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2008/02/26

アラビで工業-シリア編_前置詞3alaa(アラー)

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今回は"脱線・コラム"です。

☆☆☆
前回コラムで予告の「前置詞3alaa(アラー = on)の地域差を少々」について。

英語同様、アラビア語でも地域・方言により前置詞の使い方が違うようです。
前置詞は、物事をどうみるか、の違いなので、
同じアラビSpeakerなのに、人によって、地域によって、
どうみているかの違いを知る、ひとつのメガネのように思います。


たとえば、フスハーで#ahab(ザハバ=go,行く)は、
大体のアンミーヤではraaHa(ラーハ)に変わるのは有名です。

◆事例1.he goes to school.
フスハー: #ahaba 'ila l-madrasa(ザハバ イラ ル・マドラサ)
シリア: rooH la l-madrasa(ローハ ラ・ル・マドラサ)
エジプト: rooH l-madrasa(ローハ ル・マドラサ)

フスハーでは、動詞はザハバに対して、前置詞はイラー(to)
シリア、エジプトでは、動詞はラーハ(3人称単数過去)は共通なものの、使う前置詞が異なる。
シリアは、la(for)
エジプトは、前置詞ナシ

ただし、、、


◆事例2.
エジプトでも“誰々のところへ”行くというときは、
3and(アンド)またはle(レ)を使う。
アンドはフランス語のchezに相当。“〜の基で・に”を意味する。
エジプト方言のleは、シリア方言のlaと同じで、フスハーでのliと同じ。

raaH 3and 'aHmad(ラーハ アンド アハマド=アハマドの家に(彼は)行った)
raaH le 'aHmad(ラーハ レ アハマド=アハマドの家に(彼は)行った)


また、、、

◆事例3.
シリアやレバノン、パレスチナの地域によっては、こんな言い方もある:

raaH 3la l-yaman(ラーハ アラ ル・ヤマン=彼はイエメンに行った)

これは、とあるダマスカス出身の人間に言わせれば、

“どこどこへ行く、というのに3ala(アラー=on)を使うのは可笑しい。。。
教養がない感じか、田舎者の感じがする”
、とのこと。。。。。。

同様に、レバノンの乗り合いバスで聞いた表現↓

'i3amil ma3ruuf 3alaa kentakky
イアミル マアルーフ アラー ケンタッキー
ケンタッキーのところで(降ろしてください)

についても、3alaa(アラー)ではなく、シリア・ダマスカスではlaを使ったほうが、
教養ある感じ、きちんとした感じがしていいとのこと。



今回はかなり長くなりましたが、
英語同様、前置詞の地域差について言及している文献は少ないように思えるので、参考になれば、と思います。


【参考】
★When to use......
http://forum.wordreference.com/showthread.php?t=619960


★解除は↓から
http://www.mag2.com/m/0000256787.html

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