)
「両方。どんなお母さんでもいいんだよ」 (9歳)
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○癒しの子育て体験記 「反抗期にうまく入れそう」
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Wさん、こんにちは。散々力を貸していただきながらの私とSですけど、その
Sも11歳を過ぎ、反抗期とか、思春期とか、親離れとか…。なんだかSの中
にそんな欲求が芽生え始めているのを感じていました。
とは言え まだかわいいとこもいっぱいありながら、抱っこに伺い始めた頃の
苦しい泣きの3歳とは違う、今、また泣きたいけど泣くもんか…の意地がちょ
っと気になっていました。「宿題多すぎ!」「遊ぶ時間ないし!」「持ち物多
すぎで入んないし!」…小出しにはしてたんですよ?
さて、片付けなくてはならない宿題がいつもより沢山あるらしい…その日、も
うご飯間近の時間、明日も早いから、お風呂や寝る事考えるとのんびり本見て
られるはずもないのに、異様なのんびりさで、本を握って離さないみたいに見
てるのです。私が「ご飯30分位で出来るよ」と言うと、溢れてきました。
「こんなに同じ事書かなくても覚えんだし!」
漢字ドリルとノートを放り投げます。
「うっさいんだし!」
いつもなら、「でも、力になると思うし、出来ると思うから宿題だすんじゃな
い?」とか、「みんなも同じ事してんでしょ」とか、私は寄り添いもせず、自
立を促したい気持ちで、突き放すような対応が多かったです。この日は、
「(でも)は言わずに、言葉の奥を聞いてみよう」と思えました。
「先生はただドリル書き取らせて楽してるだけ」
「自分の都合で俺のノート返さないから、今日、昨日の分もやらなきゃなくな
る」「楽しい授業に限って説明長すぎるから、いっつも時間なくなる」
「それを指摘する子いたら、『楽しいばかりじゃダメなんだ』って言うけど、
楽しい事なさすぎだ」
…でるわ、でるわ、先生へのだめ出し。
その先生にも似た私の部分も、私は感じながら聞いていました。「お母さんも
似てる時あるね」と言いましたが、ノーコメントで 怒りにふるえてる感じで
した。ボロボロなきながら、ゴシゴシふきながら、Sは、先生は間違いや手抜
きがあるのを棚にあげて、自分たちをただ批判ばかりしてて、悔しいという感
じでいるみたいです。
「バカにすんなって思うね」
「ずるいって思うね」
「意地悪って思うんだね」
ただ横にいて聞いていただけなんですが、Sの中の、大人や世の中の仕組みみ
たいのに対する、矛盾というのかずるさ、納得出来ない自分の苦しさが、苦し
いほど伝わってきました。
「先生は、悪いなんて思ってないんだろうね。いいと思ってるんだろうね。分
かってもらえなくて悔しかったね、悔しくて、悔しくて、悔しいのに…よく、
頑張ってたね」
そう言ってたら私も涙が流れてきて 頭をいっぱい撫でながら 抱きつきまし
た。いつもは、頭なでるのも抱きつくのも、やめーろーなんて言うけど、黙っ
てました。
Sの口調が柔らかくなって、私は、「いくらでも怒ってもいいからね、恨むな
よ」っていいながら、また泣けてきました。これは、(恨み言になるまで、ひ
とりぼっちにしてごめんね)…の気持ちの涙です
「おれ、小学校の先生になったら、もっと楽しくする」
そう言って、半分の宿題を一気に進めてご飯にしました。
私も、最近ぼんやり思っていました。苦しい気持ちに向き合う事はわりと出来
るようになったと思うけど、楽しい、嬉しいを分かち合うのは下手かもしれな
い。何でだろう。楽しんでちゃダメよ…がいるのかもしれません。
この日、寄り添えた私には、実は訳があります。北海道にいる友達と、今まで
以上に深く分かり合えるようなやりとりがありました。会ったわけでもないの
に、力を分け合えたような感じで、私は聞く勇気が持てたのだと思います。人
と人との支え合いの力…すごいです。
Wさん、Sも成長したでしょう…。私よりずっと色んなこと感じながら、葛藤
しながら、うまく反抗期に入れそうですよね? 私にはなかった反抗期、Sに
向き合いながら、体験していけるかもしれないですね
(千葉県 みっこさん)
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○生きる喜び・育てる楽しみ 癒しの子育てネットワーク代表 阿部秀雄
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○伝統の子育てを探る(完)
子どもが探索行動にふけっているときにも、子どもは背後にいるおとなの様子
にアンテナを張っているので、母親が「それは危ないよ」と警告したい気持ち
に駆られて体を緊張させると、言葉を出すより早く子どもに伝わって、子ども
はそれに反応します。それまで触覚コミュニケーションを経てきたおかげで、
親と子は体と体が離れてからも、こうした以心伝心のコミュニケーションを発
達させていたようです。
近代人のように理性的な思考を駆使しているのではなく、かといってもっぱら
無意識というわけではなく、両者の境目のレベルで働いている、こうした直感
優位の意識の働きを、ソレンソンは「境界意識」と呼んでいます。リードロフ
も、「下は粗雑なレベルで働く五官から、上はにわかには信じがたいテレパ
シーにいたるまで、赤ちゃんには生き延びていくための仕組みが完璧に備わっ
ている。このテレパシーはしかし、なかなか役に立つものらしい」と書いてい
るのも、同じことを言おうとしているのでしょう。
リードロフはまた、「科学が進歩したのはいいが、ここ数千年の間に、進化に
よって定められた生活様式からさ迷い出てしまった。それどころか、進化の道
筋を生き抜くのに不可欠であった、いかにふるまうべきかという感覚さえ損な
ってしまった。子どもをどう育てたらいいかをはっきり教えてくれる過つこと
のない本能を持っていたのに、この知恵を完全に放棄してしまいかかってい
る」とも書いています。
境界意識なしに、理論や理性だけでは子育てはうまくいきません。だから、イ
ェクゥアナ族では女も男も、子どもでさえも、誰もが育児書なしに子育てが上
手にできる、というわけです。リードロフは3歳くらいから赤ちゃんの子守を
すると書いていますが、それは、それまで年上の子どもからそうしてもらって
きた子どもが進んでそうするということであって、戦前のように貧しい家の子
どもが長時間の子守奉公を強いられたということとは違います。
現代になっても、妊娠・出産・育児の時期は、こうした境界意識が働きやすい
ようです。あなたも、ご自身の感性をぜひ信じてください。
さて、人類の子育ての祖型を要約すると、
おとなたちは、働くことを楽しみ、遊ぶことを楽しみ、子育てを楽しんでいた。
互いに親密に連帯しあう共同体を営みながら、自分たちが主体となって日々の
労働と生活をゆとりをもって楽しんでいた。
親は、周囲のおとなや年長の子どもに支えられながら、労働と生活のかたわら
子育てをしていたが、それは子どもをないがしろにしていたわけではなく、子
どもをかけがえのないものとして大切にしていた。
赤ちゃんが自力で移動できるようになるまではひたすら腕のなかで密着させて
育てていたが、赤ちゃん期後半以後も、身体的な触れあいとそれによってはぐ
くまれた感性と知性が一体となった意識が、親子や人々の関係を支えていた。
・・・ということになるでしょうか。
いまとなっては失われがちなこうした子育ての特質を、現代という生活条件の
なかでいかに生かしていくか、それがこれからの子育ての課題ではないか、と
思っています。
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○おしらせ
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◎相談室 和く輪く舎で、体験会が開かれます!! 詳細については、
和く輪く舎ホームページへ→http://homepage3.nifty.com/wakuwakusya/
◆子育てに自信がつく「おむつがえ」~ 赤ちゃんのお世話から始まる大切な
コミュニケーション第3弾
子どもとのやりとりをより楽しく確実なものにするために、出版ほやほやの
『いい子に育つ!6000回のおむつがえ』(主婦の友社刊)を教材にして、
実地で学べる機会です。子育てに自信がつきますよ。是非いらして下さいね。
【日 時】2009年12月5日(土) 午前10時~12時
【会 場】相談室和く輪く舎(錦糸町駅から徒歩5分)
【定 員】6ヶ月から2歳未満のお子さんを対象に12組
【参加費】参加費5000円+教材費950円
【申し込み・問い合わせ】和く輪く舎
〒130-0022 東京都墨田区江東橋4-29-11 藤崎ビル8階
電話/FAX 03-5624-3229
Eメ-ル happyhug@nifty.com
◆母と子のきずな探し・しあわせ子育てを学ぼう!~
『私って、ダメ』なお母さん、集まれ!
子育て中によく陥りそうになる、「私ってダメ」と思う気持ち。その気持ちと
のつきあい方が、しあわせな子育てへの鍵を握っています。お話や体験を通し
て、その鍵を探ってみませんか?
【日時】2009年12月5日(土)午後1時半~3時半
【会場】相談室和く輪く舎(錦糸町駅から徒歩5分)
【定員】12人
【参加費】5000円
【申し込み・お問い合わせ】和く輪く舎
〒130-0022東京都墨田区江東橋4-29-11 藤崎ビル8階
電話・FAX 03-5624-3229
Eメール happyhug@nifty.com
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「癒しの子育て」を日本中の子どもたちのしあわせな成長のために役立てたい
という願いのもとに、現在各地に援助者がおり、ネットワークの輪が広がって
います。
お近くのネットワーク・援助者をお知りになりたい場合は、メールでお問い合
わせください。
▼メールはこちら→ happyhug@nifty.com
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○あとがき
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私の場合、インフルエンザというより、風邪だったのかも?
皆さんもお気をつけて。
次は11月15日です。
(アリー)
▼感想・体験談などはこちらへどうぞ→ happyhug@nifty.com
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