2008/05/07
【ビジネスマン兵法】~右手に『論語』『孟子』、左手には『孫子』『呉子』を!~
■■■『 鶏口牛後 』〜むしろ鶏口となるも牛後となるなかれ〜■■■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ⇒⇒【古典に学ぶビジネス系『心理・戦略・心得』メールマガジン】 【 ビジネスマン兵法 】 第17号(平成20年5月7日) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■ 最近読んだ書物から…ムムムッ!を紹介 ■■■ 『重要なことをお話しよう。社内の人だけの会議でも「お客さま」という言葉を 使っているだろうか。社内では「客」と言っていないだろうか。こうした普段 の言葉遣いにまで神経を行き渡らせることも、会社をよくるためには非常に 大切なことなのだ。』 (小宮一慶著「なぜ、オンリーワンを目指してはいけないのか?」ディスカバー) ※思わず「ドキッ」としますね。「お客さま第一主義」をスローガンに掲げる 企業は多いが、お客さまのいないところでは、ホスピタリティの精神は何処へ… まぁ、これは人情というものですが、「お客さま第一主義」が表向きの飾りと なってしまうことも事実であろう。 するどい指摘ですね。 ────────────────────────────────── 皆さん、こんにちは。 『 ビジ兵 』発行人 鎌田です。 GWが明けました! スイッチを切り替え、充実したビジネスライフを! 僕も今日から、ほぼ毎日講演行脚でございます。(実はこの原稿は、GW中に書いて ますので、スイッチは完全にOFFモードですが…笑) では、早速…本日のビジ兵です。 ▼今回は【 なるほど系 】です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◎【 戦いは、正を以て合い、奇を以て勝つ 】 『孫子』 ◎『 策士、策に溺れ 』てはならない。あくまでも、 【 正を以て合い、奇を以て勝つ 】のがビジネスマン兵法。 ◎兵法には、【 ちょい悪系 】と【 なるほど系 】があります。 ◎(初めての読者の皆様へ) ⇒ 当メルマガの趣旨は最後尾に記しておりますので、 お読みいただければ幸いです。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■編集後記には、お口直し【 ビジネスマン心法 】がございます! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■本日の兵法【なるほど系】■■■ 『 善く戦う者は、利を見て失わず、時に遇いて疑わず 』 (よくたたかうものは、りをみて、うしなわず、ときにあいて、うたがわず) from 「六韜」 ▼ 今回は「武経七書」のひとつ『六韜』の中の「竜韜」より。 「六韜」(りくとう)とは、周王朝を建国した武王と、武王の父である文王とが、 周王朝の名参謀であった「太公望」(たいこうぼう)に質問し、それに応える 問答集。 「六韜」は文字通り、六つの巻で構成されてますが、そのうちの一つ「虎韜」から 「虎の巻」という言葉が生み出されたという逸話もあります。 ▼ 私訳すれば、 「戦いの上手な者は、“ここが利だ!”と見なせば、その【 機 】を逃さず、 【 機 】と遭遇・判断すれば、即座に決断・行動するのである。」 ▼ ポイントは 【 機 】 ですね。 では、「機」とは何か。 孫正義氏に招聘されソフトバンクに入社され、現在はSBIホールディングス を率いておられる北尾吉孝氏の言葉を借りれば、 「漢方で言えば、ツボ、勘所です。そこを外すと物事が生きてこないという ような一点を“機”と言います。この“機”をうまく掴んだ人は、一気に 飛躍することができます。」 (北尾吉孝著「人物をつくる」PHP文庫) ▼ 「六韜」では、絶好の【 機 】(物事が生きてくる・好転する・飛躍するポイ ント)を逃さず、うまく掴むものが、善く戦う者であると述べている。 さらに続けてこうあります。 『利を失い時に後(おく)るれば、反(かえ)って其(そ)のわざわいを受く』 (私訳) 「絶好の有利な【 機 】なのに見過ごしてしまえば、災いを受ける結果となる」 ▼ 「絶好の機会やで! 今がチャンス!」 と、 まさに【 機 】に【 会 】えば、後手後手にまわらず、行動する決断が 大切である。これは「六韜」だけでなく多くの古典でも述べられている… まさに「飛躍の知恵」なのです。 ▼ では、【 機 】に【 会 】うには、どうすればよいのか? 思うに二通りあるのではないでしょうか。 (1)【 機 】を待つ 自分を取り巻く環境に、常にアンテナを張り巡らせておく、受動的なスタイル。 これを僕はここで「受動機会」と呼んでおきます。 (2)【 機 】を創る 「受動機会」はとても大切ですが、北尾氏が言うように「ツボ・勘所」だけに ある程度の経験を有する。さらに、ついうっかり、「六韜」で戒めている 「時に後れる」可能性もある。 そこで、「待つ」スタイルを補うべく、「創る」スタイルも必要だと思います。 これを僕はここで「能動機会」と呼んでおきます。 ▼ 実は「ビジ兵」ではこれまで兵法に照らしながら、「能動機会」を創りあげてきた ビジネス事例をいくつか紹介しています。 例えば、「孫子」の「迂直の計」(うちょくのけい)。 一見遠回りに見えるが、実は最短の結果を導く兵法。 http://archive.mag2.com/0000252503/20080304063000000.html ▼ 【 機 】を待ち、逃さないことも大切ですが、 【 機 】を創り、飛躍していくことの大切さも 「兵法書」に述べられているのです。 ▼ 「易経」という書に次のようにあります。 『君子は幾(機)を見て作(た)つ。日を終うるをまたず。』 (私訳) 「立派なビジネスマンは、好機と見れば、1日を置くこともなく、行動にでる」 ※参考文献 「六韜」(中公文庫) ◎次回の兵法書は…まだ未定です。お楽しみに! ────────────────────────────────── 【 ビジネスマンはリアルな娑婆に生きている 】 【 タフネス★ヘッドワーク★フットワークで駆け抜けよう! 】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【編集後記】 ■■最後までお読みいただき、ありがとうございます。 共に多いに学びましょう! ■■お口直しに… 【 古典に学ぶビジネスマン心法 】 『 蝸牛角上の争い 』 (荘子) (かぎゅう、かくじょうのあらそい) ※蝸牛:かたつむり ⇒ 仕事、人間関係、将来…いろいろ悩み苦しむこともあります。 これは人情です。 ⇒ ただ、ストレスに身心害してはいけません。 ⇒ そんな時は 「この大宇宙から見れば、俺の悩んでいることなんて、かたつむりの 角の上でもがいているような小さなことやんけ!」 と、しょせん小さな世界のことだと、一息つきながら、 客観的に冷静になって自分とコミュニケーション、向き合ってみる。 人生を大きく捉えてみる。 ⇒ 古からのストレスマネジメントの知恵でございます。 ■■ブログ「こころ元気大作戦!」 http://cocoro-kotodama.seesaa.net/ ブログ「心中の賊を破る」 http://cocoro-activity.seesaa.net/ ■■同僚、部下、上司の方々へ「こんなんあるで」とご紹介ください。 ライバル会社へは決して教えることなかれ(笑)。 ⇒ 「ビジネスマン兵法」 http://www.mag2.com/m/0000252503.html ■■では、また。次回、お逢いしましょう! 「 健康 」とは【 健体康心 】 ⇒ カラダ元気! こころ元気! で、充実したビジネスライフを! 感謝 「ビジ兵」発行人 鎌田 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ ■発行責任者:「ビジネスマン兵法」発行人 ■公式サイト:http://cocoro-mag.seesaa.net/ ■姉妹メルマガ:http://www.mag2.com/m/0000250994.html ■登録・解除:http://www.mag2.com/m/0000252503.html ■発行システム:『まぐまぐ!』http://www.mag2.com/ ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 【当メルマガの趣旨】 ビジネスマンに課せられた一つの宿命…それが「勝負の世界」。 ゆえに…ビジネスマンにとって、両手に「論語」「孟子」などの修己の学だけだと、 ちょいと危うい。片手には「孫子」「呉子」「六韜」「三略」「兵法三十六計」など、 【リアルな先知先哲】である「兵書」も必要である… 【戦いは、正を以て合い、奇を以て勝つ】 『孫子』 ◎ビジネスマンにとって、【正々堂々】としたビジネス活動にくわえ、 【臨機応変力】が必要となります。 ◎この臨機応変力のことを【策】(上記、孫子の「奇」)として捉え、 現代の僕たちに様々な知恵を授けてくれるのが中国の古典【兵書】と呼ばれるもの。 ◎もちろん、正々堂々としたビジネス活動にふさわしくない【兵法】もたくさんある。 ◎しかし、知っていて損はないと思う…。 (こちらが『策』を仕掛けられている場合もあるからだ。) ◎もちろん、『策士、策に溺れ』てはならない。あくまでも、 【正を以て合い、奇を以て勝つ】のがビジネスマン兵法。 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


