2009/08/11
■ろう者の言語・文化・教育を考える No.146
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ろう者の言語・文化・教育を考える◆ No.146 2009年8月11日 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■<文化> 手が離せないんですけど ろう者の言語は手話だから、話すときに手を使う。食事のときには箸で手が ふさがるから、話しながら食事をするのは不可能かというと、決してそんなこ とはない。楽しくおしゃべりしながら食事を進められる。大変なのは手話を使 う聴者のほうで、なかなか手話で話しながら食事を進めることに慣れないらし い。人の話を見ているだけなのに料理を口に運べなかったりする。一緒に食事 をしていても、いつまでも料理が残っているのは聴者の皿だ。 食事だけでなく、パソコンに向かっていたり書きものをしていたりと、すぐ に手を空けられるときに話しかけられるのは何ら問題ない。一方、洗い物をし ていたり、お湯を注いでいたりするときは簡単に手を離すことができない。そ のようなときには少し待つなど、ろう者は今話しかけても大丈夫かどうかを見 極めて話しかける。ところが、学院の学生をはじめ聴者は状況を斟酌すること なく話しかけてくる。先日も洗い物の最中に話しかけてきた学生がいて、ムッ としながら一度洗い物の手を休めて対応した。 確かに仕事中でも用事があれば対応可と言ってはあるが、今応対できるかど うかは見ればわかるではないか。聴者は話すときに手を使うことはないだろう から、そのつもりで手話で話しかけるのだろうか。どうしてこのような行動を するのか教えてほしいものだ。 (日本語訳:chu) ■メルマガNo.146の手話版は、8月7日のDeafTV-Japanにて配信されました。 ※New!!新刊のお知らせ 『ろう者の世界 ~続・日本手話とろう文化~』(1,500円税別) 2009年8月11日発行!(生活書院) http://www.seikatsushoin.com/bk/roushanosekai.html □「ろう者の言語・文化・教育を考える」メルマガの手話版は、DeafTV-JAPAN でごらんいただけます。 http://www.deaftv.jp/ □「ろう者の言語・文化・教育を考える」メルマガの手話版のDVDは株式会 社ワールドパイオニアで購入できます。 http://www.wp1.co.jp/ メルマガNo.001~020収録『日本手話とろう文化』 1,800円 メルマガNo.021~040収録『日本手話とろう文化2』1,800円 メルマガNo.041~061収録『日本手話とろう文化3』1,800円 □<注意> 引用、転載:出典を明記してくだされば自由にして下さって結構です。 (メールによる丸ごと転送はご遠慮ください) ※著作権は木村晴美が有します。 --------------------------------- 発行人:木村晴美 発行日:2009年8月11日(火) 読者数:678人(2009年8月11日現在) http://kimura-harumi.cocolog-nifty.com/


