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2009/10/01

しあわせこそだて通信 第41号

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      癒しの子育てネットワーク    
    し あ わ せ こ そ だ て 通 信    <第41号> 2009.10.1
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こんにちは。アリーです。

今日は何だか変な日でした。朝からいろんな忘れ物をし、出かけた先で二度も
電車を乗り間違えたり、よかれと思って計画したことが全部裏目に出たりして、
じたばた過ごした一日でした。

こんな時は、体が何かを訴えているんだなあ、と思うけれど、あんまり自分に
優しくない私は、そんな声は聞かなかったことにして、ついつい突き進む癖が
ついています。

そんな話を子どもにしていたら、大変だったね~、と肩をもんでくれました。
そしたらそれだけで、大あくび。気持ちもゆったりと落ち着きました。

自分に優しくできないときは、誰かにしてもらうといいんだって事、すっかり
忘れてました。

 ◎もくじ◎
 ○癒しの子育て・子どものきもち
 ○癒しの子育て体験記
 ○生きる喜び・育てる楽しみ
 ○あとがき

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○癒しの子育て・子どものきもち~子どもたちによる「癒しの子育て」語録
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   (学校での出来事について)

 「先輩が、‘泣いてないで理由を話せ’って言うんだけど、泣いているとき
  に話すのは無理だべ。」     
                                                    (16歳)  
  
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○癒しの子育て体験記        「明るい未来に向かって」
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この前ね、近くの公園に散歩に行ったら、噴水の音が心地よかったよ。体内音
に似てるからなのか、ハグちゃんはその場所でベンチにごろんってさせてたん
だけど、何にもしなくても、眠りモードになったよ。外は気持ちがいい音や、
自然のいい色や、柔らかい風や、草木や空の匂いに溢れているものね。それだ
けで、安心するんだね。冬になったら、厳しい寒さだろうから、それまでに、
わたしも調子がいいときは、散歩に行こうと思っているよ。

ハグちゃんは今は泣いてるけど・・・私が寝てるとずーっと眠っているけど、
起きていると、ハグちゃんも起きだして、ぐずぐず…えんえん…あーんあーん
んぎゃ~となります。かまって!話しかけて!が多いかも。そのほかいろいろ
…。

そして4か月になったハグちゃんは夜は寝てくれるんだけど、寝るまでずーっ
と大泣きの日が続いてます。お母さんっ子なのか、私にくっついて、ただただ
一緒にいるといいみたい。そんなわけで、日中二人きりの時間は、家事はほと
んどできてません。おんぶしたままでも、何か家事に集中してると泣くように
なったので…。

なので、夕方パパが帰ってきてから、大忙しです。泣き声を聴きながらだと、
なんだか、とっても疲れちゃうよ。早くして~ってせかされてる感じがするん
だもの。泣き声がすごくて、パパに洗いものや、洗濯を干すのも頼んじゃう時
もあります。

この間夕食をつくっているときに、私の母親が突然やってきました。そのころ
から、私の中のチャイルドさんは、なんだか大荒れぎみです。ハグちゃんを構
う余裕さえ失って…、だけど、ハグちゃんはなぜかきょうは、そんなに泣かず
に、一度パパのおひざで寝ちゃいました。何分か寝たんだけど、洗濯ものを干
し終わった後、起きてぐずって、2階で本格的に寝かせようとした時も、おっ
ぱいを飲んでほどほどに泣いて、わたしが背中を向けてる反対側で、指しゃぶ
りで寝ちゃいました。

わたしは、泣いてるハグちゃんにかまってあげられないとき、申し訳ない気持
ちがあるんだけど、申し訳ないと思うと今度は、母親に申し訳ない気がして、
だって、ハグちゃんに申し訳ないと思うそばから、私のチャイルドが、私は、
そんなにかわいがられなかったし、必要とされてなかった、という気持ちがし
て、どうしてもっとちゃんとした、親を選んで生まれてこなかったって気持ち
につながっていくからです。いろんな気持ちがくっついているみたいです。

親の心がちゃんと立っていない証拠でしょうね。私の中のチャイルドさんが重
く、今までため込んでいた、想いをここぞとばかりに、主張して来るんでしょ
うか。

ずっと母親を悪くいうことは、絶対にしたくなかった。だけど、その思いが強
すぎて、わたしは自分の大事な気持ちさえ抑え込んでしまっていたのかもしれ
ません。私にだって、ちゃんと人間としての気持ちがあったんだもの。辛い時
や、悲しいときだってあって、そのたびに一人で、大人っぽく耐えてきた。自
分で自分に母親は悪くないって、言い聞かせて、母親の愚痴ばかり聞かされて
きたように思います。

わたしは聞き役ばかり。辛くなるのは当たりまえで…さっきはハグちゃんの泣
き声を聞きながら、心の整理をしました。

心の整理ができてやっと、自分の気持ちを味わえました。それで泣き声に反応
した私のチャイルドさんは、とってもとっても苦しくて、自分がなくなるぐら
い苦しいんです。大きい兄ちゃんや小さい兄ちゃんが赤ちゃんだったころ、よ
く二人とも生きてたなあって思いました。何か大きな力に守られていたように
も思うし、子供自身の力に助けられたようにも思います。

自分に泣くことを許してこなかったわたしは、子供の泣き声さえ許せなくて…
でも、私はもう大人なんだから、子供の気持ちさんを自分で抱えて、慰めて親
としての心を選ばなきゃ。かわいくて大事、いいこいいこって、親としての気
持ちと、チャイルドさんの気持ちの涙が一緒になって、流れてくるよ。

苦しくなったら、苦しい心の中に入っていくといいんだね。そして、味わうと
いろんなことが見えてくる。留まると、私の中から知恵が教えてくれる。何に
もしたくない、沈んでいくような体の中に、大事な大事な気持ちをずっと捨て
ないで抱えていて、一緒にちゃんと歩いてきたんだね。

母親にはもう、会いたくないって気持ちでいっぱいだったけど、ちゃんと味わ
ったら、またこんど会えたら、やさしく出来そうな気がしてきます。ぜんぜん
成長しない私の母親だけど、母親は母親なりの人生を歩いて、いつか、大事な
ことがわかるかもしれないから。

わたしは、自分の子供にはその苦しさは伝えないで、ちゃんと孫たちも等しく、
可愛がれるように、そして、子育てのときは、わたしも手伝って、苦しさを伝
えてしまった分は、愛に変えて還していきたいなぁと思います。

                  (青森県 ハグちゃんママ さん)

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○生きる喜び・育てる楽しみ  癒しの子育てネットワーク代表 阿部秀雄
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  ○伝統の子育てを探る(11)

イェクゥアナ族の赤ちゃんはあまり泣きません。というよりは、あまり泣く必
要がないのです。それというのも、絶えず母親か誰かの腕のなかに抱かれてい
るので、赤ちゃんは触れ合い欲求をたえず満たされているだけでなく、それ以
外の欲求を、肌と肌のコミュニケーションによってじかに伝えることができる
からでしょう。

というわけで、赤ちゃんは訴え上手、甘え上手になります。あまり泣かないと
いうのは、泣く必要が少ないということであって、泣かせない子育てがされて
いたわけではないようです。

だから、大きくなっても、泣きたいときは泣きます。ただ、幼いうちからおと
な心がしっかり育ちやすいようです。あるとき4歳のほどの男の子が誰に寄り
添われるわけでなく、ひとりでリードロフの住まいにやってきて、彼女とほほ
えみのあいさつを交わすと、自分の親指を突きだして見せました。指先と爪の
一部が切れて、かろうじて皮膚でつながっていました。激しい痛みのために目
には涙が浮かび、手は震えていましたが、治療中けっして手を引っこめようと
しませんでした。

ふだんは頼りになるしっかり者だった10歳の男の子は、あるとき歯がひどく
痛んだため、母親にすがりついて胸も張り裂けるほどの大声で泣きながらリー
ドロフのもとへやってきましたが、それをはやし立てて冷やかす者は誰もいな
かったそうです。

また、爪先が壊疽(えそ)になったおとなの男性は、リードロフに治療を受け
ているあいだ、あたりをはばかる様子もなく、妻の膝に頭をこすりつけて泣き
続けていました。イェクゥアナ族のあいだでは、感情面のケアは人間にとって
不可欠なものと考えられているのです。ただ、なだめる相手がおとなであって
も子どもであっても、慰め手は相手の痛みに対して、「かわいそうでたまらな
い」といった同情は示しません。むしろ平然としているほどです。それは冷淡
ということではなく、本人がみずから立ち直る力を持っていることを信頼して
いるからなのです。

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「癒しの子育て」を日本中の子どもたちのしあわせな成長のために役立てたい
という願いのもとに、現在各地に援助者がおり、ネットワークの輪が広がって
います。

お近くのネットワーク・援助者をお知りになりたい場合は、メールでお問い合
わせください。

 ▼メールはこちら→ happyhug@nifty.com

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 ○あとがき
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少し前から、下の方に発行部数を載せるようにしました。お気づきでしょうか?
出し始めの頃とは違って、大幅な伸びはないものの、出す度に確実に増え続け
ています。それが私の励みです。みなさんありがとうございます。

次号は10月15日です。                      
                           (アリー)

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