金天爺さんの昔話 RSSを登録する

?千年も生きた人生の達人「金天爺さん」のちょっとためになる思い出話。抱腹絶倒の体験談の中に生きるヒントあり!

  • 周期 週刊
  • 最新号 2008/05/12
  • 発行部数 17
  • マガジンID 0000253603
  • 個別ページ
最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2008/03/29

【第17話 長所を伸ばしゃええ】

この記事を取り寄せる

=ΘΘ=ΘΘ=ΘΘ=ΘΘ=ΘΘ=
 金天爺さんの昔話
【第17話 長所を伸ばしゃええ】
=ΘΘ=ΘΘ=ΘΘ=ΘΘ=ΘΘ=

わしが昔まだカモノハシやった時、
家の近所にポチという名の魚の友達がおった。

ある日そのポチに、
地球上の生物は、魚類から両生類、爬虫類、
そして哺乳類へと進化していったんやと、
わしのそれまでの経験を話してやった。

そしたらポチは、自分も頑張れば進化できると考えよった。
それから毎日陸地に上がり、
胸ビレやえらや尾ビレで歩こうとし始めよった。
無理やり数センチ進んだりはしたけど、
いつもそこで力尽き、自力で川に戻られへんようになって、
わしやほかの友達に毎日何回も川に戻してもろとった。

そのうち、いきなり歩行するんは無理があると気付いて、
蛇になろうと考えよった。
蛇は足がなくても陸で立派に移動しとるからな。

でもやっぱり体の構造が違うんで、うまくいかんかった。
それやったら蛇のような体型になればええんやと考えて
ビリーズブートキャンプのビデオを買って頑張っとったが、
あのビデオでは蛇体型に変わることはなかった。

そしたら今度は、いっそ鳥になってやろうと考え、
ジャンプして小さな胸ビレを必死になってバタバタしとったが、
やっぱり魚は魚のまま、ポチの体は何も変わらんかった。

鳥になることも諦めたポチは、
自分は何をやってもダメや、
何にも進化できないどうしようもない奴や、
と、えらく落ち込んで泳ぐのも忘れ、
酒と川に溺れかけとった。

見かねたわしは、
「おまえは陸の奴らにないええところがあるやないか!
 水の中で泳ぐんは、蛇よりも鳥よりもずっとずっと速いがな」
と言ってやった。

すると、それからポチは泳ぎに磨きをかけることにしよった。
それまでの努力も泳ぎの上達に役立ったようやった。
そのうち、蛇も、鳥も、ワニも、誰もポチを
捕まえることがでけへんくらい速く泳ぐようになりよった。
いつの間にか魚類史上最速の魚にまでなっとったんやな。

人間でもそうや。
他人にできて自分にでけへんことは自分の欠点やと思て、
直そうと努力する奴がおるけど、それは正解やない。
よっぽどひどい欠点やったら、
ある程度のレベルまで直す必要はあるやろけど、
欠点よりも長所に注目すべきや。

欠点を修正して平均的な奴になるより、
自分の得意な部分を伸ばして、
秀でた個性を持つ人間になったほうがええんや。
人はひとりひとり違うんやからな。

それにな、自分の欠点を見つけるより、
得意な部分を見つけるほうが簡単なんや。
他人も欠点については面と向かってなかなか言ってくれへんけど、
得意なところは誉められたりするしな。


わしの得意か? 
うん。長生きすることやな。
せやから、その得意をどんどん伸ばし続けとったら、
何百歳? 何千歳? 何万歳? 何億歳? ん?
とにかく数えられへんくらいの歳になってしもた。 

ホンマにわしはいったいいくつなんやろ?
誰か人の年齢を当てるんが得意な奴がおったら、教えてくれ!

--------------------------------------------------------
  【金天爺さんの昔話】
このメルマガは、老人の記憶に基づいて作られているため、
若干の記憶違いが含まれている可能性がありますので、
取扱いには充分ご注意ください。
質問・苦情・差入れ・賄賂などはこちらへkinten@kinzow.com
発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ 
    配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000253603.html

この記事を取り寄せる
最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る