2009/09/02
本能でやせる究極の簡単ダイエット!カロリー制限ダイエットの本当の問題点2:世代を超える恐怖
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★本能でやせる究極の簡単ダイエット!★ 第59号 まぐまぐ大賞2008ノミネートメルマガ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ こんにちは、新小田です。 今回は、前回の「カロリー制限ダイエットの本当の問題点」 の続きになります。 カロリー制限ダイエット(食事制限ダイエット)は、 続かなくなる人が大半であるというような点を除けば、 とりあえず問題点も少なそうだし、医学的にもこれしかない とされているダイエット方法です。 なぜそれをそんなに恐ろしいものだと思っているのかについて、 前回は以下の4つの理由について説明しました。 ・食べ物は数字じゃない ・食べることへの執着心が高まってしまう ・飢餓スイッチ ・自分自身への信頼感を持てなくなる 前回の分を読んでいない人は先に読んでおいてください。 「カロリー制限ダイエットの本当の問題点」 http://archive.mag2.com/0000251323/20090812135652000.html (まぐまぐのシステム変更にまだ慣れていなくて、 タイトルの書き方を間違えてしまったので、前回のメルマガは 見逃した人もおられると思います。) 今回は5つ目の理由で、最も恐ろしいと感じているものに ついてです。 「カロリー制限ダイエットの本当の問題点2 世代を超える恐怖」 もともとダイエットというものはファッションや流行の一部 という感じで、軽くとらえられてきました。 そのため、「もうちょっときれいになりたいなあ」とか、 「みんなやっているから、自分もやってみよう」というような 軽い気持ちでダイエットを始める人が多いと思います。 しかし、そんな軽い気持ちでおこなわれているダイエットという ものが、実は取り返しがつかないかもしれないくらいに恐ろしいもの であるということが、最先端の医学、生物学によって明らかになって きているのです。 今からおよそ20年ほど前に、イギリスのサウサンプトン大学の デイビッド・バーカー教授は、イギリスやフィンランドにおける 出生時体重の記録などを元に、成人病(生活習慣病)の原因は 胎児期に作られるという「成人病胎児期発症説」というものを 発表しました。 当初、この説はあまりにも突飛すぎるため、それほど真剣には 受け取られませんでした。 遺伝的な変異や進化というものは、偶然的に突然変異が生じて、 その変異が生存にとって適していれば広がっていって進化となって 残り、適していなければ淘汰されていくというように、偶然的な 要素が強いというのが一般的な考えだったからです。 環境がちょっと変わったからといって、いきなり遺伝子レベルで そんな劇的な変化が生じるなど、信じがたいことだったのです。 しかし、病気のデータや動物実験など、その説を裏付けるものが 次々にあらわれ、現在では21世紀最大の医学学説と言われるほどの 説となりました。 具体的に「成人病胎児期発症説」とは、どういうものかというと 出生時の体重が軽いと、成人になってから心臓病・糖尿病・高血圧 などの成人病(生活習慣病)にかかる割合が劇的に高くなるという ものです。 妊娠中(特に妊娠初期)に母親の栄養摂取量が少なければ、その 飢餓状態に耐えられるように体内に脂肪を蓄積しやすい体質が プログラムされ、飽食の世界の環境において、飢餓に備えて 作られた体質が、肥満や成人病を生み出す原因となって しまうのです。 もっと簡単に言うと、「成人病の原因は、母親の子宮内ですでに 作られてしまっているのだ。」というものです。 第二次世界大戦中の1944年のオランダにおいて、「飢餓の冬」 とよばれるほどの食糧不足の時代を胎児期ですごした人たちは、 極端に高い割合で、成人病を発症しています。 かつての栄養環境が悪かった発展途上国でもそういう例がたくさん 見られます。インドでは、糖尿病患者の数が激増していて、すでに 2000万人を超え、2035年には6000万人を超えるだろうと 予測されています。 栄養状態が悪い中で胎児期をすごして生まれて来た子供は、 飢餓の環境に適応した状態で生まれてきたにもかかわらず、 突然、栄養過多の環境にさらされて、その環境に適応できずに、 成人病を発症してしまうことになるのです。 なぜ、このようなことが生じるのかについてですが、ミツバチ の例で考えるとわかりやすいと思います。 女王蜂とメスの働き蜂はDNAの遺伝情報には差がないにもかかわらず、 体型をはじめとしてまったく異なる生き物となります。 女王蜂は1日に1,000個以上も卵を産み、寿命は3~4年、 一方働き蜂の寿命は1ヶ月しかありません。 両者がまったく異なるようになる理由は、働き蜂になる幼虫たち には、はちみつなどが与えられるのに対して、女王蜂になる幼虫に だけは、ローヤルゼリーが与えられるからです。 ローヤルゼリーが与えられないと、ある遺伝子のメチル化(抑制を もたらす改変)が生じて、働き蜂となってしまいます。 ローヤルゼリーが与えられると、その遺伝子のメチル化が生じない ため、女王蜂として生まれてくることになるのです。 このように、発生の初期の段階でどのような栄養環境で育つかなどの わずかな条件の違いによって、同じDNAの遺伝情報であっても、特定の 遺伝子がオンになったり、オフになったりして、致命的なほどの違いを もった状態に変わりうるということがわかってきたわけです。 遺伝的な性質は絶対的なものとされていたのですが、実際は、驚くほど 可変的な性質を持っていることがわかってきて、エピジェネティクス (後成遺伝学)という研究分野が21世紀に入ってから急速に注目される ようになってきています。 以前、環境ホルモンというものが注目されたのち、関心が低くなって いきましたが、またあらためて注目されることになりそうだなと 感じています。 というわけで、妊娠中に栄養をしっかりと摂取しなければ、胎児 の体に対して、外の世界は飢餓環境であるという情報を与えてしまい、 飢餓環境に適しているけれど、飽食環境には適していないという体が 作られることになってしまうのです。 日本においては、女性の「やせ願望」や妊娠時の徹底した食事指導 などが原因で、低体重で生まれてくる子供が増え続けていて、 出生時の平均体重が3000グラムを割るところまで減ってきています。 2500グラム未満の低体重で生まれる子供の割合が10%近くに まで増えてきています。 そのため、将来的に、成人病の発症率がかなり高くなることが 警戒されています。 これまで産婦人科において、妊娠中毒症などを極端なまでに恐れ、 体重があまり増えないようにと体重管理が徹底されていて、妊婦に ダイエットをさせるというケースもごく当たり前のことでした。 一昔前の先進的な医学情報であった「小さく産んで、大きく育てる」 という指導を徹底する産婦人科医や助産婦がまだかなり多いという のが現状であります。 間違っていたということが判明した情報は、できるだけ早く訂正される べきだと思いますが、残念ながらまだまだ時間が掛かりそうです。 この低栄養状態にさらされる胎児という話は、明らかにカロリー過多 な食事を続けているアメリカなどでは、あまり関係のない話なのでは ないかと思っていました。 しかし、実際はというと、ジャンクフードなどは高カロリーではある ものの必要な栄養分は足りていないので、飢餓環境と判断され、 胎児は飢餓環境に適応した状態で生まれてくることになり、 高カロリーの生活のもとで急速に肥満が進んでしまうのです。 まさに肥満遺伝子をもって生まれてきたということになってしまう わけです。 必要な栄養分をしっかりと届けてあげるということが、想像以上に 重要なことであったのです。 ダイエットをしてちょっとやせたいというような軽い気持ちで あったとしても、何の責任もないはずの子供たちが成人病の大きな リスクを背負わされてしまうことになるので、気をつけなければ なりません。 そして、さらに深く考えてみてください。 女性は、すべての卵子のもと(約200万個)をすでに卵巣に備えた 状態で生まれてきます。 ということは、孫の世代の性質までが、妊娠初期の段階で、すでに かなりの割合で決定してしまっているということになるのです。 恐ろしいことに、子供の世代までの話では済まないのです。 たかが食事制限ダイエットが、少なくとも孫世代までは、遺伝子レベル でかなり大きな影響を与えてしまうということになるのです。 このように、ごく当たり前のように行われている食事制限ダイエットと いうものは、実は非常に恐ろしいものであったというわけです。 だから・・・ だから、カロリー摂取量を制限するようなダイエットはやめるべきだ、 と言うつもりはあまりありません。 ダイエットは危険であるからやめるべきだというような言葉が、 どれほどむなしく響き、そして逆に無力感につながる言葉であるかは、 いろいろなダイエット関連の情報を目にするたびに感じてきたので、 わかっているつもりです。 理屈はそうだったとしても、感情レベルでは話はまったく別でしょう から。 そして、そのためには何が必要であるかもそれなりにはわかっている つもりです。 それで、いよいよ次回は、以前から約束していた 「ダイエットの本当の答え」というものに関してです。 自分なりにようやくたどりついた結論になります。 「ダイエットはやめた方がよい」ということはわかっていても、 感情レベルではどうにもならないという現実を乗り越えるために、 いったい何が必要なのか? そういうものをすべてお伝えできると思っています。 ぜひともご期待ください。 次回のタイトルは「なんのためにやせるのか?」の予定です。 「ダイエットの本当の答え」とどのように関係してくるのでしょうか? お楽しみに。 今回のテーマにさらに関心のある方は、「成人病胎児期発症説」や 「成人病胎児起源説」などのキーワードで検索されると、 興味深い、けれどもかなり恐ろしいというような話がいくつも 見つかると思います。 以下に参考になりそうなものをいくつか紹介します。 胎内で成人病は始まっている―母親の正しい食生活が子どもを未来の病気から守る http://www.amazon.co.jp/dp/478972543X/ すでに絶版になってしまっていますが。 妊娠中の体重管理について http://homepage3.nifty.com/~sanin/sun/bn/0612_list.html 妊婦の過剰なダイエットで子どもが肥満に! それだけじゃない影響が。 http://sasapanda.net/archives/1571 エピジェネティクスについては、こちらのサイトがわかりやすいです。 http://www.nistep.go.jp/achiev/ftx/jpn/stfc/stt099j/0906_03_featurearticles/0906fa01/200906_fa01.html 「ダイエットやめたらヤセちゃった」の作者である夏目祭子さんの 新刊がついに出ました。 『知的アンチダイエット生活』(新潮社) http://antidiet.blog.so-net.ne.jp/2009-08-25 まだ、読んではいないのですが、目次を見るだけでもかなり 面白そうな感じです。 読むのがとても楽しみです。 「マンガでわかる色のおもしろ心理学」の原田玲仁さんが大阪で セミナーを行われるそうです。 それぞれ9月5日(土)です。 詳しくは以下のサイトをご覧ください。 色彩と形で『デザインを科学する』セミナー ~かわいい・かっこいい秘密に迫る!~ http://www.shikisaisha.jp/arc/school/other/design-kagaku1.html 『色のおもしろ心理学』セミナー http://www.shikisaisha.jp/arc/school/other/omosiro1.html デザインを科学する 人はなぜその色や形に惹かれるのか? (サイエンス・アイ新書) http://www.amazon.co.jp/dp/4797351489/ 「かわいい」とか「お洒落」といったデザインに関する抽象的な イメージを具体的にとらえようとしたら、どういうものになったか などなど、かなり斬新な手法でデザインというものをとらえた 面白い内容になっています。 デザインと聞くと、センスの問題だろうからなあと自信を無くす 人が多いと思いますが、この本を読むと、デザインという言葉が そんなに怖くなくなるかもしれないと思います。 以下は何度か紹介したことがあると思いますが、サルが出てくる 楽しいマンガを見ているだけでも、色に関する話の大半が理解できる というすごく面白い本です。 日本だけでなく韓国・台湾・中国でも翻訳出版されていて、 大人気です。 マンガでわかる色のおもしろ心理学 http://www.amazon.co.jp/dp/4797339195/ マンガでわかる色のおもしろ心理学2 http://www.amazon.co.jp/dp/4797344040/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【編集後記】 ------------------------------------------------------------------ 低体重で生まれてくる子供は成人病のリスクが高くなるという話ですが、 早産で生まれて体重が少ないというような場合などは、当然ながら話が まったく異なります。 出生時の体重と成人病リスクの関係が非常に深いということがわかった なんて、いまさらそんなことを言われても困るという人も多いと思います。 実際、これは仕方がないと思います。「小さく産んで、大きく育てる」 というのがよいことだ、とみんなが信じていたのですから。 与えられた状態にうまく対応できるように頑張ってもらうしかないと 思います。 医学常識というのは、時代とともに激変することも多く、言っていた ことが180度変わってしまうということも珍しくありません。 やはり、本能的な感覚というものを大切にしなければいけないのだな ということをあらためて感じさせられます。 それから、女だけが重い責任を負って不公平だと思う人も多いと思います。 現実は意外と公平なようで、男も精子の遺伝子情報が生活環境や様々な 体験などによって、かなり影響を受けるようであるということがわかって きています。 まだまだ研究が始まったばかりの分野なので、これから興味深い ことがどんどんわかってくるでしょう。 このメルマガを気に入っていただけましたら、 他の人にもぜひ紹介してください。 さらに気に入ったよという方がおられましたら、まぐまぐには 読者さんの本棚というコーナーありますので、よろしくお願いします。 http://www.mag2.com/wmag/hondana/ http://www.mag2.com/wmag/osusume/toukou.html ■メールマガジン名:本能でやせる究極の簡単ダイエット! ■発行者:新小田 泰平 http://www.blue-diet.com 簡単ダイエット教室 【ダイエットレポートを無料プレゼント中です。】 ★本能でやせる究極の簡単ダイエット!おなかいっぱい食べてやせる方法完全版 ■ご意見・ご感想はこちら⇒ kantan@blue-diet.com ※バックナンバーと配信解除はこちら⇒ http://archive.mag2.com/0000251323/index.html ※このメールマガジンは『まぐまぐ!』を利用して配信しています http://www.mag2.com/



