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2009/10/28

【中国ビジチャン/ No. 811】 地元政府が奨励!無免許で乗れる違法自動車ブーム

上海から毎日HOTな中国ビジネス情報をお届け!

中国は高い経済成長を続けていて日本とも密接な関係にあり、日本人にとっても多
くのビジネスチャンスがあります。毎日定点で情報をふるいにかけることで正しい
中国経済の見方ができるようになります。

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ような解説と提案を行っています。中国経済の実態に毎日少しずつ触れてみましょう。


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■テーマ: 【No. 811 地元政府が奨励!無免許で乗れる違法自動車ブーム】

■今日のニュース:↓↓地元政府が奨励!無免許で乗れる違法自動車ブーム
http://j.peopledaily.com.cn/94475/6792168.html

・中国中央テレビで放送された番組によれば、山東省聊城市では公道を悠然と走行する
 小型電気自動車を多く見かける。デザインは中国自動車メーカー奇瑞の「QQ」や、
 メルセデスベンツの「スマート」の本物と見分けがつかないほどそっくり。
・これらの車は正規のナンバープレートを付けておらず、国の道路交通法からすれば明
 らかに法律違反で罰せられるべき。現地の交通警察や販売商に問い合わせてみると
 「現在わが市ではナンバープレート・免許証・自賠責保険・道路税などがなくても公
 道を走ることができる」という。
・この「違法生産」の電気自動車は1台2万元(約26万円)という低価格もあって、多く
 の人がちょっとした足代わりに購入しているようで、大手メーカーの山東時風グルー
 プを筆頭に山東省内には20を超える生産メーカーがあり、年間生産台数は10万台にも
 のぼるといわれている。
・山東省自動車協会の幹部によれば、これらの電気自動車は一つとして自動車品質基準
 の合格レベルに達しているものはないという。
・また中国政法大学の行政訴訟の専門家は、「地方の利益のために地方政府が『道路交
 通安全法』に違反することは、公民の交通安全の権利を侵すもので、明らかに違法だ。
 国は速やかに対策をとるべきだ」と述べた。
・低速走行の電気自動車とはいえ免許なしで公道を走るし、車検を通っていないため走
 行中に何があるか分からず、危険な状態が続いている。

■戦略ポイント: 中国の電動自動車は、もしかしたら大型化するか??

■Skipper Johnのコメント
近年、中国でも自転車充電用バッテリーの性能が向上し、充電式の電動自転車を見かけ
るようになりました。下のリンク写真のように、日本の原付くらいの大きさがあるもの
が多いです。
↓↓「中国:電動自転車を農村へ-料金の20%を援助」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0413&f=national_0413_033.shtml&pt=large

筆者が住む上海では、ここ2年ほど電動自転車が増え続けています。家庭の電源からでも、
ペダルをこいでも充電できるタイプで、バッテリーからの電力を動力として使っている
場合はペダルをこぐ音がしないので、歩行者は充電式自転車が近づいていることが分か
らず、危険なときがよくあります。

今日のニュースによると、山東省聊城市ではナンバープレートが無い無許可の小型電気
自動車が縦横無尽に街を走り回っているとの事。どうも現地の交通警察も黙認している
ようで、山東省を中心に年間10万台くらい生産されているようです。

まあ、完全に無許可の電気自動車ですので、今後上海や北京などの大都市で大量に街を
走るということはないと考えられます。また、全国的に取り締まるという動きになれば、
中国では一斉に実施しますのであまり心配は無いと思われます。

また、中国でも電動自動車の基準を公表しています。「最高時速は75キロ以上」や「一
充電走行距離は160キロを下回ってはいけない」など、小さな電気自動車ではクリアでき
ない高い基準を設けています。
↓↓「中国、電気自動車に対する新基準をまもなく発表」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0617&f=business_0617_044.shtml

ただ今後しばらくの間だけでも、こういう小さな電気自動車が地方都市や農村部で更に
爆発的に売れていく可能性も否定できません。バッテリーの性能や丈夫で安い車体を作
る技術が発達すると、小さな電気自動車を作ることはそんなに難しいことではありませ
ん。

加えて、走りながら充電できるタイプのものはガソリンの節約につながるので、エコロ
ジーを大切にする社会にとっては大切な技術という見方もできます。もしかしたら、今
後もっと大きな電気自動車が登場して私達を驚かせてくれるかもしれません。


本日の中国ビジネス・チャンス!は以上です。
最後までお読みくださってありがとうございます!

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