2009/10/15
しあわせこそだて通信 第42号
●………………………………………………………………………………………●
癒しの子育てネットワーク
し あ わ せ こ そ だ て 通 信 <第42号> 2009.10.15
●………………………………………………………………………………………●
こんにちは。アリーです。
我が子は最近とても生意気で扱いづらくなりました。第一次反抗期がおとなし
めだったので、その分を取り戻そうとしているかのようです。それはわかって
いても、私もいい加減に疲れてきました。
子どもの顔を見ていたら、身に覚えがある表情を浮かべていました。子どもと
同じ年の、私自身の表情にそっくり。
なので、あの頃の気持ちを我が子も味わい始めているんだな、とわかりました。
そう思って語りかけてみたら、今日だけは素直に聞いて、「むかつく気持ちが
ちょっと減った!」と満足そうに眠りにつきました。
ヤレヤレ。なかなか大変です。
◎もくじ◎
○癒しの子育て・子どものきもち
○癒しの子育て体験記
○生きる喜び・育てる楽しみ
○あとがき
----------------------------------------------------------------------
○癒しの子育て・子どものきもち~子どもたちによる「癒しの子育て」語録
----------------------------------------------------------------------
(泣いちゃダメ、文句も言わないで!と母に言われて荒れた後)
「泣くのも文句を言うのもダメなんだから、こんなになるに決まってる
よっ!!」
(9歳)
----------------------------------------------------------------------
○癒しの子育て体験記 「抱っこの不思議」
----------------------------------------------------------------------
先週月曜に娘に大きな変化が起きました。
娘のことで、私がまたもや大噴火をおこし、子供たちを保育園に送った後一人
で怒りを爆発させ、その後散々泣きました。娘や息子が抱っこされて激しく泣
くのにかなり近い泣き方ができるようになりました。
長い時間激しく泣くと、その後は心地よい疲れといいますか、そんなものを味
わいながらしばらく午前中はぼんやりしていました。
その次の日から、娘が今までなら例の「唸り声」を上げる場面で泣くようにな
ってきたのです。初めの1,2回は私が少々強引に泣くように仕向けたのです
が、その後はそんな小手技を使わなくても泣くようになってきました。これは
かなり大きな変化だと言っていいと思います。
母親が泣けるようになってきたら子供も泣けるようになってきたんでしょうか
ね・・。それにしても不思議ですね。
それと、最近子供が落ち着かなくなってきたサインをだいぶ見抜けるようにな
ってきました。娘や息子もお父さんがずっといない(入院中)ので、はっきり
と目に見えて落ち着かないわけではないのですが、手をつなぎたがらなかった
り、なんか聞き分けがなかったりしてるので、抱っこしてみました。
娘は昨日はお父さんがいない、ということが大きな訴えではなかったようです。
抱っこして赤ちゃんを寝かすように「ゆーらゆーら」とやっていたら、ものす
ごく異様に反応しました。それこそ「エクソシスト」の悪魔払いでもやってる
かのように、ものすごい形相になってこっちがこわくなるくらいでした。
これだけ反応するということは、こんな風にやってもらいたかったということ
でしょうか?
私も昨日一人で自分の心の中を探っていましたら、どうやら誰かの膝で思い
っきり泣きたかったのだということに気がつきました。そうしてもらっている
ところを想像すると、ものすごく涙が出てくるので・・。
それと、娘からずっと逃げたい逃げたいと思っていた自分がいることもわかり
ました。「そうだ、私は○子から逃げたかったんだ」と口に出すとダーっと涙
がでてきます。
そして、何度も口に出すと落ち着いて、今は娘とちゃんと向かい合えるように
なったような気がします。
心というものは不思議ですね。自分が忘れてしまって思い出せない記憶や想い
であっても、その部分のつぼを押すようなことを言われると、激しく反応して
涙が出てくるので「ああ、私はこういうことを切望していたんだ」とわかるの
です。
娘は激しく泣いた後、珍しく私にぴったり寄り添って向かい合って抱っこされ
ながら「ブロッコリー食べさせられたのがイヤだったんだ」とか「ばかって言
われたのがいやだった」と訴えました。
そして、今朝は起きてすぐにカーテンを開けてくれたり「着替える」と言って
着替えたりしました。少しすっきりしたみたいです。
抱っこ法について、理解が一つ実感として深まったと思いました。
ところで娘が泣いていた理由ですが、昨日はっきりしました。
昨日も試しに抱っこしてみたのですが、やはり赤ちゃん抱っこしてゆらゆらす
るとものすごく反応するのです。しばらくやっていて今度は立って「ゆーらゆ
ら」とやりだすと更に泣き叫び、「座ってー!!座ってー!!」と叫びます。
なんだか赤ちゃんを寝かしつけてるみたいだなと思いながらやっていて、ふと
気が付きました。ちょうど先日「ダダこね育ち」を再読していて「子供は思い
のほか親想いで、自分が夜中泣いて親が眠れなかったことを悪かったと思って
いる」というのを思い出しました。もしかしてそれなのかなあ・・?と思って
いたら娘がおしっこをもらしたので抱っこは中断となりました。
でもその後お風呂に一緒に入っているときに試してみました。手などを握って
いると、反応が現れますよね。
それで、私は娘の手を握りながら自分が思いついたことを3つ、話してみまし
た。
(1 )「○子はもっと赤ちゃんみたいに抱っこしてもらって寝かせてもらいたか
ったのかなあ?」反応はありません。
(2)「○子は赤ちゃんの時、夜中何度も泣いてお母さんやお父さんが交代で抱
っこしてあやしてたの、覚えてる?」 こういうと手を振りほどこうとします。
これだ!と思いました。
(3)「○子は赤ちゃんの時、電動ラックで揺られながら寝てたよね。あれ、い
やだったのかな?」反応なしです。
さらに、寝かしつける時にまた思い当たる節があって聞いてみました。
「○子、赤ちゃんの時何度も夜泣きしてお母さんたちに迷惑かけたと思ってる
の?」 娘はうなづきました。
「それで、もう泣いたらいけないと思った?」 これにもうなづきました。
なんかとてもが合点のいく出来事でした。子供というのはほんとに親のことを
心配しているんですね。
「赤ちゃんは泣くもんだよ。もう気にしなくていいんだよ。それに今はもう夜
中泣いて起きたりしないから大丈夫よ。昼間たくさん泣いていいんだよ」
というのを娘はじっと聞いていました。
抱っこ法ってほんとにスゴイし興味深いと思いました。
(埼玉県 Kさん)
----------------------------------------------------------------------
○生きる喜び・育てる楽しみ 癒しの子育てネットワーク代表 阿部秀雄
----------------------------------------------------------------------
○伝統の子育てを探る(12)
もちろんおとなには、部族のしきたりを次の世代に伝えていく役割があります。
ですから、子どもたちが従うべき基準は少なからずあります。その意味では、
両親が子どもたちに接する態度はけっして甘いものではありません。
子どものふるまいが逸脱すると、母親も父親も厳しい態度を取ります。それに
しても、怒気を含んだことばをリードロフが聞いたのは、してはならないこと
をしてしまった子どもに対して堪忍ならなくなったときだけ。それもごくまれ
だったということです。
厳しく求められる事柄は少なからず存在するのですが、それを求める態度は必
ずしもそれほど厳しい必要はないのです。それというのも、子どもたちは、こ
とさら厳しくしなくても、進んで言いつけに従うからです。
子どもたちには、「水を持ってきて」「薪を割っておくれ」「赤ちゃんにバナ
ナをやって」など、いろいろ言いつけられますが、それを言いつけるおとなは、
子どもたちが役に立ちたがっていることを知っており、当然その子は即座に応
じるものと期待しています。
父親が戻ってくると、母親と子どもたちは静かになります。食事どきはみな、
あまり口を利きません。母親は父親の前に黙ってお椀とマットを置きます。子
どもたちがそばに来て座り、一言も話さずに食べ物を取り、手渡していきます。
母親が静かに何ごとかを口にすると、子どもたちのうちの誰かがすっと立ち上
がって、飲み物の入ったふくべを持ってきます。
最初リードロフは、権威的な父親が家族を支配しているのではないかと思いま
したが、それは勘違いでした。家族の誰も父親の前で緊張していないのです。
子どもたちが聞き分けがよいのは、親を尊敬しているからです。父親が戻って
くると、女の子は喜んでキャッサヴァの一片を父親のために持っていきますし、
男の子は好んで父親と力比べをします。父親は、そのりっぱなふるまいからお
のずとかもしだされる威厳によって、自分たちの社会でどうふるまうべきかを
身をもって子どもたちに示しているのです。
甘やかしか厳しいしつけか、という二者択一の問題はイェクゥアナ族には存在
しないのです。密着育児によってたっぷり甘えてきた子どもはおのずとしつけ
を受け入れます。密着子育てはしつけの準備性を育てるのです。
----------------------------------------------------------------------
「癒しの子育て」を日本中の子どもたちのしあわせな成長のために役立てたい
という願いのもとに、現在各地に援助者がおり、ネットワークの輪が広がって
います。
お近くのネットワーク・援助者をお知りになりたい場合は、メールでお問い合
わせください。
▼メールはこちら→ happyhug@nifty.com
----------------------------------------------------------------------
○あとがき
----------------------------------------------------------------------
新型インフルエンザが流行ってますね。もうかかるのも時間の問題かも…。
朝晩は冷えるようになりました。くれぐれもお体を大切に。
次は11月1日の予定です。
(アリー)
▼感想・体験談などはこちらへどうぞ→ happyhug@nifty.com
----------------------------------------------------------------------
メールマガジン しあわせこそだて通信 (毎月1日・15日 発行)
◆発行責任者:有村恭子
◆発行部数:833部
◆サイト:http://homepage2.nifty.com/happyhug/
◆メール:happyhug@nifty.com
◆登録・解除:http://www.mag2.com/m/0000256876.html
Copyright (C) 2008 IYASHINOKOSODATE network, All rights reserved.
掲載記事を許可なく転載することを禁じます。
----------------------------------------------------------------------
応援します。しあわせな子育てを取り戻すために!


