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間違ったギターに関する知識を正すのと、初心者ギタリストの救済のためのメルマガです。マニアックなので中上級者でも楽しめます。現役楽器店店長が語る業界のウラ話も出るカモ!?

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2008/01/22

某楽器店店長のメルマガ~ネックの反り

どーも。
某楽器店で働く、しがない店長です。


つたない文章ですが最後まで読んで頂けたらうれしいです。


ちなみに、このメルマガは自店(私の働く楽器店・・・名前は伏せるけど)とは無関係です。
誘店が目的ではないのでご安心ください。


また、かなり主観を混ぜさせて頂いております。
異論、反論は直接メールして頂いて結構ですが、
クレームなどは受け付けておりません。
最終、自己責任ということで。




さて、今回はネックの反りについて。
反りとは、本来真っ直ぐであるべきネックが曲がるということ。



お客さんと話していて多い勘違いの1つに、
この「反り」に対しての認識があります。



よく、
「○○の楽器屋で買ったギターのネック反ったんですよ。
いやぁ、あそこの店員にだまされましたよぉ。」
ってなことを聞きます。



別にそこの店員を擁護するわけじゃないですけど、
多分その店員は、だましてはいないと思います。



というのも、ネックというものは、基本、反るんです。
だって、木でできているネックに、金属の弦を張って、
何十キロって力をかけているんですよ?



しかも、木なんて、湿度や温度の変化で簡単に伸び縮みするわけです。
湿度や温度なんて、季節によっても変わるし、晴れの日と雨の日でも変わるわけです。



つまり、ネックが木でできている以上、
100万のギターでもネックは反ります。
ので、反ったからといって不良品ではないのです。



じゃあ、どーすんのよ?と言われそうですが、ご安心ください。
先人は偉いもんで、ちゃんと手は打ってくれてます。



一般的にネックには「トラスロッド」と呼ばれる金属の棒みたいなのが入ってます。
これは、ネックに何十キロという力がかかることを想定して、
それに反する逆向きの力をあらかじめかけてあるのです。



ですから、ネックが反った時にはこのロッドの力加減を調節して、
反りを直す(軽減させる)ことができるように作られているのです。



ヘッドら辺にカバーみたいなのがあったりしません?
もしくは、穴が空いてて、中を覗くとネジみたいなのがあったりします。
フェンダーとかだと、ネックのケツ(ボディ側)に、ちょこっとネジっぽいやつがいます。
(このタイプはネックとボディをはずして調整するんで、自信がない方は楽器店へGO。)
アコギだと、サウンドホールからネックを見てみると見えるかもしれません。



ギターのタイプによって、トラスロッドを調整する箇所は違いますが、
だいたい上記の辺りにその場所があります。
そいつを回してやることでロッドの力加減を調整して反りを直します。
(回すときはちょっとずつね。)



弦の引っ張る力の方が強い場合、ヘッドが持ち上がるように反ります。
(これを順反りと呼びます)
これはすなわち、ロッドの力が弱いという状態です。



このケースではロッドを強める(閉める)方向、
つまり時計周りにまわしてやるのです。



逆に、ヘッドが下がる方向に反ったらその逆、反時計周りに回すのです。
(これを逆反りといいます)



ただし、このトラスロッドで直せるのはネックの中央部です。
1、2フレットや、極端にボディに近いところは調節できません。



また、波うち(順反り部分と逆反り部分がある状態)とか、
ねじれ(左右で反り方が違う、つまり斜めに反ってる)などは、
根本的にはトラスロッドでは直りません。



さらに、ロッドがこれ以上回せないという限界もあります。
時計回りに回しきって、硬くて回せない(無理やりやると折れる危険も…)とか、
反時計回りに回しきってユルユルになってしまってるとかの状態です。



これらの場合はリペアショップ行きをオススメします。
とはいってもまぁ、8割程度はトラスロッドで直るとでも思っておいてください。



ちなみに、少しでも反ったらダメなんですかね?
これは人によって諸説ありますので一概には言えないです。
まぁ、当然少しも反ってない、真っ直ぐに越したことはないんですが。



例えば、程度は低いとはいえ、厳密にいうとねじれや波うちが起きている状態。
プレイアビリティやサスティーンにさほど問題がなければ、私は問題ないと思います。
当然、チョーキングして音がツマる、とかは問題外です。



かなり乱暴な発言で、一店長が言っちゃうのは非常に危険ですが、
厳密にネックが反ってないギターを探す方が難しいと思います。
弾いてみて問題なければそれで良しではないかということです。
ただ、全てのフレットで音を聴いて、チョーキング時の音も確かめて下さいネ。



結論としては、ネックが反った位でビビらなくて結構ということです。
くどいようですが、ネックは反るのが当たり前なのです。
反った後の対処をその都度してあげればよいだけということでした。



しかしながら、実は、反りやすいものと反りにくいものがあるのです。
次回はその見分け方を伝授しましょう!



最後まで読んで下さってありがとうございます。




■編集後記

なぜ私がメルマガを始めたかいうと…、色々あったんですヨ。
長くなるんでまた今度書きますワ。

ただ、メルマガというツールを使おうと思ったのは、師匠がいるんです。
satoさんというギターの講師さんです。

訳あって今は廃刊にされましたが、私も読者でした。
実にタメになる、素晴らしいメルマガであったと思います。
そして、このようなツールで人の役に立てることを実証もして頂けました。

先日、勇気を出してメールを出してみました。
そしたらご丁寧に返信を頂き、非常に感動いたしました。
ギターのブログで私のメルマガの紹介までして頂いています。

ぜひ、みなさんにも見て頂きたいブログです。
↓初心者だけでなく中上級者の方も必見です。
http://satoguitarexperiment.blog91.fc2.com/

さらに、今回の原稿を書いたあと気づきましたが、さすがわが師匠。
↓既にブログの中でネックの反りについて書かれてました…。
http://satoguitarexperiment.blog91.fc2.com/blog-entry-184.html

楽器店店長とギター講師、立場は違えど想いは同じです。
皆さんのギターライフをより楽しいものにできるよう、今後とも頑張ります。





直接のご質問・ご感想など、
また「こんな記事を載せて」などのご要望ありましたら、
お気軽にメール下さい。

listen@tiara.ocn.ne.jp

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