2008/03/14
『就活生必見☆社会人インタビュー』~あなたは今「なりたい自分」がありますか?~
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『就活生必見☆社会人インタビュー』
〜あなたは今「なりたい自分」がありますか?〜
平成20年3月14日(金)<029号>
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■■ 『中退、倒産、そして身につけた強さ』
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◆ 1.社会人プロフィール
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□ 日本実業出版社 勤務2年目 Oさん 28歳
東京工業大学大学院中退
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◆ 2.インタビュー記事
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■■『大学院中退、そしてニート生活』
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実験、レポート、実験、レポート…
大学時代、Oさんは理系学生らしい学校中心の生活を忙しく過ごした。
具体的な就職イメージはなく、
高分子化学を専攻していたOさんは大学院に進学し、
再び研究生活に没頭した。
将来は研究者のような仕事をするのかな、とぼんやり考えるようになっていた。
しかし、修士課程の1年目が終わるころ、急激な展開が訪れる。
家庭の事情で大学院を辞めざるをえなくなってしまったのだ。
当時は就職氷河期。しかも新卒ではなく既卒扱い。
Oさんは自らの進路を考えつつも、どこか力の抜けた毎日を過ごしていた。
「寝て、起きて、ネットして…ニートみたくなってたよ(笑)」
そんな中、登録していた人材紹介会社からの紹介で
衛星放送の番組制作会社に出会い、就職を決める。
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■■ 『突きつけられた厳しい現実』
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Oさんが就職したのは大手通信社が出資する少人数の会社だった。
従来の東経124/128度CS放送の成功を受けて普及の気運が高まっていた、
東経110度CS放送という新しいプラットフォームでの放送を手がける会社
ということで、希望を持って就職した。
しかし、Oさんは徐々に現実の厳しさを知っていく。
「採算が合わない。これでは潰れる。」
そうOさんは感じていた。
衛星放送事業を行うには多額のランニングコストがかかる。
収入は視聴料が大部分であったが、ユーザー数は伸び悩み、
採算割れは目に見えていた。
Oさんの予感は的中し、不採算のため会社は活動を休止、後に解散となった。
Oさんは再び求職活動を行うことになった。
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■■ 『現在の仕事』
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現在、Oさんは出版社の企画戦略室でWEBを担当している。
書籍のプロモーションにおいてWEBの役割は大きくなってきている。
これまで培ってきた、物事に対する冷徹な視点を活かして
WEBサイトのアクセスを詳細に分析し、効果的な情報発信の方法を模索している。
今後はWEBに関する知識をより深めることで、自らのスキルアップとともに
出版事業における効果的なWEBのあり方を追究していくという。
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□□ 『就活生へのメッセージ』
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時代も変わり、環境も変われば、どんな会社がいつ潰れるか分かりません。
いつの時代でも、どこへ行っても通用する力を身につけることは非常に重要だと
思います。
大企業志向の方が多いと聞きますが、
中小企業は個人の力量で勝負せざるをえないことが多いので、
厳しく自らを鍛えることができると思います。
逆に大企業だと、自分からそういう方向に動かないと、
個人の力量を伸ばすことができづらいかもしれません。
お客さんは会社の看板やブランドしか見ていない恐れがありますしね。
また、情報を見る目を養い、
納得できる就職先を見つけることが大事だと思います。
経営者、業務内容、自分のやりたいこと…たくさんの要素があると
思いますが、
自らの力で情報を判断し、力強く進んで行ってください。
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【編集後記】
今回取材させていただいたOさんは、非常に冷静に物事を判断している方だと思い
ました。
最初に就職した会社が解散して職を失ったときも、「さもありなん。」という感
じで、全く動じなかったと言います。
むしろ「若い頃に就職した会社が倒産したことによって、費用と収益に関する経
営的な視点が養われたのは非常にいい経験だった。」とおっしゃっていて、人間
としての強さを感じました。
結局物事は捉え方次第で、強い自己があればどんなことが身に降りかかろうとも
未来へ生かすことができるのだと思いました。
強い自己とは、たとえそれがどんなに厳しいものであろうとも、現実から目をそ
らさず、立ち向かえる主体のことだと思います。
私もOさんのような胆力を磨き、強い自己を醸成していきたいと思います。
<取材・編集: 岡田 光太郎>
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