うつ病の家族・友人への接し方  RSSを登録する

大切な家族や友人がうつ病(鬱病)になってしまうと、本人はもちろん、周りの人たちも苦しみます。落ち込んだり、イライラしたり、不安になったり……。心理カウンセラーの著者が、うつの方への接し方を、具体的に書かせていただきます。

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2008/06/29

【うつ病接し方】お願いしますm(__)m

◇◆ ───────────────── 発行者:増田泰司

      メールマガジン「うつ病の家族・友人との接し方」

             2008年6月29日号

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こんにちは。カウンセラーの増田泰司です。


うちの近くに、個人でバラを作っている方がいます。
そして、この時期には、庭を無料で一般開放。

敷地も結構広く、ちょっとしたバラ園です。

家族で行って来ましたが、いい香りが庭中に漂っていました。
ホントに綺麗です。

バラは、虫や病気に弱いし、
肥料もいいのを使わないといけないし、
なかなか育てるのは大変だとか。

だからこそ、もらうとうれしいですよね。


え? 花より団子ですって?



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目次

1.2つのポイントをストレートに伝えよう

2.お願いしよう

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1.2つのポイントをストレートに伝えよう
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前回、患者さんの言動を改めて欲しい場合、
まずは3つのポイントを自分で整理しようという話をしました。


その3つのポイントとは、

(1) 患者さんの言動によってどんな気持ちになった?
(2) それはどうして?
(3) 患者さんにどうしてもらったらうれしい?

……でしたね。


  ※もちろん、その時にも言いましたが、
   患者さんの調子がものすごく悪くて、
   言動を改めることが無理だという場合には、
   要求するのは控えた方がいいでしょうが。



この3つのポイントは、最初は紙の上に書いてみてください。

慣れないうちは、頭の中だけで考えようとしても、
なかなか整理がつかないものです。

特に、怒りやイライラを感じているときはなおさらです。


紙とペンは、心の整理には必須アイテム。

自分で紙の上に書いていく
自己カウンセリング手法があるくらいです。



3つのポイントが整理できたら、
まず(1)と(2)を、できるだけストレートに患者さんに伝えます。


  ※(1)と(2)の順番は逆でもいいです。


例えば、

「自分なんかいらない人間なんだ。もう死ぬと何度も繰り返す」
……というケース。


     ↓


(1) そう言われると、不安で悲しい気持ちになる。
(2) それは、この人を心から愛していて、失いたくないのに、
  それが分かってもらえていないと感じるし、
  本当にいなくなったらどうしようと思うから。
(3) 決して、自殺なんかしないで欲しい。


     ↓


「私はあなたのことが大好きだし、大切に思っているの。
 だから、死んで欲しくないし、
 いらないなんて思ったことがない。

 それなのに、『自分なんかいらない人間だ。死にたい』
 なんて聞くと、病気のせいだとは分かっていても、
 悲しくて不安でたまらなくなる。

 それは、私はこんなに大切に思っているのに、
 その気持ちが伝わってないんじゃないかって思うから。

 そして、大好きなあなたが本当にいなくなったら
 どうしようって思うから」



─────────────────────────────
2.お願いしよう
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ここまでOKですか?

これも最初のうちは、セリフを紙の上に書いた方がいいです。


で、ここまでできたら、
あとは(3)のポイントで考えたこと、
つまり、相手にして欲しいこと、やめて欲しいことを伝えます。



そのやり方なんですが、「お願い」をしてください。


人の動かし方には、「お願いする」(頼む)以外にも
いろいろあります。

 ・命じる(権威を使う)
 ・脅す(恐怖心、不安を使う)
 ・嫌みを言う(羞恥心を使う)
 ・泣き落とす(あわれみ、または罪責感を使う)
 ・欲で釣る
 ・教える(何をすべきか言う)


これらは、うまくいくこともあるんですが、
実際にはあまり成功率が高くありません。

それは「強制されている」と感じるからです。


人は強制されると反発したくなります。


特に、うつ病の患者さんは、神経過敏になっていますので、
何かを強制されると、非常にストレスを感じます。

そうなると、当然症状を悪化させることになります。



かといって、こちらが我慢ばかりしていたのでは、
いつかどこかで爆発することになったり、
こちらのストレスがたまって、
心を病んだりするかも知れませんね。


なので、何をして欲しいか、何をやめて欲しいかは、
患者さんにできそうだったら伝えて良いのです。



そして、一番強制力の弱いやり方が、「お願い」です。

「〜してください」
「〜しないでください」

と頭を下げるということですね。



さっきの例でいくと、

「だから、決して自殺なんかしないと約束してちょうだい」



誰のため? そう「私のために」です。

あなたがあなた自身のために行動できるようになれば、
あなたに余裕が生まれ、それは結果として、
患者さんをも助けることができるようになります。



あなた自身のために、そして間接的に患者さんのために、
さあ、さっそく紙とペンを用意して、
3つのポイントを書き出しましょう。



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  メールマガジン「うつ病の家族・友人との接し方」 
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