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2009/11/08

【中国ビジチャン/ No. 822】「離婚体験」サービス登場、8割が復縁 上海

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■テーマ: 【No. 822 「離婚体験」サービス登場、8割が復縁 上海】

■今日のニュース:↓↓「離婚体験」サービス登場、8割が復縁 上海
http://j.peopledaily.com.cn/94475/6806305.html

・失敗婚姻の危機に直面している夫婦を助けようと、ここ数年来上海で、「離婚体験」
 を専門に提供する「離婚会社」が出現している。
・このサービスは、離婚の考えがある夫婦に協議を締結してもらい、一般的に 6カ月
 間の冷却期間を設け、期間内に双方いずれに対しても婚姻知識の「補習」が義務付
 けられ、その後離婚するか復縁するかを決定するというものだ。サービス費用は婚
 姻関係調整の難易度によって異なる。   
・「離婚体験」の期間は一般的に半年だが、1年間に延長することも可能。期間中は協
 議約定に基づき、▽女性側は現住の住宅内に居住 ▽子どもは母親と生活し、父親
 は面会の権利を有する ▽期間中に双方は相手方のいかなる自由にも関与しない 
 ▽お互いの両親、子どもに対して体験離婚のことを明かさない ▽期間満了後、状
 況をみて、正常な婚姻生活に戻るかあるいは離婚手続きに入る---となっている。   
・「離婚体験」を選択する夫婦は依頼した第三者に協議締結サービス費用としてまず
 1千元支払い、さらに必要であれば離婚体験仲裁サービス費用として5千元から1万元、
 難度の高い婚姻維持費用については2万元から3万元となっている。   
・ある「離婚会社」の婚姻コンサルタント(女性)によると、「離婚体験」期間中、
 一般的には財産分割については約定せず、協議書は双方の自主意志に基づく約定で
 あり、民政部門に向かい実際に離婚手続きを行うことはない。
・同社によると、現在までに既に30-40組の夫婦が同サービスを試みた結果、 80%前
 後の夫婦が「離婚体験」後に元のさやに収まっている。   

■戦略ポイント: 「離婚体験」も大切なサービスの一つ

■Skipper Johnのコメント
少し古いデータですが、人口千人あたりの離婚件数は日本が2.30件(2002年)、中国が
0.95件(1998年)と、中国のほうが離婚件数は低い数字になっています。
↓↓「図録 世界各国の離婚率」
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/9100.html

また中国の離婚件数は、1985年が45.8万件、1990年には80万件、1995年には100万件
を超え、2005年になると178万5000件に達しています。
↓↓80年代生まれ多くが「恐婚族」、離婚率の高さから結婚に悲観的?
http://www.excite.co.jp/News/china/20080712/Recordchina_20080712015.html

今日のニュースによれば、「離婚体験」には数千元から一万元の費用がかかり、体験
した夫婦の80%が離婚をせずよりを戻したとのことです。

データ数が30-40組ですので、統計的に有意と言えないかもしれません。ただ離婚体験
が、夫婦に何らかの気づきを与えてくれているのは間違いないようです。

先日、「格差社会 何が問題なのか(橘木俊詔著、岩波新書)」を読んでいたら興味
深いことが書いてありました。

「(日本で)世帯累計別に見た場合は、一番貧困率が高いのは母子世帯です。母子世
帯の貧困率は95年には55.3%、01年には53.0%となっていて、母子家庭の半数前後の
家計は貧困に苦しんでいます。 (中略) 日本では離婚が増加しており、母子家庭
になるケースも増えてきていますが、母親が働きながら一人で子供を育てるというこ
とが日本社会では容易ではないという現象が浮かび上がっています。(71ページより
引用)」

おそらく中国でも同様のことが言えるのではないかと推察します。中国では託児所が
充実していたり、お手伝いさんを簡単に雇うことができるという利点もあります。た
だ、社会のセーフティーネットが未整備で、母子家庭の手当てや社会保障などは十分
とはいえません。

推察するに、このような経済的な現実も「離婚体験」をすることで改めて感じ取り、
結局は夫婦がよりを戻すという現象が生まれているような気がします。そういう意味
で、「離婚体験」も非常に大切なサービスと言えます。


本日の中国ビジネス・チャンス!は以上です。
最後までお読みくださってありがとうございます!

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