2009/01/24
【アイデア1分講座】
┃--アイデアが止まらなくなる1分講座-- Vol.55 ╋■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ 忙しくてアイディアを考えている暇のないあなたに。 ┃ 街やメディアで見かけたWoW! なアイディアと、 ┃ ひとりで簡単に出来るアイディア創造ツールなどを ┃ ご紹介していきます ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■ 「窓ガラスだから面白いんだよね」 ここのところ、急に寒くなりましたね。 家に帰ると、あったかいスープが欲しくなります。 ふーっと息を吹きかけながら飲むと、カラダの芯まで温まる感じがする ものです。 少し前ですが、電車の窓ガラスを利用したスープの広告がありました。 窓ガラスに息が吹きかけられ、白く曇った部分に指で『クノールカップ スープ』と書かれているように見えます。 勿論本当に書かれたものではなく、シールでリアルに作られた広告。 寒い空気と、温まるシズル感が見事に表現されています。 広告は、コピーとビジュアルだけじゃなくて、どんな消費者接点を使う のかによって表現が豊かになるものです。 この広告が同じ表現で、ポスターとしてスーパーの店頭に貼られていた としたらどうでしょう。 誰も見向きもしなかったでしょう。 窓ガラスという接点に対して消費者が持つ体験、気持ち、思い出などが、 クノールのメッセージと重なったから面白いんですね。 その時、企業からの一方的なメッセージが、消費者にとっての 『知りたい』メッセージに変わるのです。 3Mがつくった強化ガラスの強度を訴求する広告は、歩道に立つ自立式の 広告です。 そこにあるのはポスターではなく、札束。 街中に突如現れた大金。 両面をガラスで囲われていますが、簡単に持って行けそうです。 まさか本気で中の大金を盗もうという人もいないでしょうが、大金に 触れることを遮っているガラスに、触りたくなる衝動に駆られます。 ヒトによっては叩いたり蹴ったりもするでしょう。 「ガラスのハート」という言葉があるように、一般的にガラスに対する 消費者のイメージは壊れやすいものであるということ。 そのガラスが叩いても壊れないことを、消費者が自発的に実証して しまうわけです。 これも、ポスターではできない広告ですね。 消費者の『触りたい』気持ちを、うまく商品メッセージにつなげています。 さて、最後もガラス。 と言っても、iPhoneのディスプレイを曇らせて遊べるアプリです。 iPhoneのマイクに息を吹きかけるとディスプレイが曇り、ガラスの上を 指でなぞると絵が描けます。 さらに、斜めにするとそこから水滴が垂れ落ちてきたり、指でこすると ガラスをする音までするそうで、半端ではないリアルさがウリです。 ガラスに対する体験を再現することでエンタテインメントに仕立て、 ヒトに見せたいものに昇華させているところが素晴らしいですね。 写真と、さらに詳しい事例をご覧になりたい方は → http://bobtanaka-blog.livedoor.biz/ ◆アイデアを生むヒント 身の周りにあるモノ。 それに対する思い込みや体験を逆手に取って、考えてみよう。 ╋■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ Idea Creator ボブ田中 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ 『殿様ブランディングで売れる・儲かる』 ┃ 日本実業出版社より絶賛発売中! ┃ ┃ ■ボブ田中公式ホームページ : ┃ http://www.bob-tanaka.com/ ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■



