オンライン福祉 RSSを登録する

福祉に関する看介護・人材育成・知識・体験談・相談などを教育アドバイザーが応援します。悩み事・相談事や知識として得たい事・知りたい事など事例をあげたりしてアドバイス致します。

  • 周期 不定期
  • 最新号 2008/01/24
  • 発行部数 24
  • マガジンID 0000250578
  • 個別ページ
現在休刊中です    
解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2007/11/15

オンライン福祉

□■□■□■□■□■□
福祉に関する看介護観
☆教育アドバイス☆
■□■□■□■□■□■

こんにちは!教育アドバイザーの高田です。

今回は疥癬について応援します。

私のクライアント及び近隣の施設で、高齢者の間で疥癬が流行しています。

老人福祉施設などでは
疥癬を出さないために注意が必要ですが
ショートの利用や他施設の利用、病院からの入所などで外部からの感染経路があり
難しい問題の一つであります。

『疥癬ってどのような病気ですか。』

主な症状は激しいかゆみです。

ヒゼンダニが皮膚に寄生する事により引き起こされる感染症です。

メスのヒゼンダニが皮膚の最も外側の層(角質層)にトンネルを掘り
卵を産み付けます。

ダニの幼虫は数日で卵からかえり1ヶ月生存します。

その事により、虫や糞に対するアレルギー反応により激しいかゆみが生じるのです。

『ヒゼンダニの弱点は。』

熱・乾燥に弱いので、50度では10分間で死滅します。

人の皮膚から離れると長生きできませんので
離れてしまうと数時間で感染力を失います。

人肌の温度以外では動作が鈍くなります。

『感染経路は。』

皮膚と皮膚が接触する事による感染:
 一緒に暮らしているだけでも感染する事があり雑魚寝病とも呼ばれています。

寝具の共有などによって感染:
 仮眠室や当直室を利用する機会の多い場合では、布団などを共有する事で感染する事があります。

角化型疥癬(重症型)の患者さんを介した感染:
 寄生するダニの数が桁違いに多く「疥癬」に比べると感染力が強くなります。

『心配な時には。』

下記のポイントに該当する項目が2つ以上ある時は、皮膚科の受診をお勧めします。

1.夜間に増強してしまう痒みがある場合。

2. 皮膚に湿疹やしこり症状がある場合。

3. 家族に同じような症状を持つ人がいる場合。

【家族が疥癬と診断された場合は】

 家族が疥癬にかかった場合、同居している家族が予防的な治療を行う事があります。主治医に相談しましょう。

 普通の「疥癬」の場合、治療が終了するまで、以下のような対応をします。
(消毒・殺虫剤使用などは必要ありません。洗たく・食器の共有なども通常通りです。)

1.手洗いの励行。(本人・ご家族)

2.体を拭くタオル、スポンジ、バスマットなどを共有をしない。

3.部屋にこまめに掃除機をかけたり換気をする。

【感染した時の対応】

通常疥癬であれば、隔離・室内駆除不要で特に何も行う必要はないが
ノルウェー疥癬の場合は感染力が極めて高いので個室に隔離、室内駆除も行いましょう。

毎日入浴後、皮疹部だけでなく、首から下の全身にオイラックス軟膏を塗りましょう。

ノルウェー疥癬では、オイラックスだけでは治療困難のため
r-BHC1%含有外用剤(リンデン)等を全身くまなく(頭部、顔面にも)塗りましょう。

虫さされや湿疹などと区別が難しいので、皮膚科を受診しましょう。

【治療後どのくらいでよくなるの?】

有効な治療が行われた後2、3日で、新しい疥癬トンネルや発疹は出なくなります。

痒みは2週間〜3週間持続します。
(ダニの体や糞などが皮膚の中にしばらく残るため
それに対するアレルギー反応の持続であり、感染の持続を意味するわけではありません。)
→痒みは、弱いステロイドや抗ヒスタミン薬で治療できます。

【二次感染を防ぐためには?】

ダニは50度以上、10分間で死滅するので、基本的には加熱処理で殺虫します。

殺ダニ薬のペルメトリン(バルサン、ゴキブリジェット、スミスリンなど)1回散布します。

衣類、シーツ類の毎日入浴後に交換…天日干し
乾燥機で加熱・乾燥患者の衣類は別に洗濯、タオル等の共用は避けましょう。

電気掃除機で掃除します。

洗濯機の消毒は不要(通常疥癬)浴室浴槽・モップ・雑巾・ストレッチャー等の熱湯消毒(ノルウェー疥癬)

患者病室へ入る時は予防衣を着る。退院後のベッド、病室は2週間使用をしないようにしましょう。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
最後まで読んで頂きありがとうございます。

それでは、失礼します。

【教育アドバイザー】 高田でした。

現在休刊中です
解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る