2009/11/01
【中国ビジチャン/ No. 814】中国版ナスダック、全銘柄で売買一時停止 初取引盛況
上海から毎日HOTな中国ビジネス情報をお届け! 中国は高い経済成長を続けていて日本とも密接な関係にあり、日本人にとっても多 くのビジネスチャンスがあります。毎日定点で情報をふるいにかけることで正しい 中国経済の見方ができるようになります。 このメルマガでは毎日参考になるニュースを拾い上げ、ビジネスチャンスにつながる ような解説と提案を行っています。中国経済の実態に毎日少しずつ触れてみましょう。 ■ Skipper Johnからのお知らせ: 【「Skipper Johnの中国ビジネスブログ」毎日更新中!メルマガのデータベースです】 http://blog.livedoor.jp/john1984jpn/ ■テーマ: 【No. 814 中国版ナスダック、全銘柄で売買一時停止 初取引盛況】 ■今日のニュース:↓↓中国版ナスダック、全銘柄で売買一時停止 初取引盛況 http://www.nikkei.co.jp/china/news/index.aspx?n=NS000Y891%2030102009 ・中国・深セン証券取引所に開設されたベンチャー企業向け市場「創業板(中国版ナス ダック)」が30日、取引を開始した。 ・第1陣として上場した28社の上場初値は全社が公募価格を上回り、うち6社は2倍を 突破。株価急騰を受け、当局は全銘柄について売買を一時停止する措置をとった。 ・初値の公募価格に比べた上昇率が最大だったのは、映画制作会社の華誼兄弟伝媒(浙 江省)で2.2倍に達した。同社は中国で昨年上映され北海道ブームを巻き起こした恋 愛映画「非誠勿擾」(馮小剛監督)の制作を手掛け、個人投資家の人気が高かったも よう。 ・創業板はIT(情報技術)やバイオ分野での有力企業育成を狙う。30日の式典には中 国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁も出席し、直接金融の重要性を強調。 ・深セン証取の陳東征理事長は「上場する企業の経営者には市場に対して誠実であるこ とを求めたい」とあいさつした。 ■戦略ポイント: 市場の維持には、更にブランディング戦略が必要 ■Skipper Johnのコメント 今まで上海証券取引所や深セン証券取引所で上場している企業は、ほとんどが国有企業 でしたが、今回の「創業板(中国版ナスダック)」の開設では、ほぼ全てが民間企業の 上場となりました。 中国で初めてのベンチャー向け市場であり、かつ民間企業の柔軟な経営に期待が集まり、 新規上場での調達資金は合計で155億元となり、予定の71億元を大幅に上回りまし た。 事前の入札には応募資金の補償金を入れなければなりませんが、応募資金の1兆8,700億 元が補償金として凍結され、平均の応募超過倍率は120倍と、大人気の入札となりま した。 ↓↓「中国版ナスダック、人気過熱でバリュエーションリスク」 http://money.jp.msn.com/newsarticle.aspx?ac=JAPAN-120910&cc=03&nt=14 ところが、一株当たりの利益を示す株価収益率(PER)が、A株市場で25倍前後、中小板 (中小企業向け市場)で30倍前後に対し、創業板では50倍という高い水準になっていま す。 ↓↓「中国版ナスダック、初日は全銘柄がストップ高!大富豪が続出」 http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=36718&type=2 株価収益率(PER)は、会社の株価が一株あたりの利益の何倍になっているかという数字で す。PERが高ければ株価は割高であると判断します。一般的にはPERが20倍を越えると割 高な株価だと言われています。創業板のPERが50倍というのはかなり高い水準です。それ だけ今後の各社の発展に期待が強いということです。 一部の中国のファンドマネージャーは、一部の個人投資家が手痛い思いをするようなこ とがあれば、創業板への興味は2─3カ月で引くと予想しています。 ↓↓「中国版ナスダック、人気過熱でバリュエーションリスク」 http://money.jp.msn.com/newsarticle.aspx?ac=JAPAN-120910&cc=03&nt=14 日本でも、ナスダックジャパンが鳴り物入りで市場を作りましたが、わずか1年半で身売 りという結果に終わりました。開設した2000年当時はITバブルの衰退時期であったため、 めぼしい企業の上場が少なく、市場の維持コストがかさんで市場を閉鎖しました。 中国では当時の日本とは事情が違います。ただ、市場の維持運営は相当に細かく行わな いと市場に対する信頼を失うこともあります。創業板もブランディング戦略を最大限実 施して価値を高め続けていく必要があります。 本日の中国ビジネス・チャンス!は以上です。 最後までお読みくださってありがとうございます! ●転送OKです (c)2007-2009 John Ishii / Sail Ho!.com All rights reserved ●解除 http://www.mag2.com/m/0000250944.html ●メルマガのバックナンバー http://blog.mag2.com/m/log/0000250944/ ●著者ウェブサイト http://www.sailho.com


