2008/04/03
『就活生必見☆社会人インタビュー』~あなたは今「なりたい自分」がありますか?~
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『就活生必見☆社会人インタビュー』
〜あなたは今「なりたい自分」がありますか?〜
平成20年4月3日(木)<041号>
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■■ 『親父を乗り越える!』
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◆ 1.社会人プロフィール
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□ 出版社 勤務18年目 Oさん 44歳 (男性)
金融機関に4年勤務の後、現在の出版社へ転職
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◆ 2.インタビュー記事
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■■ 『“サラリ―マンだけど商人”の書籍編集者』
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Oさんは以前務めていた金融機関から、
ビジネス書を主に扱う出版社に転職して、そこで働いている。
その出版社に転職した理由は、まず1つ目に、
自分の中に両親(自営業)から受け継いだ商人(あきんど)の気質があったからだ。
組織の枠に収まれない自分の気質を感じたOさんは、
組織だけれど、組織のしがらみが大きくなく、
自分の裁量で仕事ができる出版社を転職先として選んだのであった。
また2つ目の理由は、前職が金融機関勤務という事もあり、その経験が活かせる
ビジネス書を扱う事を希望していたからだ。
現在の仕事である書籍の編集は、組織の中にいながら
自分の主張が貫ける仕事であり、世の中の人が求めている本を
読み当てる事が出来た時は、大きなやりがいと感じるという。
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■■ 『変わらなければならない出版界』
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そんなOさんは、出版不況といわれる現在の業界についてある想いがあった。
それは、出版業界もサービス業に変わらなければならない! という事である。
そもそも出版業界は「再販価格維持制度」や「本を出版して文化を広める」
という性質から殿様商売的な意識が垣間見られる。
ところが、その一方で、情報はインターネットで容易に入手が可能になり、
手軽なフリーペーパーの台頭によって
「本離れ」に近年ますます拍車がかかっているのだという。
そういった状況を受けて、「社内改革」のチームリーダーとなったOさんは、
大きな悩みに直面した。
それは社内の人間を説得して、協力してもらう、という事であった。
今までのOさんの仕事である書籍編集は、多少強引に自己主張をしても
結果が出れば良い、という性質の職種であった。
しかし今は違う。
社内改革という会社の方向を左右する仕事では、
自己主張だけでなく、「周囲を説得して、皆に協力してもらう」ように
行動しなければならなかったのであった。
元から商人気質があり、自己主張の得意なOさんは、現在の仕事の
進め方に戸惑った事もあった、と打ち明けてくれた。
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■■ 『父親の人生から学んだ事』
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Oさんは、心の奥底に解決できない問題をずっと抱えていた。
それは、小さい頃から自分を可愛がってくれた、自営業を営むOさんの父親が、
借金を残したまま亡くなってしまった事であった。
借金の原因をOさんはこう語って下さった。
「私の親父はとても商人気質で、商売も攻める時はめっぽう強い人だったんだ。
でもその半面、守りに転ずる時は弱い時もあって、
今回も借金の事を周囲になかなか相談する事が出来なかったんだよ。
家族や取引先にもっときちんと説明して、
協力を仰がなければならなかったのにね。」
Oさんはお父様が亡くなった時に大きな衝撃を受けたそうだが、
同時にこう強く思ったのであった。
「親父と自分は凄く似ている。親父の生き方を見て、自分の商人気質、
自己主張が得意、という性質を改めて認識した。
それと同時に、親父が果たせなかった周囲と協力するという事を
自分が克服しなければならない課題として受け止めたんだ。
現在の社内改革の仕事を通して
父親の果たせなかった事をやり遂げよう、と思うようになった。」
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■■ 『天命と感じる今の状況』
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Oさんは自分の今の置かれた状況が天命であると話してくれた。
「少し前に読んだ『天命の暗号』という本の中で、
天命とは、しんどいけど自分がどうしても離れられないものを指す、
と著者は言っている。
そういう意味では、自己主張の得意な自分が、
周囲と協力をする事を求められている今の状況は、
まさに天命である、と最近思うんだよ。
「社内改革がし易い、もっと自由にやれる出版社に転職すれば?」
と奨められることもあるのだけど、転職しようとは思わないんだ。
なぜなら、あえて堅い雰囲気がある今の出版社で、
周囲と協力して社内改革をする事が自分の天命であると感じているからなんだ。
だから今の職場で周囲と協力して、
出版不況を乗り越える為に、社内改革を推し進めよう!
と決意しているんだよ。」
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□□ 『就活生へのメッセージ』
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大きく分けて2つあります。
まず1つ目。今の仲間達を大切にして下さい。
社会に出ると、自分の成功を素直に喜んでくれる
仲間は貴重な存在です。だからこそ、今の仲間を大切にして下さい。
そして2つ目。耳の痛い事を言ってくれる人も大切にして下さい。
人間は不完全な生き物です。自分の弱い所、課題を伸ばすには、
そういう人の元にいるのだ一番だからです。
そういうことを言ってくれる人は、最近少なくなって来ています。
そういう人が近くにいる事はとても貴重なことですよ!
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【編集後記】
最後までお読み頂きまして、ありがとうございます。
今回登場して頂いたOさんのテーマである「父親を乗り越える」
という事は、自分にとっても大きなテーマである!
と今回の取材を通して発見が出来ました。
今まで、父親と同じ様にサービス精神旺盛な人になることを
目標にしてきましたが、それだけで無く、
「父が出来なかった事を成す」ということも
新たな目標として持つべきだ!と今回のインタビューで感じました。
家庭環境から形成された人格や、
その人の生き方から導き出される教訓に触れると、
自分にとっては非常に大きな学びとなります。
今後もそういった学びを得る為に、
色んな方に出会ってインタビューして行きたいと感じました。
<取材・編集: 寺田恵也>
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