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2009/08/01

インド占星術マガジン第40回『5室と9室の違い---神から与えられる幸福と神になる幸福---』2009.8.1

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┃インド占星術マガジン <<21世紀のスーパーサイエンス>>              
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┃インド5000年の歴史を誇る太古の占星術                              
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┃・・・カルマ・輪廻・運命・・・                                        
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┃第40回『5室と9室の違い---神から与えられる幸福と神になる幸福---』  
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2009/8/1


こんにちは。

秀吉です。

最近、蒸し暑くなってきました。



◆  ◆  ◆


第40回『5室と9室の違い---神から与えられる幸福と神になる幸福---』  



以前、2008年4月18日付の『9室は純粋学問を表す』と題する記事で、

9室の象意が全て、神から派生しているということを書きましたが、

今回は5室と9室の違いについて考察したいと思います。


神から派生する9室の象意としては、信仰、グル(教師)、旅行(巡礼の旅)、

高等学問(留学)、幸運などがあります。


まず、巡礼の旅とは神と出会うための旅であり、何か精神的な目的を伴う旅です。

留学とは学問を修めるために海外の大学や研究所に出向いて、

優れた教師の元に、自然を解明するための理論を学びに行きます。

科学者は神が創った自然の諸法則を明らかにするために研究するのであり、

学問の探求とは、結局、神の探求に結びつきます。

そのようなことで、9室の象意と関わる時に私たちは、神や神の代理人である

グル(教師)に接し、弟子として神に献身したり、神の法則を探求します。

従って、9室を体験するということは、あくまでも私たち自身は5室で表わされ、

神の子供や弟子(5室)としての立場で神と関わっていることを表します。

だから、私たちは神に対しては、弟子として教えてもらう立場であり、

神から恩寵を受ける立場で、与えられる立場です。


然し、5室の象意を経験する場合は、全くこれとは逆の立場となります。

5室の象意とは、子供や、創作活動や自分が生み出した作品などを表し、

芸術家であれば、小説、絵画、音楽を、哲学者や科学者であれば、思想や、

理論を表します。


そして、子供というのは弟子を意味します。

人間の親にとって子供が作品ならば、グル(教師)にとっても弟子(生徒)は、

作品です。自分が自分の分身として、生み出し、育てた作品です。


つまり、5室の象意を経験している時、私たちは自分が神になって、神の手足や

神の代理人となって、神の創造の一部を担うことになります。


画家が自分が描いた絵(作品)を、あたかも自分の子供のように愛着し、

自分の作品を理解してくれ、また大事にしてくれる人に買い取ってもらいたいと

思うのは、絵(作品)が単なる物質ではなく、想いをこめて作り上げた自分の

分身だからです。


作品に注いだ想いが強ければ強いほど、その作品を手放すことは、

単にお金の問題では済まず、きちんとした相手に買い取ってもらいたいのです。


5室には創作活動や作品(創作物)のほかに遊びとか娯楽という象意もあり、

これから考えつくことは、神の創造行為とはまさに遊びなのだということです。

「宇宙とは神の戯れである」といった言説を聞いたことがあると思います。

神はまさに遊びながら創造しているのです。


ヨーロッパの歴史を考えてみると、

中世から王様が統治していた時代がありました。

それは絶対王政の時代を経て、近代に入ってからも王室として残りました。


王様というのは自分の城の周囲に街を造り、そこに市民を住まわせて商業活動を

行なわせ、さらにその外周に農民を住まわせて畑や田を耕させ、食糧を生産した
り、

さらに芸術家や学者のパトロンとなって、彼らを宮廷に仕えさせていました。

従って、王様というのは文明、文化を生み出す創造の中心でした。


現代の日本に置き換えれば、政府が国家を繁栄さえる才能を持つ芸術家や科学者

に文化勲章を与えたり、

行政サービスによって市民の生活をサポートすることに表れます。

あるいは都市計画を立てたり、制度機構を整えたり、秩序を持って、

社会が発展していくように統治します。


つまり、こうした文明、文化、商業の振興といったものは、

昔から王様の遊びなのであり、王様が遊んでいることが、

結果として創造行為となったことが分かります。


ジャーナリストのベンジャミン・フルフォード氏によれば、

世界の支配者階級の人々、

すなわち、国際銀行家、多国籍企業の経営者、王侯貴族などは、

神を信仰せず、自分たちこそが神であると知っている人々であるそうです。

そして、彼らが大衆を支配するために宗教を創ったと主張しています。


この考え方を聞いて、なるほどと思ったのは、5室というのは王様であって、

自分自身が神のように振る舞う人なのだということです。


5室の象意の中にいる人は、自分が神や神の代理人となって、自由に創造を行う

統治者なのであって、これは王様のことを表し、現代では政府を表していると

言えます。

そして、この統治者にして創造主たる神の代理人が文明や文化、社会制度をつく

り、道徳や規範でさえも彼らが方向づけるのです。

よい王様は、芸術、科学を振興し、都市をつくって、人類が繁栄できるように

設計します。


こうした王様がよい政治を行って、人民を統治することは、

子供が生まれて、子供を育てている親に対比させられます。


子供に興味がなかった男性が子供が出来たとたんに夢中になって子供と遊び、

子煩悩ぶりを発揮するそうです。


つまり、子供をつくって育てることは、まさに遊びであり、娯楽であり、

神の創造の代理行為と言えます。


そして、それは哲学者や芸術家が思想や作品を生み出すことに等しい行為です。


ニーチェは哲学者に思想や認識が生まれることを女性の懐妊に喩えました。


9室は、神の僕となって、神の弟子や信徒となって、神の恩寵を受けることを

表わしており、5室は自分が神となって神の創造の一部を担うことを表します。


また自分がグル(教師)となって、子供や弟子たちを教え育てることを表します。


9室は宗教を表わし、9室が強い人はグル(教師)を求めますが、5室が強い人

は宗教を求めません。むしろ、何らかの分野で創造性を発揮し、自分がグルとな

って、信奉者を集める人です。


これらが5室や9室の違いと言えます。


然し、9室は5室から5室目で5室の本質を表し、5室は9室から9室目で、

9室の本質を表すため、これらの象意は容易に入れ替わります。


例えば、神の探求に熱中している9室を経験していた人が、後になって、

自分に続く弟子たちに教えることに生きがいを見出したり、


創作活動や遊びに熱中して作品や子供や弟子と関わっていた人が、

自分が育んだ作品や子供や弟子の中に神の美や神秘を見たりして、敬虔な気持ち

になったりするかもしれません。


5室と9室には明白な違いがありますが、然し、本質的には対で存在し、、

5室なくして9室はなく、9室なくして5室はないのです。



(第40回終わり)


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鑑定家セミナー情報
http://www.kanteiya.com/mailmagazine/info0830-0905.htm

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  編 集 後 記  

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ジョーティッシュで扱う人間関係の理論というものは、
非常に合理的に出来ています。

3室からみた11室は兄、姉ですが、11室からみた3室目は弟、妹です。
自分からみた7室はパートナーですが、パートナーからみた7室は自分です。

必ず、対の関係なのであって相手を必要とします。
従って、そうした関係から類推して5室と9室の関係も考えることが出来ます。

5室の象意を経験している時は、自分がグル(教師)になって弟子と関わって
いるときであり、親であれば子供と関わっている時であり、何らかの自分が、
生み出した創造物と関わっている時を意味します。

9室の象意を経験している時は逆に自分が弟子や子供になってグル(教師)の
保護を受けたり、グル(教師)と交流する機会を得ます。

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インド占星術研究、実践

鑑定家 
代表 秀吉(ひできち)

http://www.kanteiya.com/
email: psh2bhr1@ybb.ne.jp 

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