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2008/03/02

【中国ビジチャン/ No. 106】 中国、「人民元高容認」の見方・インフレ抑制狙う

上海から毎日HOTな中国ビジネス情報をお届け!

中国は年間10%以上の経済成長を続けていて、日本人にとっても多くのビジネスチャ
ンスがあります。毎日定点で情報をふるいにかけることで正しい中国経済の見方がで
きるようになります。

このメルマガでは毎日参考になるニュースを拾い上げ、ビジネスチャンスにつながる
ような解説と提案を行っています。中国経済の実態に毎日少しずつ触れてみましょう。


■テーマ: 【中国、「人民元高容認」の見方・インフレ抑制狙う】

■今日のニュース:↓↓中国、「人民元高容認」の見方・インフレ抑制狙う
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=0229&f=business_0229_013.shtml

・上海外為市場では対米ドルで人民元高が進み、中国政府がインフレ対策として元高を
 容認しているとの見方が広がっている。
・2月29日は1ドル=7.1115元で取引を終え、2005年7月の切り上げ後の最高値を更新。
 年初から2カ月の上昇率は2.7%に達した。
・人民元の対ドル上昇率は06年は3%強にとどまっていたが、07年は7%近くに加速。
 今年は現在のペースが続けば10%を大きく上回る。
・人民元の値動きは中国人民銀行(中央銀行)が介入を通じて左右しているため、人民
 銀は為替政策を調整しているとみられる

■戦略ポイント: 08年の人民元の対米ドルレートは更に加速する

■Johnのコメント
人民元は、2005年7月に対米ドルレートを切り上げて以来ずっと人民元高が続いていま
す。

通貨の切り上げは貿易黒字の量とも密接な関係があり、中国は貿易黒字による外貨準
備高が2007年度末で過去最高の1兆5280億ドルになり、人民元高の大きな要因といわれ
ています。

しかし、人民元だけが強くなっているとは言い切れません。米ドルが弱すぎるという
ことも考えられます。

例えば、米ドルは対ユーロでも史上最安値を先日つけましたし、対日本円ではここ半
年で23%ほど安くなっています。米国がサブプライム問題を発端とする景気減退懸念
や、長引くイラク・アフガン戦争の戦費負担、及び石油などの商品価格の暴騰が米ド
ルから離れる要因になっているようです。

中国政府は対米ドル相場を政府介入などで何とかコントロールしてきたという印象を
受けます。日本円は85年のプラザ合意を発端とする急激な円高で輸出企業が大きな痛
手を受けました。中国政府はそのような事態を招かないように細心の注意を払ってい
るようです。

とはいえ、増える貿易黒字はまだとどまることを知らず、ここ2年ほどの元気利上げ率
では実態と合わなくなっているのも事実でしょう。ニュースでは今年の切り上げ率が
すでに10%になっているとのことです。

この人民元切り上げ率の上昇については、昨年末あたりから中国の新聞でも書かれて
いました。今年の切り上げ率は10〜15%くらいになるという予想もあります。

また、中国では1月のCPIがここ10年来最高の7.1%になるなど、インフレ圧力が更に増
加しています。インフレと通貨レートにも密接な関連があります。

人民銀行は、金利引き上げという切り札を昨年ずいぶん実施してしまい、金利引き上
げによるインフレ引き締め効果はもう余地がほとんどありません。そうするとどうし
ても元の対ドルレートを引き上げて、輸入製品の価格を下げることでインフレに対応
せざるを得ない状況です。

2008年は人民元が昨年以上に切りあがって行く、そういう状況になるのを強く感じて
います。



本日の中国ビジネス・チャンス!は以上です。
最後までお読みくださってありがとうございます!

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