映画に出てくるイイ男を観よう!!  RSSを登録する

イイ男をキーワードに映画のレビュー・批評をしています。主に洋画を中心にお送りします!!

現在休刊中です    
解除

規約に同意して

2008/04/01

映画に出てくるイイ男を観よう!! 第11号『007 カジノ・ロワイヤル』

■■映画に出てくるイイ男を観よう!! 第11号■■

『007 カジノ・ロワイヤル』
アメリカ=イギリス=ドイツ=チェコ(2006年)

出演:ダニエル・クレイグ, エヴァ・グリーン, ジュディ・デンチ 
監督:マーティン・キャンベル

---------------------------------------------------------

こんにちは。クセ者俳優好き、えみです。
このメルマガでは、映画に登場するイイ男達を、独断と偏見でご紹介しています。
今回の映画は、世界中で愛されるスパイ映画の最新作。
イイ男は、甘いマスクと立派な肉体のミスマッチが魅力の、実力派俳優です・・・。

---------------------------------------------------------

イギリス秘密情報部員、ジェームズ・ボンド。
彼は暗殺の仕事に2度成功し、"00"(ダブルオー)の地位に昇格した。
007としての彼の最初の任務は、世界中のテロリストの資金源として暗躍する
“死の商人”ル・シッフルの存在を突き止めること。
彼は、同僚の女性ヴェスパー、フランス参謀本部2課のルネ、
CIAのフェリックスの助けを借りながら、
カジノでバカラによる一攫千金を狙うル・シッフルと対決するが・・・。

007シリーズ21作目のこの作品。
人気が低迷するシリーズの復活を賭けた、記念すべき作品です。
新しい設定や、演出法を加えたことで誕生した新ボンドは、
クールでセクシー。今まで007シリーズなんて見たことがない世代や、
見たことはあるけどあまり面白みが感じられない・・・なんて人にも、
充分楽しめる、素晴らしい作品となっています。

『007 カジノ・ロワイヤル』は、イアン・フレミングの小説007シリーズ長編第1作。
"原点に戻ろう"という、意気込みが感じられます。
そして、この作品の凄いところは、原作の持つ007のエッセンスを大切にしつつ、
現代的な演出を加えて、スタイリッシュな映画に仕上げているところです。
もともと原作は冷戦下のスパイ活動という設定。
しかしこの新ボンドは、1968年4月13日生まれ。
全く違った時代のスパイなのです。

さて、この作品の魅力は、とにかく主人公、ボンドです。
そのボンドを演じるのは、イギリスの実力派俳優、ダニエル・クレイグ。
これまでのボンドのイメージは、ニヒルな二枚目。黒髪で知性的なものでした。
しかし、ダニエル・クレイグのボンドは違います。設定が若いこともあり、
性格は情熱的。頭脳戦だけでなく、肉弾戦でも大活躍。
新米スパイ・ボンドの押さえられない衝動が、
匂いたつようなセクシーさとなって、スクリーンを満たします。

もちろん、がむしゃらな若さだけでではありません。
冒頭のアクションシーンでしなやかな筋肉を披露したかと思いきや、
カジノシーンでは、ブランドのスーツを優雅に着こなす英国紳士に早がわり。
新ボンドの魅力は、この二面性にあるのではないでしょうか。

また、彼の目の演技も見ごたえがあります。
激しいスパイ活動の中で垣間見える、少し寂しげな表情。
ダニエル・クレイグは、このようなシーンを丁寧に演じることで、
これまでの「完全」なイメージのボンドから、「不完全」な魅力溢れる、
人間味のある新たなボンドを誕生させました。

ダニエル・クレイグは、この作品で、007シリーズでは初となる
英国アカデミー賞主演男優賞にノミネートされました。
娯楽映画でも、真剣に演じることで、その作品は何倍もの厚みを持ちます。
「ロード・オブ・ザ・リング」を見ても、それを思いました。
観客は、正直です。どんなに原作が素晴らしくても、
役者や演出が真剣じゃないと、「つまらない」と感じてしまう。
逆に、演者が一生懸命であれば、多少無茶な設定でも納得させられるし、
ストーリーにぐんぐん引き込まれていく。

「スパイ」映画と侮ってはいけません。
政治思想も、哲学もないけれど、純粋に楽しめる映画に仕上がっています。
「最近のハリウッドはおもんないな」と、不満を持っている方に、
是非おススメしたい娯楽大作。
きっと、見終わった後は、「ああ、面白かった」と思いつつ、
新ボンドの魅力に、メロメロになっていることでしょう。

---------------------------------------------------------

発行者        えみ
メール        movie_handsome@yahoo.co.jp 
バックナンバー    http://mvem.net/

本文の無断転用を禁止します。

---------------------------------------------------------
現在休刊中です
解除

規約に同意して

最近の記事

上へ戻る