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特別養護老人ホームに勤め始めて7年目。社会的にも問題になっている介護職員不足。うちの施設でも人員不足が慢性化しております。でも問題はそれだけじゃない。そんな老人ホームの実態を自分の経験を通して、コラム形式で語らせていただきます。

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2008/07/07

【実録!特別養護老人ホーム】とある夜勤の一夜から -前編-

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓2008.07.07  No.031(毎週月曜日発行)〓

実録!特別養護老人ホーム

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おはようございます。チャマです。

今日は七夕っすね。
願うことはただ一つ。いや二ついいですか?

「今年こそは給料が上がりますように!」
「ガソリンの値段が下がりますように!」

今回は趣向を変えて、リアルタイムで進行していく日記のような形に
してみました。
これでアナタも夜勤をやっている気分になれます!

ではどうぞ。

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今週のお題『  とある夜勤の一夜から −前編−       』
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17時15分、申し送りを聞く。
昨日の夜間から今日の日中にかけての様子を、日勤リーダーから報告、
申し送りを受ける。次に、看護からの申し送りを聞く。
夜間は看護師がいなくなるため、夜間の検温などの指示を受ける。
申し送りだけで20〜30分かかるため、聞いている間にちょっと眠くなる。

17時45分、申し送りを終え、夕食の食事介助に入る。
僕は夜間のショートステイを担当するので、ショートステイ棟へ移動し、
ショートステイの方の食事介助に入る。

今日は介助者が3人か。一人で3人はちょっと厳しいけど、前回は4人だっ
たから、いくらかましか。

18時10分、ショートステイの方の食事はある程度終わった為、特養利用
者の食堂へ移動する。
今日は日勤業務を担当しているパートさんが二人主婦の方で、1時間早く上
がってしまう人と、15分早く上がってしまう人がいるためかなり人手がな
く大変だ。

お、食堂で食事介助のボランティアをしているのは2年前にうちの職場を辞
めたTさんじゃないか。Tさんはもともと正職員の試験で補欠になって、パ
ートとして入ってきたんだけど、1年やって正職員になれないと言って辞め
ていった人で。
外見こそガテン系のメガネでかなり暑苦しい感じの人だけど、Tさんのいつ
も全力投球、一生懸命な働きっぷりがとても大好きで、他のどんな人が流す
汗よりもTさんの流す汗はとても輝いてみえたものである。

この人手のない中、ボランティアに来てくれてとてもありがたく思いつつ、
僕も自分の仕事に専念する。

19時、夕食や帰室誘導もひと段落し、夜勤者は検食兼休憩の時間。といっ
ても何かあればすぐに利用者のもとへかけつけなければならないし、19時
15分にはまた動き出さないといけないためゆっくりしている余裕はない。

案の定、利用者の家族の方から「うちの人がトイレに連れて行って欲しいと
言っている」とのこと。対応する。
この男性の方はトイレ誘導の方で、足に力が入らないため職員2人で対応す
る。本当はトイレなんてかなり厳しいんだけど、この人トイレで腹圧をかけ
ないとおしっこが出ないのよ・・・。

19時15分、この時間にSさんという女性の方を職員二人でトイレ誘導。
この方もトイレは厳しいんだけど、この人もトイレで腹圧をかけないと(略)。
今日は(いつもだけど)Sさんとても機嫌が悪くて僕の手を思いっきり引っ
かかれた。痛ぇ。介護職員にとってうでの傷はとても危険なのに。そんなこ
んなでSさんのトイレを終わらせ、19時30分、職員待機場所に戻ってく
るとこんどは100歳のOさんが便が出たと不穏な様子。
ほうっておくとさらにヒステリックになるためすぐにオムツ交換をする。

19時45分、夜の配茶時間。
まずはショートステイから。本当は遅番の職員と二人でショートステイの配
茶に回る。しかし今日の遅番は今すぐに辞めてもらいたいくらい仕事の出来
ない人で、薬を飲ませなかったりオムツ交換をすっとばしたり衣類が汚れて
いても見て見ぬふりをしたりする人なので、そんな人にショートステイを任
すことは出来ないので自分ひとりで行う。

ショートステイの配茶中、さっきの100歳Oさんがまた出てきて湿布がど
うのと言っている。「ちょっと待ってくれよ・・・」と心の中でぼやきなが
ら配茶を続ける。

20時5分、ショートステイの配茶を終え、今度は特養の利用者の配茶に回
る。廊下に来ると、何か、くさい。僕の介護職としての勘が、臭いの元を嗅
ぎ分ける。ビンゴ。利用者Nさんがオムツをはずして尿失禁している。

そういえば日誌でも日中何度かオムツを外していたと言っていた。
ズボンやシーツも尿で濡れているから交換しなければ。対応しようとすると
「何すんのよ!キチガイ!早くしろ!ノロマ!ぐず!」等暴言を吐かれる。
何か言うとまた暴言を吐かれるので黙って黙々と仕事をこなす。
オムツを付け直そうとすると、陰部が赤くなっている。そして良く見るとひ
っかいたのか傷も出来ていて痛そう。オムツを外すのはこのせいか。薬を塗
って対応する。
最後には「ありがとう」という言葉も聞けたのでまぁ、よしとしよう。

配茶を続ける。
となりの部屋のKさんは眠ってしまうとなかなか起きず、無理に起こそうと
するとかなり機嫌が悪くて怖い方なので、寝入ってしまう前に配茶の流れで
オムツを着用させてもらう。
Kさんは、自分からめったにトイレへ行かず、こちらからの声掛けにもほと
んど拒否なので、排泄はいつもオムツ交換になってしまっている。

次は男性部屋。
Uさんは夕食のときから大声を出しつづけていて、部屋に戻ってからも続い
ている。かなりうるさい。
脳の萎縮の関係なんだろうけど、通院して薬をもらっても一向に治らない。
最近は夕方だけでなく、日中も大声を出すようになっている。同室の利用者
はかなりまいっているだろうけど、物言えぬ人たちばかりなのでとてもかわ
いそうだ。でも他にUさんの行く場所はない。
100歳Oさんがまた出てきた。また不穏。
「どうすればいいのかわからない」とのこと。どうすりゃいいのかわからな
いのはこっちのほうだよ…。薬も飲んだしオムツ交換もしたのでもう布団に
入って休むよう話す。納得して部屋に戻られる。
Oさんにだんだんやさしく出来なくなってきている自分。

20時40分。ようやく配茶が終わる。
次は間髪入れずにトイレ誘導・オムツ交換だ。


中編に続く…(3部構成かよ!)。


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次週のお題  『   とある夜勤の一夜から −中編−    』

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・ 作成者 : チャマ

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        「毒舌介護職員の生意気ブログ」
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