2009/05/27
【クラシック音楽ぶった斬りプラス】フランソワのラヴェル
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ クラシック音楽ぶった斬りプラス 2009/5/27 発行部数435部(まぐまぐ143部 独自配信292部) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■フランソワのラヴェル ショパンとドビュッシーの各作品集と共に、鬼才フランソワの貴重な遺産で、 フランソワの天才的な音楽性とセンスが光る演奏である。 彼の録音では、調子の善し悪しに左右されて曲によって出来にムラがあること が否めない一方、他のピアニストには求められないファンタジーとイマジネー ションが満ちあふれている。 個性的な閃きと怪奇性さえ帯びたピアニズムをもって、自由な飛翔を見せる彼 の演奏は、ニュアンスが変幻自在で、聴いていて先の読めないスリルがある。 彼の個性はまさしく余人をもって代えがたい。 彼の弾くピアノの音はひとつひとつがちゃんと姿を持っていて、そうした音で 綴られる音楽は、実に豊かなニュアンスにあふれている。 またラヴェルのピアノ曲の持つ色彩感が、柔軟なグラデーションによって実現 されているのも見事だ。 フランソワのラヴェルには何ともいえぬ花がある。 例えば「高雅にして感傷的なワルツ」での、しなやかな肉体性を感じさせる演 奏からたちのぼる豊かな香りはまさにラヴェルの魅力の神髄といっても過言で はない。 そして見事な色彩感もまた、特筆せねばならない。 その柔らかな音色には無限のグラデーションがある。 「水の戯れ」での湧き立つような響きは、オーケストラよりもデリケートな色 彩を伝えており、水の流動性、幻想的な美しさを、奔放かつ魅力的に作り上げ ている。 また「夜のガスパール」のような非現実的な世界を、場面によってはデリケー トに、あるいはディアボリックにと、多彩な変化を伴って描き出す。 「クープランの墓」での淡々とした表現に聴く小気味よいニュアンスからも、 ラヴェルとフランソワの幸せな関係がたっぷりとうかがえる。 お求めはamazonで http://classicalmusic.livedoor.biz/archives/50915015.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ クラシック音楽ぶった斬りプラス 発行人: 和田 大貴 ホームページ: http://wadadaiki.com/furtwanglerweb/ ブログ: http://classicalmusic.livedoor.biz/ 掲示板: http://classicalmusic.8.bbs.fc2.com/ メール: このメルマガに返信してください。 購読解除: まぐまぐの方は上記ブログで、独自配信の方は wada16@gmail.comまでメールアドレスを付記してお知らせ下さい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


