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2008/06/18

浴衣と着物の違い

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    意外と知らない着物の話し
         第15号 2008/6/18
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四川大地震の記憶がまだ生々しく残っているこの時期に、
日本でも大きな地震が起きてしまいました。
今回の地震では、土石流や土砂災害の恐ろしさを
思い知らされた感じです。ここ鎌倉も山に囲まれた場所
ですから、決して他人事ではありません。
事実、土砂崩れの危険を示すポスターや看板などを
よく見かけます。ただ、見慣れた景色に同化してしまい、
”真剣に危険と向き合う”なんてことを忘れていた
ように思います。地震大国に住んでいるということを
忘れてはいけないんですよね。

被災地の余震が早く治まることを祈っています。


今日のテーマ============

■浴衣と着物の違い

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もう今年の浴衣を購入済みの方、まだ悩んでいる方、
さまざまだと思います。
最近は「大人の浴衣」とか「浴衣でおでかけ」とか、
いわゆる従来の浴衣よりもワンランクアップした
浴衣を扱う店が増えてきましたね。

従来の浴衣というのは、半幅帯を締めて素足に下駄、
花火大会やお祭り仕様です。
これに対してワンランクアップした浴衣というのは、
長じゅばんや半じゅばんを着て半襟をつけたり、
名古屋帯でお太鼓を結んだり、足袋を履いたり・・・

ここで疑問が湧いてきませんか?
夏着物とワンランクアップした浴衣って、どこが
違うの?って。
正直、私は非常に疑問です。

そこで、まず出来上がり寸法を比較してみました。
プレタポルテ(仕立て上がっているもの)の場合、
サイズが同じなら寸法も同じで、大きく違うのは
衿だけです。

着物の衿は広衿といって、衿の幅を自分で調整できる
ようになっていますが、浴衣の衿はバチ衿といって
幅が決まっているため、調整はできません。
正装の場合は広衿を着用します。どんなに高級でも、
バチ衿で仕立てられたものはフォーマルに向かないので、
この点は気をつけてください。

ではこのバチ衿、浴衣だけに許されるのかというと、
まったくそんなことはありません。
フォーマル以外であれば、バチ衿で問題ないのです。
実際に、木綿の着物などはバチ衿で仕立てるケースが
よくあります。

で、最初の疑問に戻ります。
浴衣としてはもちろんのこと、着方によっては着物風
にも着られますよ、っていうのがウリの着物風浴衣と、
ホントの着物、どこが違うんでしょう?

以前は着物と浴衣の違いは歴然でした。
色や柄といい、素材といい、素人が見てもハッキリ区別
できたのです。
ところが最近、浴衣が急激に進化(変化?)してきて、
ボーダーラインが見えづらくなってきたのです。

木綿や麻の、自宅で洗える着物もあれば、絹糸を使用して
自宅では洗えない浴衣もあります。
柄も多様化しています。

そもそも、着物風に着て良い浴衣とダメな浴衣っていう
のも、個人の主観によるところが大きいんじゃない
でしょうか。

結局私が何を言いたかったのかといいますと・・・

着物と着物風浴衣なんて区別することないんじゃない
ですか、ってことなんです。
一枚の着物を「今日は浴衣」「明日は着物」って感じで、
自由に楽しめたら、それでいいんじゃないか、と。

浴衣が大きく変わり始めた、ということに抵抗を感じて
いる方もいるでしょう。私もまったく抵抗がない、と
言ったら嘘になります。
でも、これは一つの転換期なのだろうと思うのです。
今は呉服業界ですら方向が定まっていないのですから、
一般消費者としては、それを逆手にとって、いろいろな
着方に挑戦してみてもいいのではないでしょうか。

一時的にルールが乱れたように感じても、最期に残るのは
多くの人が認めたものだけです。
5年後の夏に残るのはどんな着こなしなのか、楽しみながら
見守ろうではありませんか。



*最後まで読んでいただき、ありがとうございました。*
*2週間後にまたお会いしましょう。        *


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