2009/07/22
読めば身につく労働法ストーリー
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読めば身につく労働法ストーリー
「年休の取得に理由はいらない!?」の巻
2009.7.8.
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みなさんこんにちは。
労働法は、職場の必須ツールですが
どうも身近に感じられない方が多いようです。
そこで、ここでは、労働法の論点を
日常の出来事風に仕立てることで、
抵抗なく消化できるようにしたつもりです。
学習する、と言うよりは、
労働法を、「感じてもらう」ことができれば
私の企ては成功です。
ちょっと眺めてみてください。
(このストーリーはすべてフィクションです)
○o。。o ○0o。。o ○0o 。o 。
「有給を取らせない、っていうんだけど・・・」
「有給をとらせない?・・・それは違法だよ。
年次有給休暇は労基法上認められている権利だから、
それを勝手に取らせない、なんていうことはできないよ。」
「そうなんだ・・・」
「もっとも、今はダメだから、違う時期にして欲しい、ということは
できるんだけど・・・」
「・・・そう、それかもしれない・・・」
「それなら、別の時期には年休を取れるということでしょ・・・」
「でも、ずいぶん前から予定してたことだし、
自分ひとりじゃどうにもならないから、時期を変えられたら、
年休を取る意味がなくなるんだよね・・・」
「でも、いつでも時期を変更させることが認められる訳じゃないんだよ。」
「それなら、年休は予定通り取れるっていうこと?」
「仕事上、時期を変更しなければならないような事情があるか、という点が
問題になるんだけど、労基法上は、事業の正常な運営を妨げる事情があれば、
時期変更も認める、っていってるよ。」
「事業の正常な運営を妨げる、か・・・」
「まあ、お前の場合、教師っていう立場上、なかなか難しいんだろうけど、
でも、年休は年休だからね。教師だから年休が認められないなんていう
ことはありえないことだよ。」
「一応、代行を同僚に頼んだり、授業の振り替えや、自習課題なんかも
用意して、とりあえずはそれなりの準備はしたんだけど・・・」
「それなのに、認めてくれないの?」
「それが、代行を頼んだ同僚が、代行はできない、って
突然言ってきたんだよ。」
「何で・・・?」
「なんでも、校長から代行を断れ、って強く言われたらしい・・・
俺の年休取得が気に入らないんだよ・・・」
「論外だね。年休の取得が、運営を害することが目的でない以上
理由なんて必要ないんだよ。よく年休を取りたいって言うと、
何で取るんだとか、ねちねち聞いてくる上司がいたりするけど、
余計なお世話もいいところ・・・会社の姿勢が問われるね。」
「それじゃ、どうすればいい?」
「年休は労働者の権利であること、学校の運営を害する目的は全くなく、
しかも通常の配慮をすれば代わりの者を配置できる状況なのに、
それすらせずに、時期変更することは認められない、って感じて、
もう一度校長にでも、話してみたら・・・?」
「そしたらすんなり取らせてもらえるかなぁ・・・」
「どうだろうね・・・ここで本性が表れるんじゃないの?」
「他人事みたいに言うなよ・・・でもここで一方的に年休を取ったら、
まずいかな?・・・」
「できる限りの努力はしておくべきだろうね。それでも態度が変わらないなら、
しょうがないんじゃないかな・・・」
「でも懲戒処分になったらどうする?」
「こういうケースでは、裁判でも、時季変更が違法であるとか、懲戒処分が
無効とか、労働者の主張が認められてるよ。」
「裁判か・・・そこまで考えたくないんだけど・・・」
To be continued.
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