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フリーライターの山口拓朗が、古今東西さまざまな映画のなかから、ビビっときた言葉やセリフを取り上げて、そこに独自の解説を加えていきます。銀幕にさまよう悲喜こもごもな名言を通じて、日々の生活に役立つ(?)人生のヒントを導き出して行きます★

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2008/09/18

銀幕をさまよう名言集! No.33「Mr.&Mrs.スミス」

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 銀幕をさまよう名言集!  No. 33  2008.9.18発行 

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2005年/アメリカ 「Mr.&Mrs.スミス」より


結婚したジョンとジェーンは、
お互いにスゴ腕の暗殺者。

しかし、互いに自分の正体を隠して、
5年ほど結婚生活を送っていた。

あるときふたりは、
互いの正体を知ってしまい、
銃を向けあうことに……! 
という物語。

壮絶な夫婦喧嘩(笑)は、
スリリングであると同時に、
コミカルな笑いも量産する。

とりわけ、激しいバトルをくり広げる最中に、
お互いが告白する「これまでのウソ」の数々が笑える。

一方で、犬も食わない罵り合いのなかで、
唯一、しんみりしたのが、以下のやり取り。

 ジョン:「初めて会ったとき、どう思った?」
 
ジェーン:「あなたは?」

 ジョン:「君は――クリスマスの朝のようだった
      美しく輝いていた」

ジェーン:「なぜ今言うの?」

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 ジョン:「終わりのときこそ、最初を思う」

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ふむ、と思った。

     「終わりのときこそ、最初を思う」

さもありなん、だ。

たとえば、自分の死期が迫り、
愛する人との別れを感じたとき、
よみがえるのは――、
その人との始まりのとき、
ではないだろうか?

妻に対しては、
初めて会ったときのことを思い出し、
子供に対しては、
生まれてきたときのことを思い出す。

人に限らない。

ピアノを弾く人なら
初めて鍵盤に触れたときの感動。
初めて誰かに演奏を褒められたときの記憶。

どこかに引っ越すときには、
初めて引っ越してきた日のこと。

定年退職した日の夜には、
遠い記憶のかなたにある、
入社した日の朝のこと。

始まりに感じた気持ちの多くは、
日々の暮らしのなかで、
なぜか身を潜めてしまうけど、

きっと、
最後に思い出すのは、
始まりのときなのだろう。

     「終わりのときこそ、最初を思う」

もしも自分の気持ちに余裕があるなら、
いや、
むしろ、余裕のないときこそ、
あるいは、何か大きな壁にぶちあたったときには、
思い出してみるのもいいだろう。
始まりのときを。
旅の途中で構わないから。

そのころの、
純粋で、
まっすぐで、
打算がなく、
張りつめたような……。
新鮮な気持ちの数々が、
きっと何かを教えてくれる。

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●編集後記             
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー。
今をときめく2大スターが共演した本作は、
スリルとスピードとアクションもさることながら、
随所にちりばめられた
ユーモアあふれる駆け引きが、
小気味よく、痛快です。

深みらしきものは見あたりませんが(笑)、
娯楽作品としては十分に楽しめます。

メガホンをとったのは、
「ボーン・アイデンティティー」のダグ・リーマン監督。
この手のスリルあふれる展開は、
お手の物といったところでしょうか。

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■銀幕をさまよう名言集! No. 33「Mr.&Mrs.スミス」
 
マガジンID:0000255028
発行者  :山口拓朗

●公式サイト「フリーライター・山口拓朗の音吐朗々NOTE」
http://yamaguchi-takuro.com/
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yamatak47@yahoo.co.jp

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