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2008/03/27

『就活生必見☆社会人インタビュー』~あなたは今「なりたい自分」がありますか?~

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『就活生必見☆社会人インタビュー』
〜あなたは今「なりたい自分」がありますか?〜

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■■  『理屈じゃなく、とにかくやる』
■■  
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◆ 1.社会人プロフィール
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□保険料率算出機関 勤務11年目  Iさん 33才 (男性)
 
 早稲田大学理工学部卒
 
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◆ 2.インタビュー記事
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■■ 『勉強したことを活かそうと就職したが…』
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Iさんは大学で確率をおよび統計学を学んでいた。

統計パッケージソフトを用いて解析を行うことで、
不動産関連資料から「マンションの価格予測モデル」を作成したり、
職場でのアンケート結果から
「健康・職務能力発揮・職業性ストレスの関係性モデル」を
作成したりしていた。


そういった統計的なデータ解析を活かせると思い、
Iさんは保険料率の算出を行う準公的機関に就職した。

しかし、そこで実際に就いた仕事は、システムの企画・開発だった。

あまり詳しくはないシステムについて、必死に勉強しながら
サーバーを組んだりしていった。

自分の思った通りの職場ではなかったが、
Iさんはその仕事に真摯に取り組んだ。


■
■■ 『不条理なことが起こりうる社会』
■

そんなIさんに、追い討ちをかけるように
が同業他社への吸収合併が決まった。

合併先部署の上司の下に就くなど
めまぐるしく変わる職場環境の中で、
一番辛かったのは、会社合併に伴うシステムの統合だった。

たとえ自社のシステムの方が優れていても、
否応なく、相手側のシステムに取って代わられていった。

そこに理屈は通用しなかった。

吸収される側の意見は通らず、必死にくみ上げた自分で作ったサーバーを
自分の手で破棄しなければいけなかったときは、本当に辛かったという。


■
■■ 『理屈はいいから、やれ!』
■ 
 
 
そんな苦しい状況の中でもIさんは会社に残った。
「なぜ辞めなかったのか」
その理由を聞いてみた。
 
「今会社を辞めることはできないという責任感もあったし、
正直に言えば会社を辞めるのは怖いという思いもあったね。」
 
会社に残ることを決めたIさんは、腐ることなく仕事に取り組んだ。

「残ると決めた以上は、やるしかないんだよ。」

そして今では自動車保険のシステム部門で、チーフとして13人の部下を抱えている。

■
■■ 『チームのチーフとして』
■ 
 
チームのチーフというのはどんな苦労があるのだろうか?
Iさんに聞いてみた。

「それはやっぱり、人をまとめていくことだね。
色々な人がいるからさ。
それと、自分の作業時間なんか、朝や夜にしかとれないね。
日中は、対『人』だよ。」
 
そう語るIさんのチームには、病気により記憶力に難のある方がいる。

その方はどうしても物忘れが激しく、
今までのチーフはいかにしてその方に仕事を振らないかを考えていた。

しかし、Iさんはそうはしなかった。

「効率を考えてばっさりさばくならば、
そうした方が良いのかもしれないけど、私はそれは間違いだと思う。」

こういった行動にも、理屈ではないIさんの「想い」が感じられた。


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□□  『就活生へのメッセージ』
□
 
自分が人を管理する立場になったときにでも、自分の仕事をするために、
PCスキルとか雑務とか、基礎能力を入社数年のうちに磨いておかないとダメ。

それと、自分の第一志望の会社に入れなかった、想定外の部署に配属させられた、
大学での勉強を活かせる仕事じゃない、自分のやりたいことと違う、
と言って腐ってしまう学生さんや新人さんを沢山見る。

入った会社で頑張れ。配属された部署で頑張れ。
雑用だらけだとか、下積みの仕事だからとかって、腐るな。

ここで雑務や下積み仕事に強くなっておかないと、
数年して自分のやりたいことがやれるようになったとき、手際良くやれないよ。
それじゃ、何も自分のやりたいことなんて、出来ないよ。

不本意な仕事だからって腐るじゃなくて、
何でも好奇心をもって仕事に当たった方がいいよ。

どこで自分の「天職」に出会うかなんて、誰にもわからないんだから。


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【編集後記】
 
Iさんのお話はいかがだったでしょうか?

Iさんは、仕事に関しては、必ずしも思うとおりの環境ではなかったようですが
そこでも非常に真摯に取り組まれてきたのだなというのが感じられました。

希望通りに行かない時に潰れてしまう人も多い中、
「理屈じゃなく、やるしかない」という強い意志で
働いてきたIさんのお話は、私に新しい覚悟を与えてくれました。

自分の希望通りの部署に配属される人はほんの一部で、
希望以外の部署に配属されるケースのほうが圧倒的に多いと思います。

もし私が希望以外の部署に配属されたとしても、
かならずそこで全力を尽くそうと決意した紅林でした。

<取材・編集:紅林達也>

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◆編集長 紅林 達也
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