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?千年も生きた人生の達人「金天爺さん」のちょっとためになる思い出話。抱腹絶倒の体験談の中に生きるヒントあり!

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  • 最新号 2008/05/12
  • 発行部数 17
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2008/03/14

【第15話 変化する環境は好環境】

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 金天爺さんの昔話
【第15話 変化する環境は好環境】
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ほんの何日か前、
寒なってきたなぁ〜冬が来たんやなって思てたら、
春がそろそろ行きまっせって挨拶して来よった。
季節の移り変わりは早いもんや。

地球には季節がある。
今は、地球も文明が発達したんで、
季節の移り変わりも楽しめるんやけど、
昔はそうやなかった。

わしが昔住んどったユーフラテス川の近くでは、
今くらいの季節になると町に雪解け水が大量に流れ込んできて、
大洪水になる年も多くて大変やった。

わしの場合はそんな時、
とっさにイラクナマズになって
濁流下りを楽しんでたからよかったけど、
普通の人達はひどい目に遭っとった。

中でも一番可哀想やったんが、
自分の子供を守ろうとして口に入れてたら窒息死させてしまい、
幼児虐待容疑で逮捕された奴や。
本人は嘆き悲しみ取調べが始まっても涙が止まらず、
その涙の量があまりにも多いんで、
洪水被害を拡大させるとして再逮捕されよった。
涙なしでは語れない不幸な男の話や。

ほかにも「だるまさんが転んだ」でわしが鬼の順番やった時、
突然大寒波が襲ってきよったこともあった。
寒いのんを我慢しながら、
だるまさんがころんだ♪っちゅうて振り返ってみると、
誰もピクリとも動かんのや。
何回やっても誰一人位置が変わらんので、
よく見ると、みんな凍りついて死んどったんやな。

気候の移り変わりの激しい地域で暮らすんは、ほんま大変や。
北極のような寒い地方は寒さ対策さえしとけばええ。
赤道直下のような暑い地方は暑さ対策さえしとけばええ。
ところが季節の変化が激しい地方はいろんな対策が必要や。

ユーフラテス川流域の奴らもいろいろ工夫に工夫を重ねとった。
そしたら、どんどんいろんな知恵がついて、
その結果メソポタミア地方は文明が発達したんや。

他の地域でもそうやった。
ナイル川流域にしても、インダス河流域にしても、
文明の発祥地と言われとる土地は
どこも季節の変化が激しいとこばっかりや。

その後だんだん地球全体が温暖化して、
季節の変化の激しい地方は日本やヨーロッパ、
北アメリカあたりに移動したんで、
そのあたりが今は文明の中心になっとる。

そうなんや。
環境の変化は人間に考える力を与えてくれ、
知恵をつけてくれ、成長させてくれるんや。
環境が変わったからって嘆くんは大間違いや。
その環境をいかに乗り切るか工夫することで
自分がひと回り成長できるラッキーチャンスなんや。
一生懸命考えて、快適に過ごせるようあれこれ試して見るんや。
そしたら、どんな状況にも強くなれる。
愚痴ったり嘆いとってもしゃあない。
自分でプラス方向へ顔を向けるんや。

わしも今まで環境の変化は数え切れへんくらい経験してきた。
その中でも子宮の羊水に浸かってる状態から
空気中に産み落とされた時なんかはホンマ苦しかった。
せやけど、よーし、これから生きるぞ!って
肺に空気が入るんと同時に気合の入った瞬間やったな。


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【金天爺さんの昔話】
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