2009/08/01
しあわせこそだて通信 第37号
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癒しの子育てネットワーク
し あ わ せ こ そ だ て 通 信 <第37号> 2009.8.1
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こんにちは。アリーです。
ミュージカル「ピーターパン」を見てきました。ピーターパンは、永遠に子ど
もでいたい少年の冒険物語として知られていますが、彼が産まれたその日に、
両親が将来について話しているの聞き、嫌気がさして自ら家出をしたこと、そ
して一度は家に帰ったけれど、その時はもう別の赤ちゃんが家に来ていて帰れ
なくなってしまった、というストーリーだったことを、今回改めて知りました。
お母さんへの思いは特別で、だからこそウエンディを連れ出したのですが、他
の迷子達がウエンディお母さんの言うことを聞いて、いい子になろうとする場
面でも、ピーターパンは反発します。そして大人になることを拒否し、一人ネ
バーランドにとどまります。
ラストでは、かつての友達は大人になった事を知り、がっかりするピーターパ
ン。でもまた新たな友達を見つけ、喜んで冒険に出かけていくのです。一見ハ
ッピーエンドのようですが、それは永遠に繰り返されるシーンなんですよね。
それを想像すると何だか切なくなってしまいます。
そして思ったこと。そう、これはまさに「だだこね」のお話ではありませんか。
もし彼が両親と本音を伝えあって、上手にだだをこねられたとしたらどうだっ
たでしょう?(ピーターパンにとっては大きなお世話ですがね)
◎もくじ◎
○癒しの子育て・子どものきもち
○癒しの子育て体験記
○生きる喜び・育てる楽しみ
○お知らせ
○あとがき
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○癒しの子育て・子どものきもち~子どもたちによる「癒しの子育て」語録
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(相談室に来た男の子。スタッフがオモチャの電車を「見せて」とお願いした
ら「ダメ」と断られたので、わざとヤダヤダしながら「見たい見たい」と言う
と)
「見たい見たいってなきなきしてもいいけど、見ちゃダメ」
(3歳)
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○癒しの子育て体験記 「子育てで最高の瞬間‘抱っこ’」
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〈第1信〉
先日は貴重な時間をお付き合い下さいましてありがとうございました。本当に
感謝でいっぱいです。
予約を入れてから一ヶ月くらい間があっての‘抱っこ’になって、実はその一
ヶ月で、長女の気持ちが落ち着いてきているのを感じていました。でも何とな
く私が長女にしっくり来なかった事と、長女と二人で学校を休んでまで出掛け
るという決心には、‘抱っこ先生へ行く’が一番背中を押される感じだったの
で、キャンセルはしないでいました。
そして、伺ってから長女を抱っこに誘ったら、あっさりと抱っこにきて、抱っ
こしてもリラックスしていて穏やかで問題なしって感じ・・・・・。それから
先生から、ママが長女に気なる所は?という質問で、「妹弟に手を出す事」と
答えたら、「なぁんだ、甘えてるじゃない!手を出した時、(長女を)止めて
あげればいいよ」って。もうそれで長女の気持ちはすっきり!解決だったみた
いです。
その後、なんとなくすぐに帰る支度ができなかったのは、私だったんですね。
私の気持ちを質問されたら、一気に涙が止まらなくなって、その時自分の気持
ちに気付きました。もちろん分かっていると思って、知っていた気持ちだった
から、気付いていると思っていましたが、‘気付く’って大きいですよね。私
がまた天心に参加させていただきます。子供たちは、私と主人が揃っていれば
大丈夫なんだなって思えました。
帰宅後、妹と弟がケンカを始めて、どうしたもんかなと見ていたら、長女が私
の横へ来て、「ママ、ほら抱っこだよ!」とアドバイスをくれました。「そっ
か、でもどっちを抱っこかな?」と聞くと弟を指したので、弟を抱っこしてみ
ました。ケンカのキッカケは弟が吹っかけたから、泣いていたのも弟だけど
(妹はからかっていた感じで笑っていました)、とりあえず弟を抱っこ。落ち
着いたなと思ったら妹が八つ当たりを始めて、今度は妹を抱っこすると「うわ
~~~~~ん」と泣いて、相変わらずとっても上手な甘え泣きができました。
そしてその後ゆっくり眠り、今朝になって長女が八つ当たりを始めたから、
「あっ!これね!」と言って、後ろから抱っこをしたらあっと言う間にみんな
ニコニコに戻りました。
やっぱりこれが子育てで最高の瞬間ですよね。また味わえた事を本当に感謝い
たします。ありがとうございました。
〈第2信〉
あれから何度も‘抱っこ’で子供たちの笑顔を取り戻すことができました。し
かも前回のメールの後またまたステキな事があったんです。
私がイライラして子供たちに八つ当たりをしてしまっていて、自分でも気付い
ていたのにどうにもならないでいたら、なんと長女が私を抱っこしてくれまし
た! 最初は振り払ってしまおうかと思ったのですが、長女の健気さが伝わっ
てきて、照れくさいながらもちょっとじっとしてみました。すると子供達が3
人とも私の顔を覗き込み、ニコニコ笑っていました。
子供に救われますね。素直で純粋で、見習わないといけませんね。。
母とは進展なしです。母には何もしたくなくなってしまうんですよね。本当に
ガンコな親子なんです・・。母とはこれからですね。何か変化を感じられた時
はすぐに報告いたします。
では、梅雨でモヤモヤしますが、お体をお大事になさって下さい。
(神奈川県 フルーツママ)
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○生きる喜び・育てる楽しみ 癒しの子育てネットワーク代表 阿部秀雄
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○伝統の子育てを探る(7)
ジェーン・コーエン=フレッチャーという女性は平和部隊のボランティアとし
て西アフリカのベナン共和国に行ったとき体験をもとに、『ひとりの子どもが
育つには村中の人が必要だ』という絵本を描きました。
今日は昔ながらの野外市場がひらかれる日、あちこちに店が並んで人々がにぎ
わいます。売り手が同時に買い手にもなる市場の日は、社交の日でもあるので
す。お母さんはマンゴの店を出すので、お姉ちゃんに幼い弟の面倒を見てほし
いと頼みます。お姉ちゃんは張り切って、「私ひとりで面倒を見るわ」と宣言
しますが、お母さんは「ひとりで?」と笑います。
弟をおんぶして村をぶらついているあいだに弟が落ち着かなくなったので、お
なかがすいたのかなと思ったお姉ちゃんがピーナツを買っているあいだに、弟
が迷子になってしまいます。お姉ちゃんは探し回りますが見つかりません。
「おなかをすかせていないかしら」とお姉ちゃんは心配しますが、心配は無用。
実はそのとき、弟はある店のおばさんに食べさせてもらっていたのです
。
「のどがかわいていないかしら」とお姉ちゃんは心配しますが、心配は無用。
実はそのとき、弟は別の店のおばさんに水を飲ませてもらっていたのです。
「こわがっていないかしら」とお姉ちゃんは心配しますが、心配は無用。実は
そのとき、弟は陶器の壺を売っている店のおばさんに楽しく相手をしてもらっ
ていたのです。
「暑くはないかしら」とお姉ちゃんは心配しますが、心配は無用。実はそのと
き、弟は洗濯をしていたおばさんに水遊びをしてもらっていたのです。
「疲れてはいないかしら」とお姉ちゃんは心配しますが、心配は無用。実はそ
のとき、弟はござを売っている店で昼寝をさせてもらっていたのです。
お姉ちゃんは弟がなかなか見つからないので、立ち止まって、「弟がいなくな
っちゃった」と泣きだしました。ところが、弟はちょうどその向かいの店で昼
寝から起きたときだったのです。
「この子かい?」ござを売っていたおじさんが声をかけました。「そうで
す!」お姉ちゃんは弟を抱きしめました。「弟の面倒を見てくださってありが
とう」
「わしひとりで見ていたわけじゃないよ」おじさんは笑いました。お姉ちゃん
は、洗濯をしていたおばさん、陶器を売っていたおばさん、水を飲ませてくれ
たおばさん、食べさせてくれたおばさんにお礼を言って回りました。
「こんなに遅くなっちゃった。ママが心配しているわ、きっと」
でも、心配は無用。ママは心配していませんでした。昔から、子どもは村人
みんなで育てることを知っていたからです。
・・・というお話です。すてきな絵本ですが、ちょっと不自然なところもあ
ります。だって、お姉ちゃん自身そうやって、村人みんなの手を借りて育てら
れてきたはずですから、「私ひとりで面倒を見るわ」などと気負うはずはない
のです。でも、ヤボなことは言わないことにしましょう。絵本を読むのは、ア
メリカの子どもたちなのですから。
それにしても、著者が1980年代の初めに平和部隊のボランティアとして、
とっくに素朴な狩猟採集の暮らしをやめていたベナン共和国でも、地方に行く
とこうした助け合いが残っていたのですね。
ましてや、素朴な狩猟採集の暮らしをそのまま続けていたイェクゥアナ族にと
っては、あまりにも当たり前のことで、「ひとりの子どもが育つには村中の人
が必要だ」などとことわざに言うまでもないほどだったことでしょう。
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○お知らせ
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!!!!新しい本が出ました!!!!
「いい子に育つ! 6000回のおむつがえ」
子育てを一から見直すプロジェクト 著
<内容紹介>
おむつ替えが赤ちゃんとママをつなげる魔法の時間に変わります! 「育児」が
「悩み」になる前に知っておきたい、超シンプルで「大好き」が伝わる子育て
テク。―――赤ちゃんのおむつ替え。毎日7回ずつ替えるとして、1年間で2555
回。2才すぎに卒業するとしても、合計6000回も替えなければならない計算で
す。ただ面倒な作業と考えて、おもちゃでごまかしながら手早く済ましてしま
うのはもったいない! おむつ替えは、「赤ちゃんの心とふれあう絶好のチャン
ス」だからです。
「子育てを一から見直すプロジェクト」は、母乳育児援助者、子育てカウンセ
ラーなど、6名の育児支援関係者によって結成されました。メンバーのそれぞ
れがプロとして活動するかたわら、ボランティア組織として「プロジェクト」
を立ち上げたのは、「子育てに行きづまる親が急増している現状を、少しでも
変えていきたい」という切実な思いが一致したからです。
苦しい育児にあえぎながらも、なんとかやってきた」というお母さんが、お子
さんが4、5才になったころ、あるいは小学校に入ったころになり、ついにがま
んの限界を超えて相談に駆け込んでこられるケースがたくさんあります。そう
いったお母さん方の声を聞くとき、「赤ちゃんのときに、子どもとのつきあい
方のツボを知っていれば、ここまで苦労をすることもなかったのに」と思われ
ることがとても多いのです。
「どうすれば、子育てのコツを身につけることができるだろうか」と、実際の
親子と関わりながら、多くの方法を試した末に行き着いたのが、この「おむつ
替え」です。育児が楽しくなるヒントがいっぱいのおむつ替え、ぜひトライし
てみてください。
詳細はこちら
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4072677507/iyashinokosod-22
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「癒しの子育て」を日本中の子どもたちのしあわせな成長のために役立てたい
という願いのもとに、現在各地に援助者がおり、ネットワークの輪が広がって
います。
お近くのネットワーク・援助者をお知りになりたい場合は、メールでお問い合
わせください。
▼メールはこちら→ happyhug@nifty.com
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○あとがき
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東京はまた梅雨が戻ってきたかのような曇り空。でも、暑すぎないのは有り難い
です。夏休みはまだまだつづきます。がんばろう、っと。
次号は8月15日です。
(アリー)
▼感想・体験談などはこちらへどうぞ→ happyhug@nifty.com
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