JFEテクノリサーチ ITスキルアップマガジン  RSSを登録する

ネットワークやサーバー、セキュリティー、プログラミング技術を身につけていきたいと考えている方に、実践的な技術情報を配信していきます。テクニカルエンジニア試験の受験を考えている方も、ぜひ活用してください。

最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2008/12/22

【ITスキルアップマガジン】22号

■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   ITプロフェッショナルのJFEテクノリサーチのメルマガ
               【ITスキルアップマガジン】
                 URL  http://it.jfe-tec.jp/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2008.12.22 NO.22
□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■□□□□■
みなさま、こんにちは♪
お正月まであとわずかになりました。
お正月といえば、「おせち料理」が食卓を彩りますね。
おせち料理は、保存がきき、日持ちする食材が中心になっています。
「神様がお越しになる三ヶ日には、静かに、音を立てないために、家事を控える」
という風習により、お正月は日持ちするおせち料理を食べる、ということだそう
です。
また、正月三が日は主婦を家事から解放する、という意味もあるそうです。
お正月にゆっくり休ませてくれる神様は、やさしい方ですね。

では22号をお届けいたします。ぜひご覧ください。

───────────────────────────────────
□■
■□ 連載「Linuxネットワーク」
□■
───────────────────────────────────
8) NIC冗長化設定 (bonding設定) 後編

【bonding設定について】
 bonding設定を行うには、モジュール読込とNICの設定を行う必要がありま
す。ここでは、設定ファイル、設定反映方法、確認方法について以下に記しま
す。

1. モジュール設定ファイルおよび設定反映方法について
  bondingモジュールを読み込むための設定ファイルは
  /etc/modules.conf です。OSのベンダーやバージョンにより、   
 /etc/modprobe.conf ファイルや /etc/modprobe.d ディレクトリー配下の
  ファイルに設定する場合がありますが、ここでは /etc/modules.conf ファ
  イルに限定して解説します。

・/etc/modules.conf設定例
┌─────────────────────────────────┐
|alias bond0 bonding                        |
|options bond0 miimon=100 mode=1 primary=eth0           |
└─────────────────────────────────┘

 上記の設定項目については、以下の通りです。
┌──────────┬──────────────────────┐
|alias bond0 bonding |ネットワークデバイス「bond0」に対し、bonding|
|          |モジュールを指定します。          |
|          |bond0は物理的に存在しないデバイスのため、仮 |
|          |想ネットワークデバイスと表現します。    |
├――――――――――┼――――――――――――――――――――――┤
|options bond0 .... |ネットワークデバイス「bond0」に組み込まれた |
|          |bondingモジュールについて、パラメーターを指 |
|          |定します。                 |
└──────────┴──────────────────────┘

 bondingモジュールのパラメーターは以下の通りです。
┌───────┬─────────────────────────┐
|miimon=100  |bondingに使用するNICが通信可能であるかどうかを監視|
|       |する頻度を、ミリ秒単位で指定します。       |
|       |本例は100ミリ秒 (0.1秒) を指定しています。    |
├───────┬─────────────────────────┤
|mode=1    |bondingの動作の種類を指定します。         |
|       |本例は、通常は1つのNICのみ有効とし、その他のNICが |
|       |ホットスタンバイとして動作し、有効なNICが通信不可 |
|       |となった場合に自動切替を行います。        |
├───────┬─────────────────────────┤
|primary=eth0 |bondingに使用するNICが全て通信可能の場合に、有効と|
|       |するNICを指定します。mode=1の場合のみ、本設定は有 |
|       |効となります。                  |
|       |本例はネットワークデバイス「eth0」を指定していま |
|       |す。                       |
└───────┴─────────────────────────┘

 上記設定完了後、設定内容を反映するには、下記コマンドでLinux OSを
 再起動します。
   # reboot

2. NIC設定ファイルおよび設定反映方法について
  本例ではモジュール設定ファイル (/etc/modules.conf) にてネットワー
 クデバイス「bond0」を指定しているため、
 /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-bond0を新規作成し、設定します。
  ここで、bondingに使用するNIC設定ファイルにて、bond0の配下 (slave) 
 になるように設定します。
  以下に、bondingにそれぞれeth0, eth1を設定する例を示します。

・/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-bond0設定例 
(ファイルが存在しない場合、新規作成してください)
┌─────────────────────────────────┐
|DEVICE=bond0                           |
|IPADDR=192.168.0.20                        |
|NETMASK=255.255.255.0                       |
|NETWORK=192.168.0.0                        |
|BROADCAST=192.168.0.255                      |
|ONBOOT=yes                            |
|BOOTPROTO=none                          |
|USERCTL=no                            |
└─────────────────────────────────┘
※「DEVICE=bond0」とする以外は、通常のNIC設定を行います。

・/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0設定例
┌─────────────────────────────────┐
|DEVICE=eth0                            |
|MASTER=bond0                           |
|SLAVE=yes                             |
|USERCTL=no                            |
|ONBOOT=yes                            |
|BOOTPROTO=none                          |
└─────────────────────────────────┘
※「MASTER=bond0」および「SLAVE=yes」の設定で、bond0の配下に設定します。

・/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth1設定例
※「DEVICE=eth1」とする以外、ifcfg-eth0と同一の設定のため、省略します。

 設定ファイル変更後、設定反映のため、ネットワーク機能を再起動する必
 要があります。下記コマンドでネットワーク機能を再起動します。
   # service network restart

3. 設定確認について
  設定確認にはifconfigコマンドを使用します。また、
 /proc/net/bonding/bond0
 の内容を表示することで、状態確認を行うことができます。

・設定確認方法
  ifconfigコマンドでbond0およびbondingに使用するNICの情報が表
 示されることを確認します。
   # ifconfig

・bonding状態確認方法
  bondingの状態を確認するには、/proc/net/bonding/bond0の内容を確認
 します。
   # cat /proc/net/bonding/bond0/

・/proc/net/bonding/bond0内容例/
┌─────────────────────────────────┐
|Ethernet Channel Bonding Driver: v2.6.0 (January 14, 2004)    |
|Bonding Mode: fault-tolerance (active-backup)           |
|Primary Slave: eth0                        |
|Currently Active Slave: eth0                   |
|MII Status: up                          |
|MII Polling Interval (ms): 100                  |
|Up Delay (ms): 0                         |
|Down Delay (ms): 0                        |
|                                 |
|Slave Interface: eth0                       |
|MII Status: up                          |
|Link Failure Count: 2                       |
|Permanent HW addr: 00:0e:0c:70:5d:55               |
|                                 |
|Slave Interface: eth1                       |
|MII Status: up                          |
|Link Failure Count: 2                       |
|Permanent HW addr: 00:0e:0c:5d:e6:6e               |
└─────────────────────────────────┘
上から順にbondingモジュールのバージョン、bond0の状態、eth0の状態、
eth1の状態が、空行で区切られて表示されています。

・NIC毎の通信可否状態について
  bondingを実行している場合、該当する全てのNICに障害が発生するま
 で、通信可能な状態が保持されます。
  そこで、全てのNICに対し、bondingの稼働状態確認を定期的に行い、
 bondingに使用する各NICの通信可否状態を把握する必要があります。
  これを実行するための確認箇所は、/proc/net/bonding/bond0の内容の各
 ネットワークデバイスの通信可否状態を示す「MII Status:」の行です。
 「MII Status: up」となっている場合、通信可能状態である事を示します。

  /proc/net/bonding/bond0の内容の「MII Status: up」以外にNICの稼
 働状態を検知する方法はいろいろありますが、grep系コマンドと組み合わ
 せることで簡単に抽出することができます。
 コマンド例は以下です。

   # cat /proc/net/bonding/bond0 | fgrep "MII Status:" | fgrep -v 
    "MII Status: up"
 
※/proc/net/bonding/bond0の内容より「MII Status:」行を抽出し、「MII 
Status: up」以外の行を抽出します。
 
次回は、主にプライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスの変換に使用
され、セキュリティーを高める効果のある、IPアドレスやポート番号の変換技
術「NAT・IPマスカレード」についてです。

※図表等は、Webサイトを参照してください。

■関連キーワード■
Linux,LINUX,ネットワーク設定,NIC冗長化,bonding
モジュール,teaming,bond0,MII,active-backup, fault-tolerance,
Kernel-2.4.18, Kernel-2.4.12,リピーターHUB

■関連ページ■
24時間安定稼動、ネットワーク二重化で安定・安心のレンタルサーバーのご紹介です。
http://www.cullinanet.jp/network/

□■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して配信しています。
◇登録・解除		http://www.mag2.com/m/0000255684.html 
◇バックナンバー	http://archive.mag2.com/0000255684/index.html
◇姉妹版の「JFEテクノリサーチ ITプロフェッショナルNEWS」もよろしく
お願いします。
 			http://www.mag2.com/m/0000225861.html 
□■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【発行者】JFEテクノリサーチ株式会社 IT開発部
【所在地】千葉市中央区川崎町1番地
     TEL(043)262-4175
【Webサイト】http://it.jfe-tec.jp/
【お問い合わせ】以下のフォームからお願い致します。
https://secureguard.jp/jfe-tec/form/index.php?ref=http://it.jfe-tec.jp/
※このメールマガジンの送信元アドレスは配信専用です。返信できませんので
ご注意ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る