野球小説アンドロメダ  RSSを登録する

野球マンガみたいな野球小説です。ホームドラマのような野球小説です。流し読みでOKの野球小説です。年齢、性別関係なく読めます。魅力あふれる若者たちの未来を想像していただければ幸いです。20XX年、新プロ野球伝説・アンドロメダ、プレーボールです。

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2009/07/10

野球小説アンドロメダ

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 20XX年、未知なる魅力あふれる野球戦士たちが、それぞれの夢達成のゴール
に向かって、走り出した。それは理想の世界だろうか、それとも…。





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 球界の危機的状況を感じ取った選手会リーダー・高杉明太郎はある日、東京グレート
総務課長の村澤三四郎、マネジメント会社アンドロメダのリーダー・大田原健太郎と出
会い、未知の魅力にあふれた選手の発掘を誓う。そして舞台は全国の高校へ。アンドロ
メダ球児たちの夏が始まった





☆☆☆☆☆Jと小次郎6



 モデル兼高校球児・速水拳(桜福坂3年)のアンドロメダ講習は基本的に午後9時から
深夜12時まで行われた。急に決まったので十分な設備はない。それでも、精一杯の教材、
講師を調査員・神威小次郎は用意した。そして手に取るように感じたという。その進化を…。






 神威は速水にこう告げた。





 「ジェイ!(神威は速水のことをこう呼んでいた) おいはできる限りのことば、するけ
ん。おいもそうやることが楽しかけん、やるけん。ばってん、今から言うことだけは守って
ほしかとさ…」




 それは…

 

 ひとつ、高校生活を今まで以上に楽しむこと。




 ひとつ、勉強もおろそかにしないこと。




 ひとつ、桜福坂野球部練習に休まず、参加すること




 ひとつ、応援してくれるファンを大切にすること。




 ひとつ、応援してくれるファンに感謝すること。




 ひとつ、桜福坂・張池監督を尊敬すること。





 ひとつ、チームメートを大切にすること。





 ひとつ、チームメートに感謝すること。 





 ひとつ、笑顔を忘れないこと。






 ひとつ、……などなど

 



 ここでは紹介しきれないほど、いろんな約束事項が書かれていた。そして速水は遵守
することを誓ったという。







 学校へ戻った速水は明るさを全面に出した。桜福坂は公立の普通校で共学だ。当然、女
子のあこがれの的でもあったが、そんな彼女たちにも、つとめて普通に優しく接した。笑
顔がさらにキラキラ輝いた。人気はさらに高まった。







 速水は成績も優秀だった。野球部の練習とモデル業で勉強する時間はほとんどなかった
にもかかわらず、トップクラスの頭脳の持ち主だった。集中力があるからだと思う。1時
間なら1時間、勉強すれば、他のことは全く耳に入らなかった。すべて、効率よく吸収し
ていった。まさにスーパースターだったわけだ。






 桜福坂野球部は昨夏、32年ぶり2回目の甲子園出場だった。文武両道を掲げていると
はいえ、スポーツはそれほど盛んではない。どちらかといえば進学校だ。特にここ20年
は、どの運動部も全国レベルの成績を残してはいなかった。それだけに野球部の昨夏マン
モス切符は「奇跡」と言われたものだ。それこそ、学内に有名モデルがいて、それが野球
部のエースなんて「奇跡」以外の何ものでもなかった。








 速水は長崎の離島出身だ。両親のもとを離れ、桜福坂の寮で暮らしている。有名モデル
となって以来、寮にも連日、追っかけがやってきていたという。黒平寮長もその対応には
苦慮していたそうだ。







 そこで神威は今回、速水のバックアップを行うにあたって、まず黒平寮長に相談した。
深夜12時までの練習は門限を越えるし、練習前には神威が車で迎えにいくということも
あった。その了解を得るためだ。







 「じゃぁ、そがん感じでよかですか。お願いします」

 




 神威の真剣な話に黒平寮長も理解を示してくれた。ただし、夜、出かける時に外には追
っかけがいるので、騒ぎにならないように、と注意された。それと、写真雑誌や週刊誌に
も気をつけてほしいとも…。とりあえず、神威はスポーツ店関係者を装って、寮に車をつ
け、速水を気がつかれないように後部座席に乗せて、出発するやり方でいくことになった。


 





 アンドロメダ講習第1日目。速水を乗せた神威運転のワンボックスカーは目的地に向かっ
て走っていた。速水は有名人だけに、人目につくところは避けなければいけない。それを踏
まえて神威はある場所を用意していた…。


                            つづく


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 アンドロメダの物語はフィクションです。実在の人物、地名、組織には一切関係あり
ません。
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