2009/07/15
しあわせこそだて通信 第36号
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癒しの子育てネットワーク
し あ わ せ こ そ だ て 通 信 <第36号> 2009.7.15
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こんにちは。アリーです。
先日子どもが熱を出しました。おかげで私は3日間も仕事を休むことになり、
思いがけない休日が舞い込みました。
時間がたくさんあったおかげで、普段してあげられないことをたくさんしまし
た。子どもとゆったり過ごしていたら、赤ちゃんの頃のことも思いだして、ま
すますかわいく思えるようになりました。
イライラして怒ってばかりの私が全てじゃなくて、優しい気持ちになれる私も
いることに気づけて嬉しかったです。
でも、日常が舞い戻ってきたら、いつも通りのイライラがすぐに出てきました。
ゆとりがないときは、イライラするのが当たり前なんだな、と、これはこれで
納得の体験。
ゆとりってほんとに大事です。(って前回阿部先生も書かれていましたね。)
◎もくじ◎
○癒しの子育て・子どものきもち
○癒しの子育て体験記
○生きる喜び・育てる楽しみ
○あとがき
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○癒しの子育て・子どものきもち~子どもたちによる「癒しの子育て」語録
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(「生まれるとき出口がわからなかった」と言ったので、母が「よく生まれて
きたね」と言ったら)
「ママががんばって産んでくれたからだよ」
(4歳)
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○癒しの子育て体験記 「娘のダダこね」
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先日の日曜日の夕食時のことです。娘のRが食事を一口食べてから、「ママに
食べさせてもらうの」と言いました。食事が大好きな娘は、いつもはほとんど
ひとりで食べてから「食べさせてもらうの」というのに、この日はおかしいな
あと思って食べさせようとすると、「自分で食べるの」と言います。そして私
がそれじゃあと思って、お茶碗を娘の前に置こうとすると、「ママに食べさせ
てもらうの」。それからはもう壊れたレコードのように、「ママに食べさせて
もらうの」「自分で食べる」「ママにたべさせてもらう」「自分で食べるの」
と喚きだし、私たちがびっくりしていると、そのまま「ママーママー」と号泣
し始めました。
びっくりしながらも抱き上げようとするともがきます。それでも抱っこしてい
ると、「ママーママー」と泣き続けます。「ママの事を心配してくれてるのね、
ママは大丈夫よ。Rもパパもいるからね」と慰め始めました。
実は私は、娘が2歳になるあたりからですから、もう2週間くらいになるので
しょうか、娘のダダコネの扱い方に戸惑い、必要以上にきつく言い聞かせたり
していました。心も疲労していたのかもしれません。ダダコネの裏の本当の娘
が見えず、どう接してどう導いていってあげたら良いかわからなくなったので
す。
それを見かねた主人が、「きつく怒りすぎる、Rが萎縮している」と私に注意
しました。娘がお昼寝から起きたときに、「ママね、パパに怒られちゃった。
Rに厳しすぎるって。ごめんね。ママもまだ未熟なママなの。ごめんね、気を
つけるからね」と娘にあやまったのですが、娘は私の肩に顔を押し当てて黙っ
ていました。戸惑っている様子でもありました。ですから、私の事を心配して
くれたのだろうと思いました。
それでもずっと「ママー、ママー」と号泣しています。私も娘の叫び声がダイ
レクトに心に響き、号泣しはじめてしまいました。娘の気持ちが痛いほど伝わ
り、こんなに私を思ってくれているのにつらい思いをさせちゃったと思いまし
た。「ママを心配してくれているんだね。ありがとうね。ありがとうね」と言
いました。主人は前回の抱っこ法のこともあり、私たちを抱きしめるように支
えてくれ、そばについていてくれました。私は主人に「私たちは幸せだね、こ
んないい子が娘になってくれて、私たちはなんて幸せなんだろうね」と泣きな
がらいいました。
気づくと、娘の泣き方が前回相談室で聞いた泣き方になっていました。Sさん
が「自分に対して怒っているような泣き方ね。くやしいのかな。もっと上手に
生まれてきたかった」と言った時と同じように怒って泣いているのです。
「Rは悪くないんだよ。ママね、Rが急にお姉さんになってきたからどう接し
てあげていいかわからなくなってしまって、大人と同じような扱いをしてしま
ったんだよ。ごめんね」。夢中だったのであまりよく覚えてないのですが、こ
んな風になぐさめたように思います。しばらくして、娘は落ち着いてきました。
そのまま眠るのではないかと思いました。
その後私が泣いているのを見て、「ママを拭いてあげるの」とタオルで私の顔
を拭いてくれました。娘に「ママの顔を見て。ほら、ママ元気になったでしょ
う? ママは大丈夫よ」と言ったら、また大声で泣き始めました。安心したの
だと思いました。
しばらく抱っこしていると食事をしたがったので、椅子に座らせると、いつも
のようにしっかりとごはんを食べました。だいぶ落ち着いているのを見て、な
かなかタイミングがつかめず伝えられていない私の気持ちを伝えようと思いま
した。
私は娘の横顔に、「ママ、Rにお話しておきたい事があるの。Rが赤ちゃんだ
ったころ、なかなか目を合わせてくれなかったでしょ? その理由をずっと考
えていたんだけど・・・。Rがおなかにいる時、ママは男の子が欲しいと思っ
ていたときがあったの。それはね、男の子のママに素敵な人が多かったからマ
マの浅はかな考えだったの。でもRはママをがっかりさせちゃったって思った
んじゃないかな?」「うん」「ママね、女の子のママがこんなに素敵だなんて
知らなかったの。ママはRが女の子で良かったよ。だからね、R、自分に自信
を持ってね」「うん」こんな会話をしました。
結局50分くらい泣き続けたかと思います。普段あまり泣いてないせいかもし
れません。その後はごきげんで、「野菜炒め食べさせてあげる」とうきうきお
料理(もちろんおもちゃで、です)して、私たちに腕をふるってくれました。
2、3週間前の娘に戻ったような印象でした。
数日前は私がショック状態でした。「癒しの子育てネットワーク」のHPのな
かに、ダダコネ期が娘との知恵比べで、楽しくて仕方が無い毎日というのを読
んで、ひとつ光が見えました。本当にHPにはいつも励ましていただいてます。
今日で3日経ちます。私は手探りながらも、娘のダダコネに楽しく向き合うよ
うになりました。何より娘の「ママが大好き」がどんな瞬間も手に取るように
伝わってきて、私を幸せな気持ちにしてくれるのです。私の受けとり方が変わ
ったせいか、娘が以前のように素直に甘えるようになった気がしました。主人
に聞くと、娘が以前のように戻ったと言います。もっとうまく抱っこをしてあ
げられたらとも思いましたが、とりあえず親子の絆を結び直すチャンスを生か
せたのかなと思いました。
何かというと「ママ抱っこ」が激しくなりました。これも甘えのひとつなんで
すね。長々と失礼いたしました。もうすぐに相談室に伺うことになっているの
で、伺った時にお話しようかと思っていたのですが、あまりに私にとって大き
な出来事でしたので早くお話したくて・・・メールいたしました。
(神奈川県 Oさん)
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○生きる喜び・育てる楽しみ 癒しの子育てネットワーク代表 阿部秀雄
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○伝統の子育てを探る(6)
イェクゥアナ族の親たちは暮らしにとてもゆとりがあった、と書きました。
まず働く時間が少ない。ある学者の計算によると、素朴な狩猟採集の暮らしを
していた人たちが労働に当てる時間は、南アメリカの定着農耕のインディオの
場合でも、南アフリカのカラハリ砂漠の遊動狩猟民の場合でも、平均労働時間
は4時間以下だったそうです。
インディオが自分たちの石の斧に比べて10倍の性能を持つ白人の鉄の斧の優
秀さを知ってそれをほしがったのですが、問題はそれをほしがる理由です。同
じ時間で十倍のものを手に入れるためだったと思いますか? いいえ、彼らが
ほしがったのは、同じものを10分の1の時間で手に入れることができるから、
だったのです。
同じ分量のものを10分の1の時間で手に入れることができたとしたら、余っ
た時間をかれらはどう使ったのでしょうか。
生活を楽しむために使ったのでしょうね。彼らは、働くことを楽しみ、遊ぶこ
とを楽しみ、子育てを楽しんだのです。
なぜ働くことが楽しみだったか。それは、彼らが人に雇われて、いつリストラ
されるかという心配をしながら、自分の気の進まない仕事を収入のためにやっ
ていたのではなく、みずからが労働の主人公だったからです。そして、仲間と
力を合わせて働く喜びを知っていたからです。
イェクゥアナ族にとって、働く場と、暮らす場と、育てる場とが1つでした。
そして、アフリカには「ひとりの子どもが育つには村中の人が必要だ」という
ことわざがあるそうですが、伝統的な暮らしのなかでは、子育てが母親の孤独
な責務になることはなかったのです。
ジェーン・コーエン=フレッチャーという女性は平和部隊のボランティアとし
て西アフリカのベナン共和国に行ったとき、このことわざに出会ったそうです。
そして、『村中の人が必要だ』という絵本を描きました。おねえちゃんが幼い
弟を連れて市場に行くのですが、ちょっとしたすきに弟を見失ってしまいます。
姉は心配になって必死に探すのですが、だいじょうぶ、村人たちがちゃんと面
倒を見てくれていたのです。
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「癒しの子育て」を日本中の子どもたちのしあわせな成長のために役立てたい
という願いのもとに、現在各地に援助者がおり、ネットワークの輪が広がって
います。
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わせください。
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○あとがき
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関東は梅雨もあけて、今日はとても暑い一日でした。いよいよ夏休み!!楽し
く過ごして下さいね。
次号は8月1日です。
(アリー)
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