2009/02/24
【アイデア1分講座】
┃--アイデアが止まらなくなる1分講座-- Vol.59 ╋■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ 忙しくてアイディアを考えている暇のないあなたに。 ┃ 街やメディアで見かけたWoW! なアイディアと、 ┃ ひとりで簡単に出来るアイディア創造ツールなどを ┃ ご紹介していきます ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ 「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」 以前もお話しした気がしますが、ジェームス・W・ヤングの名著 『アイデアのつくり方』で語られている有名な言葉です。 何にもない所に、いきなりアイデアが産まれ出たりはしないということ ですね。 ソニーの大ヒット商品ウォークマンは、その既存の要素の組み合わせで 生まれた革新的な商品の代表格でしょう。 ボクは、ウォークマンにある組み合わせとは、「カセットテープレコーダー」 と「携帯性、つまり外に持ち出すということ」だとずっーと思っていました。 ところが、ちょっと違っていたみたい。 今日は、その素敵な組み合わせの紹介です。 初代ウォークマンの歴史は、1978年にさかのぼります。 当時ソニーは、携帯用ステレオテープレコーダーを開発しようとして いましたが、商品化することが出来ずにいました。 それまでのテープレコーダーと言えば、録音機能とスピーカーが付いて いることが常識。 家庭内で英会話のテープを聞いたり、エアチェックと言ってFMラジオから 流れる音楽を録音して聞いたりすることに使われていたのです。 しかし、本体がやたらと大きかった。 ソニーは、その録音とスピーカーという2つの機能を、何とか携帯サイズで 実現させようとしていたのです。 しかし、失敗ばかりに終わっていました。 その頃、社内の別プロジェクトでは、小型軽量の携帯用ヘッドホンを 開発中でした。 この2つの開発途中の商品を見た当時名誉会長だった井深大氏は、こう 考えたと言われます。 「録音もできないし音も出せないテープレコーダーと、携帯用ヘッドホン。 この2つを組み合わせたらどうなるだろうか?」 ここに全く新しい娯楽のコンセプトが生まれ、全く新しいポータブル 音楽プレイヤーが誕生することになるのです。 ソニーは製品発売の日、記者を東京の代々木公園に招待しました。 そこで記者が出会ったのは、ローラースケートを履いたティーン エイジャーが、ウォークマンで踊りながら取り巻き出迎えるという サプライズの演出でした。 この常識破りな記者発表もあって、様々なメディアが翌日からウォーク マンを紹介します。 ソニーが当初狙ったのは若者そのものだったようですが、ウォークマンに 飛び付いたのは、実は少し上の裕福な世代だったようです。 彼らは、音楽を録音済みのテープを大量に所持しており、それを聞く 時間と場所を広げたいと思っていたからです。 屋外で個人的に音楽を楽しむというライフスタイルは瞬く間に彼らの 間に広まり、やがて若者にも文化として定着することになります。 その後ウォークマンが、ポータブル音楽プレイヤーとして不動の ポジションを獲得することになったのはご存じのとおりです。 写真と、さらに詳しい事例をご覧になりたい方は → http://bobtanaka-blog.livedoor.biz/ ◆アイデアを生むヒント 既存の要素を組み合わせるという原点に立ち返ろう。 組み合わせる要素は、新聞にも、電車の中にも、会話の中にだってある。 ╋■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ Idea Creator ボブ田中 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ 『殿様ブランディングで売れる・儲かる』 ┃ 日本実業出版社より絶賛発売中! ┃ ┃ ■ボブ田中公式ホームページ : ┃ http://www.bob-tanaka.com/ ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■


