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労働法は職場生活の必須ツールです。これを日常での会話のように仕立て、労働法の考え方を「感じる」ことができるようにしました。まずはストーリーを眺めてみて下さい。「使える」労働法が身につきます。

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2009/06/17

読めば身につく労働法ストーリー

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読めば身につく労働法ストーリー
「退職金は要らない・・・!?」の巻

2009.6.17.
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜★

みなさんこんにちは。

労働法は、職場の必須ツールですが
どうも身近に感じられない方が多いようです。

そこで、ここでは、労働法の論点を
日常の出来事風に仕立てることで、
抵抗なく消化できるようにしたつもりです。

学習する、と言うよりは、
労働法を、「感じてもらう」ことができれば
私の企ては成功です。

ちょっと眺めてみてください。


(このストーリーはすべてフィクションです)


○o。。o ○0o。。o ○0o 。o 。


「会社、辞めたんだって・・・?」

「うん・・・というか、転職なんだけどね・・・」

「いい条件のところがあったんだね?」

「その辺はなんともいえないけど・・・致し方ないというか・・・」

「まあ、すべてを満足できるような条件は無いよね。どこかで妥協しないと・・・」

「・・・というより、ちょっと会社にいられない事情があって・・・」

「何か問題でもあったの?」

「ちょっと経費を・・・」

「そりゃまずいだろ・・・それで処分されたということ?」

「いや、問題になったんで、やめることを考えてたんだ。」

「会社に居づらい雰囲気になった・・・とか?」

「というより、俺自身がいたたまれなかったから・・・」

「それじゃ、そのままこの問題は不問に付されたということか・・・」

「それが、そうすんなりといかないんだよ。」

「どういうこと?」

「辞める時に、念書を書かされたんだけど、その内容が問題なんだ。」

「どんな念書?」

「問題を責任をとって、退職金の受領を放棄する・・・」

「そんなに使い込んでたのか?・・・」

「それはまあ・・・」

「でも、ずいぶん易々と退職金を放棄するなんて書いたね。」

「とにかく円満に退職できればと思ってさ・・・それに
転職先にそのことが知れたら、また居づらくなるだろう・・・」

「・・・と思っていたけど、やっぱり退職金は大きかった・・・」

「図星だよ。なんとかならないかな。」

「もし、退職金の放棄を、会社から強制されるような状況で、
仕方なくこの念書を書いたのであれば、退職金は払ってもらえるよ。」

「どういうこと?」

「給料は全額払いが原則で、放棄や相殺は原則的に許されないんだよ。
これは労基法24条で、罰則付きで定めているよ。」

「それじゃ、払ってもらえるって言うこと?」

「そのまえに、退職金が就業規則などで、支払規程がしっかり決められている
ことが前提で、そうした規程がなく、会社が恩恵的に任意に支払っている
ようなものであれば、会社に支払い義務はないことになる。」

「それは大丈夫だよ。金額の計算方法まで決められてるから。」

「じゃ、放棄が認められるのかどうかという点が問題だね。」

「認められることもあるの?」

「それが、会社から何か強制されたのではなく、あくまでも自発的に放棄を
したのであれば、問題にはならないよ。」

「問題のならないって、やっぱり払ってもらえないっていうこと?」

「そういうことになるね。でも退職金の受領を断るということは、
よほどの理由が無ければ、普通では考えられないよね。
だから、本当に自発的に意思表示したのか、これは慎重に判断すべきだね。」

「自発的か・・・無理かなぁ・・・」

「無理かどうか勝手に判断するまえに、もう一度会社に言ってみたら・・・」

「それで、払ってくれるかなぁ・・・?」

「それはどうかわからないけど、給料の減額は労働法上厳格な要件が必要だから、
会社も慎重に取り扱うはずだよ。
まあ、これからはあまり安請け合いをしないことだね。」

「勉強になったよ・・・」


                   
                                           To be continued.

○o。。o ○0o。。o ○0o 。o 。


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